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関西のコンストラクターを経た後、スズキエンジンを搭載してTT-F1クラスにエントリーしていたモリワキモンスター。Sさんが入手した当時は現在とはまったく異なる状態で、潰れたアルミタンクが搭載されていた。そこで当時を知るモトジョイ佐藤会長に修理を依頼してタンクを切開すると、内面に「タダ」という文字があり、40年以上前に多田氏用に製作されたタンクであることが判明。これを見たSさんは、できる限り忠実に多田仕様を再現しようと奮闘中。角断面のスイングアーム/モリワキKYB/ビートマグ/TZローターなどの足まわりをはじめ、シリンダーヘッドやカムシャフトもモンスター用パーツを入手。Z1ファンクラブを通じて得た仲間の協力には感謝しかない、とSさん。現在のカウルは中/後期型のフォルムで、ずっと探しても見つからない前期型を装着すれば、完全なるモリワキモンスター多田レプリカが完成する。