
よいよ夏本番!薄着になるこの季節、「ちょっとお腹まわりが気になるから、ヘルシーな食事を意識しよう」と、野菜中心のメニューに切り替えている方も多いのではないでしょうか?しかし、ここに大きな落とし穴があります。「揚げ物は控えているから大丈夫」「ヘルシーそうだから」と選んだその食事、実はあなたが想像している以上に、たっぷりと脂肪が含まれているかもしれません。今回は、大正製薬株式会社が約3,000人を対象に実施した「脂肪への意識調査」の結果をもとに、私たちが陥りがちな「隠れ脂肪」の実態と、賢い対策法に迫ります。
●文:ヤングマシン編集部
驚愕!女性の約2人に1人、男性の約3人の1人が「脂肪のとりすぎ」という事実
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、1日の総エネルギーのうち、脂肪からとるエネルギーの目標量は20%以上30%未満とされています。
しかし、実際のデータ(令和5年国民健康・栄養調査)を見てみると、この目標量を超えてしまっている人の割合は以下の通り。
- 男性:37.4%(約3人に1人)
- 女性:46.4%(約2人に1人)
「えっ、そんなに!?」と驚く方も多いはず。そう、現代日本の食生活において、特に女性の約半数は知らず知らずのうちに“脂肪過多”な状態に陥っているのです。
なぜ気づかない?私たちが「脂肪量」を見誤る理由
なぜこれほど多くの人が脂肪をとりすぎてしまうのでしょうか。同調査で「食事を選ぶときに意識している指標」を尋ねたところ、興味深い傾向が見えてきました。
| 順位 | 意識している指標 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | カロリー | 約40.6% |
| 2位 | たんぱく質 | 32.5% |
| 3位 | 炭水化物・糖質 | 約32.2% |
| 4位 | 脂肪 | 約26.4% |
食事を選ぶときに意識している指標
ここ10年ほどで「糖質制限」という言葉がすっかり定着したこともあり、糖質やカロリーに目を光らせる人は増えています。その一方で、脂肪の量にまで意識が回っている人は、わずか4人に1人程度。脂肪は最も見落とされがちな「隠れ栄養素」になっているのです。
あなたはどっち?「メニューの脂肪量」クイズ
では、私たちは普段食べているものの脂肪量を、どれくらい正しく把握できているでしょうか?調査で行われた「どちらのメニューが脂肪量が多いか」というクイズの結果をご紹介します。あなたの予想は当たっていますか?
Q1. ビーフカレー VS ドリア
- みんなの予想: 「ドリア」と答えた人がビーフカレーの約2倍。
- 正解は……: 「ビーフカレー」 の方が脂肪量が多い!
ビーフカレー VS ドリア
Q2. 焼き鳥(皮) VS とんこつラーメン
- みんなの予想: 「とんこつラーメン」と答えた人が圧倒的。
- 正解は……: 「焼き鳥(皮)」 の方が脂肪量が多い!
焼き鳥(皮) VS とんこつラーメン
Q3. ショートケーキ VS たい焼き(粒あん)
- みんなの予想: 多くの方が正解の「ショートケーキ」を選択。
- ここが落とし穴!: 実は、ショートケーキの脂肪量はとんこつラーメンやドリアをも上回るのです。
ショートケーキ VS たい焼き(粒あん)
(データ引用:『毎日の食事のカロリーガイド第3版』女子栄養大学出版部)
見た目がギトギトしているものや、チーズがのっているものに目が行きがちですが、ルーに脂肪が溶け込んでいるカレーや、素材そのもの(鶏の皮など)に脂質が凝縮されているメニューは、想像以上にハイ脂肪。見た目の「ヘルシー感」に騙されない目が求められます。
今日からできる!「隠れ脂肪」を防ぐ3つのステップ
食事の見た目やボリュームだけでは判断しづらい脂肪量。無理なくコントロールするために、まずは次のことから始めてみましょう。
- 「なんとなく」のイメージを捨てる 〜「野菜が入っているから」「和食っぽいから」と安心せず、まずは市販品ならパッケージの「脂質」の項目をチェックする癖をつけましょう。
- 調理法や食材選びを少しだけシフトする〜 お肉を選ぶときは脂肪の少ない部位(鶏むね肉や豚ヒレ肉など)を選んだり、炒め物の油をスプーンで計量して使うなど、小さな工夫で脂肪量はグッと減らせます。
- 自分の食生活を「見える化」する〜 食べたものを記録してみると、「あ、ここで意外と脂肪をとっていたんだ」という気づきが生まれます。
まとめ:小さな意識の積み重ねが、すっきりした夏を作る
脂肪は私たちの体に必要な栄養素ですが、現代人は気づかないうちに摂りすぎてしまいがち。まずは「今日食べたものに、どれくらい脂肪が入っていたかな?」と振り返ることからスタートしてみませんか?
その小さな意識の積み重ねこそが、夏の軽やかなカラダと、これからの健康な毎事を作っていく一番の近道です。
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