
[Q] ツーリング先で、気がついたらガス欠寸前になり、ガソリンスタンドにたどり着くまで心が縮む思いで走りました。“燃費が稼げる乗り方”を意識すればいいのでしょうが、ふだん考えたこともないので、いざというときの備えに知っておきたいです。
●ライドハイ編集部(根本健)
[A] スロットルを大きく捻らず、低いエンジン回転域で走りましょう
気がついたら燃料計が「E」の域に限りなく近かったり、バイクによってはウォーニングランプが点灯して、すぐ燃料補給するよう注意を促してきたり。
景色に見とれていたり、ワインディングを楽しみすぎて、ついガソリンスタンドに立ち寄るのを忘れてしまうことって、ありますよね。それが山の中だったりすると、ガソリンスタンドがある街は遠いし、途中でガス欠になったらと、不安ばかりが募って、なんとも嫌な時間を過ごすことになります。
さて、そんな場合に燃料をできるだけ使わずに走る方法ですが、基本は“エンジンの回転を低いまま走る”ことです。
スロットル開度を少なくすれば、燃料が送り込まれずに燃費が良くなると思い込みがちです。それも理屈としては間違っていませんが、ふだん使っている回転域のままスロットル開度をちょっと開けるだけにしても、じつは燃料消費はそれほど減りません。
エンジンは、爆発回数=回転数が少ないほど、燃料の消費回数も減ります。つまり、低い回転域でスロットルをあまり開けない操り方に徹するのです。
その際の問題は、上りの坂道ですネ。上りで速度が下がってきたら、スロットルを開けるのではなく、ひとつ下のギヤへ落としましょう。当然ですが空吹かしなどせずに、コツンとシフトダウンして、丁寧にクラッチミートさせます。
燃費を稼ぎながら走るためには、エンジンの回転数を低く保ち、スロットルをむやみに大きく捻らないことが大事。上り坂ではスロットルをそのまま開けるのではなく、空吹かしせずにギヤを落とすようにする。危険のない速度域の中でできるだけ低回転を維持する。
山から下りるとき、下り坂が連続するからと、燃料節約のためエンジンを切ってしまうのもよくありません。エンジンが回っていないと、何かあったときのとっさの回避など、後輪の加速で安定した方向転換が得られない事態に陥ります。
また、クラッチを切ったままで空走させるのもやめましょう。クラッチハウジングの中で、回転差が大きくなったままだと、発熱するなど、じつは負荷となることが多いからです。
もちろんエンジンブレーキも……
※本記事は2021年8月5日公開記事を再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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