キースター [KEYSTER]
キャブレターのセッティングやオーバーホールに必要なインナーパーツを自社で製造しリーズナブルな価格で提供

「KYESTER(キースター)」のブランドネームで知られる岸田精密工業は、1941年の創業以来、自動車やバイクのキャブレターパーツを製造し続けてきた老舗メーカーです。
そもそもキャブレターのインナーパーツ開発と製造は自動車向けに始めた事業でした。自動車におけるフューエルインジェクション化はバイクより早く、新車では1980年代にはキャブレターは少数派となっていきます。しかしその後もキャブレター仕様の自動車は市場に残り、海外では2000年代以降も数多く走り続けています。フューエルインジェクション車は電子制御のコンピュータにトラブルが生じると走行できなくなりますが、キャブレターはすべてがアナログな分、消耗部品を取り替えることでかえって長く使えるというわけです。
バイク用の「キャブレター燃調キット」は、長年に渡るキャブレターパーツ製造のノウハウを活用しながら、自動車用の補修パーツとは異なるコンセプトで製品化しています。キャブレター内部のジェットやニードルのサイズを小さな物から大きな物まで複数セットすることで、キャブレターのセッティングを変更できるようにしたのが最大の特長です。
例えばマフラーを交換して排気効率が向上すれば、キャブレターはノーマルマフラーの時よりも多くの空気を吸えるようになります。逆に走行距離がかさんでエンジン本体のコンディションが低下すると、新車の時ほど空気が吸えなくなることもあります。機種別に設定された燃調キットを活用すれば、純正状態に対してガソリン流量を増減させることができます。これはバイクメーカーの純正部品ではできない、燃調キットならではの大きな利点となります。
原付から750ccオーバークラスまで、500機種以上のラインナップを数える燃調キットは、人気カテゴリーである絶版車のキャブレターのコンディションを保つために役立つパーツです。絶版車にとって純正部品の販売終了は重大な問題となりますが、燃調キットはそうした機種にとっても大いに役立ちます。
またキースターでは純正キャブレター用の燃調キットだけでなく、レーシングキャブレターとして人気のケーヒンFCR用燃調キットも展開しています。このキットはジェットやニードルだけでなく、メーカーも設定していないミドルボディ用ガスケットを加えることでフルオーバーホールが可能となるのが特徴です。さらにFCRキャブレターの経年劣化として代表的なボディの段付き摩耗を解消する、逆転蘇生キットの製品化も実現しています。
キャブレター内部のジェットやニードルは小さな部品ですが、エンジンの好不調を左右する重要な要素です。セッティングからオーバーホールまで、あらゆるキャブレターいじりに活用いただけるのが燃調キットです。
※本記事はキースター [KEYSTER]が提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。