
[Q] オートバイにもだいぶ慣れましたが、ブレーキングが苦手です。カーブのどのあたりから、どの程度かければいいのかわかりません。そのため、かなり前で速度が落ちすぎて、加速し直すこともあります。
●ライドハイ編集部(根本健) ●写真:柴田直行 折原弘之 真弓悟史
[A] ハードなブレーキングをイメージしすぎ? ちょうど良い速度まで減速するコツは…
MotoGPなどのレースでは、ハードなフルブレーキングで、マシンの後輪が浮いているスローモーション映像が流れることがあります。コーナー手前のブレーキングには、こうした限界まで攻めているイメージがあるかもしれません。
そこまでリスキーに走らないまでも、コーナー手前でちょうど良い速度まで減速。そのまま深いバンクで駆け抜けたらカッコいいし、満足度も高い…。そんな憧れがあるのかもしれません。
でも、実際のワインディングは、ブラインドコーナーがほとんどで、先が見えないコーナーばかり。いざコーナーにさしかかったら、速度が速過ぎて曲がりきれない…。そんなリスクを考えてしまい、速度を落とし過ぎて、カーブの入口で再び加速する始末。
どうしたらキャリアのあるライダーのように、あのちょうど良い速度で、吸い込まれるようにコーナーへリーンしていけるのか? まだ、コーナリングに慣れていない時期には、そこが知りたくなるポイントですよネ。
最初にお伝えしておきたいのが、「カーブに対する警戒心を払拭したい」とお考えにならないことです。
バイク乗りにとって警戒心は、身を守る防衛本能が正常に働いている証。怖さを感じなかったら、どれほど危ないか…。慣れていないことや、いつもと違う気配を感じたとき、この警戒心こそがあなたを救うすべてだからです。
さて、ちょうど良い速度と大きく違わない進入速度にするための第一歩からお話しましょう。
「何速で曲がるか」を最初に判断する
まずは、目の前に迫ってくるコーナーを“何速を使って曲がるか”を、決めることから始めます。たとえばコーナーの手前で、カーブの入り口の曲率、つまりどれだけ曲がっているかを判断するのです。
具体的には、カーブのアウト側の縁が120度くらいの緩さに見えたら4速、90度くらいに見えたら3速としておきましょう。この予想したギヤに、シフトダウンしてエンジン回転数が4000回転以上にならないよう、ブレーキを使って調整しておくのです。
【コーナーの曲率を手前で判断】適切なブレーキングに必要なのは、次のコーナーを何速で曲がるのか決めること。そのため入り口の曲率を手前で判断する。アウト側の縁が120度程度なら4速、90度程度なら3速にして、エンジン回転数が4000rpm以下にしておく。
※本記事は2021年7月16日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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