キャリアが浅いと視線は前輪のすぐ前ばかりになりがち。心当たりがあるライダーも多いのでは? でも、じつは近くを見るほど危険を見落としがちだったりする。
●記事提供: ライドハイ編集部
どうしても手前ばかり見てしまう
バイクに不慣れだと、走り出すと視線が前輪のすぐ前、下のほうに落ちてしまいがちだ。しかし、あまりに至近ばかり見ていると、前方のクルマやバスのブレーキランプを見落とすなど、危険察知が遅れてしまう可能性もある。
またキャリアを積んだライダーでも、カーブが連なるワインディングを走るとき、先のコーナーの様子を見極めるのに、近くばかり見ていないで遠くを見るように、先輩から注意やアドバイスをうけたこともあるだろう。
この近くのすぐ下ばかり見てしまうのは、自信がなかったり不安が多かったりすると、まず目の前から先に気になるのでムリもないことなのだが、それこそ前車の車線変更を見落としで追突しそうになったり、慌ててカーブの前で急ブレーキをかけたりと、かえってリスクを増やしてしまうことが少なくない。
そしてこれが一番問題なのだが、何かを見つめるとき意識せずともやっている視線の焦点を合わせる行為が、奥から手前に流れてくる路面の上をひっきりなしに上下動を繰り返してしまうことになる。
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