コスパ抜群のミドルアドベンチャーマシンに、オフロードマシン ゴー・ライドの編集長が試乗してみた

【KTMインプレ】ミドル・アドベンチャー 790 ADVENTURE そのバツグンの使い勝手に再注目!

  • 2019/9/16

リッターオーバーの排気量を持つアドベンチャーマシンは世界的に人気だが、ここ最近は排気量を800cc程度にダウンサイジングしたミドル・アドベンチャー人気が急上昇中! 今回は、前回の“R”に続いてスタンダード仕様の790アドベンチャーを公道中心に試乗する。

【KTM 790 ADVENTURE】価格:149万円(8%税込)発売中

トレール並みのシート高が抜群の取りまわしやすさを発揮

オンオフパターンのエイボン・トレイルライダーを履き、ダウンフェンダーを装着した790アドベンチャー。こちらは舗装路メインで試乗してみたが、兄弟モデルのRより大幅に足着き性が改善されたこともあって、車体をひとまわりコンパクトに感じた。最初はストリートモードで乗ってみたが、レスポンスとパワー特性がマイルドになり、スムーズな扱いやすさが際立った。しかし、ラリーモードにすると一変。レスポンスとパワー特性がシャープになり、ミドルクラスらしい気持ちのいい加速感を楽しめた。舗装路ではRよりも取りまわしやすいが、フラットダートは問題なく通過できる走破性も持っている。まさにアドベンチャーマシンらしい乗り味になっている。

ストリート、レイン、オフロード、ラリーに合わせたエンジン特性がセレクト可能。レイン、オフロードは滑りにくいパワー特性で、ストリートはキビキビした印象。ラリーはダイレクトかつパワフルな乗り味だった。

低中回転重視の特性にセッティング変更

写真左:最高出力94HP/8000rpm、最大トルク88Nm/6600rpmを発生する並列2気筒はデュークと同時開発。LC8cとも呼ばれる新設計エンジン。写真右:しかし出力特性は変更され、低中速トルクはデューク用より太く、最大トルク発生回転も下げられ、オフロードで扱いやすいセッティングになっている。

KTM 790 ADVENTURE DETAILS

ホイールサイズはRと同じフロント21・リヤ18インチだが、前後サスの変更で明らかに低くなっている。ABSは車体のバンク角に合わせた制動力を発揮するコーナリングABSと、リヤをカットできるオフロードABSの2タイプに設定できる。

シート高850mmで、両足の指の付け根まで着く。アドベンチャーマシンとは思えない良好な足着き性を実現している。

高い防風効果を発揮するロングタイプのシールドを標準装備。

タンダムシートとは別体式のライディングシート。足着き性を考慮し、着座部分はかなり低くなっている。

ストローク量200mmの前後サス。リヤはプリロード調整が可能で、荷物を満載するキャンプツーリング時にも快適な乗り心地となるようセッティングできる。16舗装路でのグリップ力、静粛性など、オンロードでの使用をメインに設計されたエイボン・トレールライダーを装着。フラットダート程度なら走破できるグリップ力も発揮する。

シリーズモデル790ADVENTURE / R 共用パーツ

エアクリーナーエレメントはシート下に設置。フタを外せばエレメントにアクセスできる。

写真左:クロモリ鋼管フレームは格子状のサブフレームと組み合わされる。ハンドルポスト付近にはステアリングダンパーが標準装備され、マシンの安定性向上に貢献。写真右:燃料タンクは車体下方へ伸ばした独自の形状。ヒザまわりがスリムになり、それも車体をコンパクトに感じさせてくれる。

5インチフルカラーTFT液晶ディスプレイ。エンジンモード、ABS、トラクションコントロール介入度などを設定できる。

写真上:ディスプレイの操作はクラッチレバー側に設置されたボタンで行なう。グローブをつけたままでも操作できる。写真下:ディスプレイ下には12VDCソケットを標準装備。

KTM 790ADVENTURE  主要諸元

全長×全幅×全高NA、シート高830/850mm、最低地上高233mm、ホイールベースNA、総排気量799cc、エンジン型式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒、ボア×ストローク88.0×65.7mm、圧縮比NA、最高出力94PS、最大トルク88N・m、燃料供給装置形式電子制御燃料噴射装置、燃料タンク容量20L、乾燥重量189㎏、1次減速比/2次減速比NA、変速機形式6段リターン、キャスター角/トレール25°90′/NA、フロントブレーキ油圧式ダブルディスク、リヤブレーキ油圧式ディスク、フロントタイヤサイズ3.00-21 51P、リヤタイヤサイズ120/80-18M/C 62P、カラーエクストリームレッド、ブラック

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ゴー・ライド編集部

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