最終戦は史上初の3レース制。土曜日にレース1(20周)、日曜日にレース2(12周)とレース3(15周)が行われた。レース2も、すでにチャンピオンを決めたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が圧倒的な速さで駆け抜けていった。
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
1位:中須賀克行、2位:渡辺一樹、3位:清成龍一
レース2は、10時20分にスタート。ホールショットは清成龍一(TOHO Racing)が奪う。中須賀、榎戸育寛(SDG Honda Racing)が続いて1コーナーに進入、作本輝介(Astemo Honda Dream SI Racing)4番手、渡辺は出遅れて5番手、この5台がトップグループを形成してオープニングラップを通過する。セカンドグループトップの6番手に秋吉耕佑(Murayama.Honda Dream.RT)、7番手:岩田悟(Team ATJ)、8番手:岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)9番手:濱原颯道(Honda Dream RT桜井ホンダ)、10番手:生形秀之(S-PULSE DREAM RACING・ITEC)の上位10台。
2周目のMCシケイン、3番手を走行していた榎戸が転倒、早々に戦線離脱してしまう。3周目のホームストレートで渡辺が作本を捉えて3番手に浮上する。清成と中須賀、渡辺と作本の間隔がコンマ7秒ほど空く。4周目のスプーン立ち上がりで清成のリアが若干暴れる。その隙を逃さず中須賀がバックストレートでトップに浮上する。
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