まったく新しい考え方で設計されたエンジンは、空気、燃料、オイルを完全に分離してそれを制御して要求するという発想。リードバルブが提供するのはあくまでも空気だけであり、その周辺にチャネル構造で設けられたオイル吐出口から回転数に応じて適切にオイルを吐出する。ガソリンを噴射するインジェクターはリードバルブブロックの中央に独立して位置しているため、これも狙った時に狙った量だけを正確に噴射し、霧化させる。VINSがEURO5をクリアするほどに、2サイクルとは思えないほどエミッションがよいのはこの手によるところ。同時に燃費もよく、おおむね16km/L は走る。この種のスーパースポーツとは思えないほどといってもいい。
イタリアのハンドメイド・マニファクチャラー、Vins Srl社が開発した「今どき」の2ストロークマシンであるVins Duecinquanta(ヴィンス・ドゥエチンクアンタ)。フェラーリでフォーミュラマシンの開発を担当してきたヴィンセンツォ・マッティアと同僚のニコラ・トレンターニが、ビジネス面をサポートする高校時代からの親友、ジュゼッペ・エヴァンゲリスタを誘って2017設立した若いブランドだ。同社 […]





























