
小排気量にフレームからリヤフェンダーが別体化してスーパースポーツだけの前後18インチ!
1964年、ホンダは最もポピュラーだった90ccクラスに画期的なバイクをリリースした。
その名もCS90。当時はクラスでベンリィがアタマについていたが、125ccまでの主に実用車が主体だった時代だけに、ユーザーはCS90としか呼ばなかった。
そして何が画期的って、リヤフェンダーがプレスバックボーンのフレームから別体化し、前後に125ccや250ccのスーパースポーツと同じ18イン径のタイヤを履いていたのだ!
1960年代は、たとえば実用車のスーパーカブに対し、スポーツ系として燃料タンクを両足で鋏んで跨がるスポーツカブC110が少数だが生産されていたくらいで、スーパースポーツのCB72(250cc)のようにパイプフレームでリヤフェンダーが独立したフォルムではなかった。
折りしも1961年にホンダは125ccと250ccで世界GPのタイトルを獲得、DOHC4気筒のRC164や、勢いに乗って50ccクラスまで4ストロークで闘うホンダに傾倒する若者が激増していた。
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