
青島文化教材社は、懐かしの日本映画『トラック野郎』シリーズ第1作目『御意見無用』の公開50周年を記念し、主人公・星桃次郎の愛車「一番星号」を1/32スケールのプラモデルとして2025年8月に発売する。
●文:ヤングマシン編集部
日本映画史の記憶に残り続ける『トラック野郎』シリーズ第1作
『トラック野郎 御意見無用』は、1975年に公開された鈴木則文監督による日本映画。東映製作/配給の『トラック野郎』シリーズの記念すべき第1作に当たる。
物語は、派手な装飾を施した11トントラック「一番星号」を駆る主人公・星桃次郎(菅原文太)と、相棒の「やもめのジョナサン」こと松下金造(愛川欽也)のコンビが巻き起こす騒動を描く。桃次郎は独り身で全財産をトラックに注ぎ込み、気ままな生活を送っている。一方、ジョナサンは妻子持ちでありながら「やもめ」を自称する男である。
ある日、桃次郎は東北のドライブインで働くウェイトレスの洋子(中島ゆたか)に一目惚れする。しかし、洋子には人身事故を起こし、賠償金の重圧から逃れようとしている婚約者・明がいた。桃次郎は洋子の恋を成就させるため、彼女を乗せて明が日本を脱出しようとする漁港まで一番星号を激走させる。
本作は、豪快なトラックアクション、菅原文太と愛川欽也の息の合ったコミカルな掛け合い、そして人情味あふれる物語が魅力。ライバルとの競争や喧嘩、マドンナとの恋愛模様といったシリーズの基本要素が確立されており、後の作品にも大きな影響を与えた。破天荒ながらも義理人情に厚い桃次郎のキャラクターは多くの観客を魅了し、本作の大ヒットによってシリーズ化されることとなった。痛快娯楽作品として、今なお多くのファンに愛されている。
伝説の「一番星」が50年の時を経てプラモデル復活!
この映画の主人公・桃次郎の相棒として登場する「一番星号」は、派手な装飾と電飾、そして運転席の星桃次郎の熱い魂を乗せて日本中を駆け巡った。今回、青島文化教材社より発売される1/32スケールのプラモデルは、その勇姿を細部までこだわり再現。50周年記念ロゴ入りの特別なパッケージで提供される。
製品の大きな特徴として、荷台部分は作りやすさを重視したクローズドボデーと、積荷までリアルに再現できるオープンボデーのどちらかを選択して組み立てることが可能。 また、荷台のパネルに描かれるイラストも、手軽に再現できる紙シールと、より本格的な仕上がりを目指せるデカールの2種類が用意されており、購入者の好みに合わせて楽しむことができる。
ただいま受注予約受付中。発売は2025年8月を予定している。価格は2万1780円だ。
映画公開から半世紀という節目に蘇る「一番星号」。当時映画に熱狂したファンはもちろん、デコトラやプラモデルを愛する多くの人々にとって、見逃せない製品だ。この機会に、伝説のトラック野郎の世界をその手で組み立ててみては?
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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