カワサキモーターインドネシアがSNSで写真を公開した。そこには4気筒250ccエンジン搭載のNinja ZX-25Rと、単気筒のNinja 250SLが向い合わせとなった状態で写っている。これが示唆するものとは? そう、市販は近づいている、間違いなく……!
カワサキの焦らし上手に、まんまと踊るヤングマシンなのだ
日本では2020年秋だが、インドネシアでは半年早いスケジュールで今春にも発売されるとウワサされていたニンジャZX-25R。どうやらそれは確かな話だったようだ。
2019年10月10日、東京モーターショーに先駆けて1台のカワサキ250ccマシンが発表された。事前のティーザー映像では、すわ! 4気筒250ccか!? と思わせておいて単気筒のニンジャ250SL(インドネシア仕様)だったわけだが、すでにニンジャZX-25Rの存在をキャッチしていた我々は、これを盛大に早とちり。今となっては笑い話だが、東京モーターショーでZX-25Rがサプライズ発表される前に勇み足をしてしまったのである(関連記事参照)。
その後、10月23日には東京モーターショーで無事に(?)ZX-25Rが発表され、我々ヤンマシスタッフもホッと一安心。その後に順次発表された情報によれば、日本におけるZX-25Rの発売時期は2020年秋とされ、ニンジャ250SLについては国内発売はなさそうだ、ということに落ち着いた。つまり日本においては『しばらく待ち』ということになったわけだ。
しかし、250ccクラスが事実上のトップカテゴリーとなるインドネシアでは事情が異なる。4気筒250ccに対する熱望の度合いは半端ではなく、また実際のセールスも桁違いになることが予想される。令和2年度排出ガス規制への対応も含め日本仕様の発売までには一定の時間をかけつつも、インドネシアでは今春の発売が既定路線と言われていた。
そこへきて、この写真の発表である。すでにインドネシアのSNS上では大きな反響があるようで、この熱は日本にも伝搬してきそうな勢いだ。YM編集部の独自情報によれば、かつてのZXR250の最高出力45psを超えるパワーと、ビッグバイク顔負けの電子制御が組み合わされることになりそう。なんならインドネシアで発売されたら一刻も早く試乗に飛びたいところだが……。
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