
●文:ライドハイ編集部(根本健)
こんなときに感じる、前輪の違和感
自宅を出て、最初の交差点を曲がるとき、ハンドルがイン側へ勝手に切れて慌てたことありませんか。前輪が内側へ切れ込んでいく感じで、けっこうグイグイともってかれるので、ハンドルを抑えなければならず、さすがに一旦バイクを降りて、前輪がパンクしてないか指でタイヤを押してみたり…。
もしくはツーリング中、そこそこ気持ちよくワインディングのコーナーを駆け抜けているとき、小さなヘアピンにさしかかったら、前輪がグラッとイン側へ強く切れ始め、慌てて車体を起こした経験があったりしませんか? このように思惑と違うことが起きると、その日は自分のバイクが信用できなくなり、楽しさも吹っ飛んでしまいますよネ。
前輪は、日常だと停車寸前のスロースピードでバランスを取るときのハンドル操作とか、Uターンを始めるとき、あらかじめハンドルを切って前輪を内側へ向ける操作とかを除けば、特に気にしたりはしない、いわば黒子的な存在。それがいきなり勝手に主張するのですから、ライダーはビックリして当然です。人によってはしばらくトラウマになってしまうほどなので、この対処法は知っておいたほうが良いに決まってます。
では、なぜこんなコトが起きるのでしょう?
実はバランスを崩すきっかけを与えている
前輪は構造上、後輪が進んでいく方向へ追従する従輪の役割をしています。簡単にいうと、後輪の動きを妨げない機能を最優先に設計されているのです。なので、2輪車がハンドルを切って曲がれないのはご存じのとおり。
…という基本機能なのに、前輪が勝手に内側へ行こうとライダーが感じるほどに切れ込むのは、そこにいくつかのアンバランスを生じているからです。
一番多いのが、曲がろうとしている旋回で、車体(後輪)のバンク角より前輪が深いバンクをしているような状況が考えられます。
エッ、前輪のバンク角が後輪と違うって?? 詳しい説明を理解してもらうには専門知識が必要なので、誤解を恐れず大雑把に説明しますネ。
前輪はそもそもキャスター角という斜めの角度をつけたステアリング軸で支えられています……
※本記事は2021年3月5日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
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