
オール・イタリアン・メイドのファンティック製スクランブラーシリーズとして人気を集めるキャバレロ。そのオフロード向けモデルである「ラリー」が2025年モデルで大きな進化を遂げた。従来はスクランブラーをベースとした派生モデルという位置付けだったが、新型はラリー独自の思想を盛り込んだ専用設計へと発展。ここではモータリスト公式YouTubeチャンネルで公開された紹介動画の内容をもとに、新型キャバレロラリー500の進化ポイントをダイジェストで紹介する。さらに詳しく知りたい人は、ぜひ動画本編もチェックしてほしい。
●写真:モータリスト ●文&まとめ:栗田晃 ●BRAND POST提供:MOTORISTS
欧州での人気を背景により本格的なオフロードモデルに進化
2025年にフルモデルチェンジを行ったキャバレロラリー500最大のトピックは、従来モデルから大幅な見直しが図られた車体構成にある。これまでのラリーはスクランブラーの足まわりを強化した派生モデルという性格が強かったが、欧州市場で高い支持を獲得したことで、今回のモデルチェンジではラリー独自の方向性を追求した設計へと進化した。
キャバレロラリー500について語るモータリスト代表の野口氏。
動画はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=Y0E96WwthMQ
その象徴がフロントホイールの21インチ化だ。従来の19インチから大径化することで、不整地での走破性や直進安定性を高め、より本格的なオフロード性能を獲得している。さらに、21インチホイールに対応するためにフロントフォークや車体各部も再設計。ラジエーターの大型化やオイルクーラーの追加など、単なるホイール変更に留まらない改良が施された。
21インチホイールを採用。タイヤは、フロント90/90R-21、リア140/80R-17だ。
これまでよりさらに安心してオフロードを走行できる性能を身に付け、ラリーモデルとして改善、改良を加えられた新型キャバレロラリー500。その進化は見た目以上に大きなものと言えそうだ。
フロント周りをはじめとしたデザインとメーターもアップデート
従来モデルのイメージを継承しながら、外観デザインも刷新された新型キャバレロラリー500。シャープなデザインとなったLEDヘッドライトを採用するとともに、オフロード走行時のダメージリスクにも配慮したヘッドライトガードやウインカーまわりのレイアウトも見直された。
さらに、スタンディングポジションでもライダーの動きを妨げにくい形状へと変更されたサイドカバーにも注目したい。
装備面では、従来モデルから大きく進化したフルデジタルメーターを採用。視認性を高めながら、現代のモーターサイクルに求められる情報表示機能を充実させている。
さらに新型ではトラクションコントロールを搭載。滑りやすい路面や未舗装路での安心感を高める電子制御機能を備えたことで、オンロードからオフロードまで幅広いシーンでライダーをサポートする。機能面の着実なアップデートも魅力のポイントだ。
オフロード初心者も注目したい足付き性と軽量な車体
フロント21インチホイールを採用したことで、新型キャバレロラリー500に対して「足付きが悪そう」という印象を抱く人もいるかもしれない。しかし、紹介動画の中でモータリストの野口氏は、身長170cmに満たない自身がまたがった状態を披露しながら、片足であれば不安なく車体を支えられることを説明している。
インチアップにより車高自体は従来モデルより高くなったものの、サイドカバーの形状変更によって車体中央部がスリム化されたこともあり、数値以上に足を下ろしやすい印象を受けるという。両足べったりではなくても、片足がしっかり接地できれば十分扱えるという点は、多くのライダーにとって参考になるポイントだろう。
扱いやすさを語る上で見逃せないのが軽量な車体だ。キャバレロラリー500の装備重量はガソリンを除いて約150kg。500ccクラスとしては非常に軽量な部類に入る。
動画内でも野口氏は「片足しか着かなくても怖くない」と語っており、その理由として車体の軽さを挙げている。確かに足付きの良し悪しはバイク選びの重要な要素だが、実際の扱いやすさは重量とのバランスによって大きく左右される。
キャバレロラリー500は、軽量な車体によって取り回しや停車時の安心感を高めており、数値以上の扱いやすさを実現している。
オンロードからダート走行まで気負わず楽しめる
21インチホイールやロングストロークサスペンションを備えたスタイルから、上級者向けのモデルという印象を受けるかもしれない。だが新型キャバレロラリー500の魅力は高い走破性だけではない。軽量な車体と自然なライディングポジションにより、オンロードからダート走行まで気負わず楽しめる懐の深さも備えている。
上級者であればオフロード性能を存分に引き出せる一方で、「これから未舗装路にも挑戦してみたい」というライダーにも十分応えてくれる一台に仕上がっている。詳しくは下記に掲載したyoutube動画で確認してほしい。
サイドカバーが足に当たりそうだが、実際にオフロードを走る時は、ハンドル寄りの立ち位置となるので、写真のように足はサイドカバーにほぼ干渉しない。
Caballero Rally 500(MY25) | キャバレロ ラリー 500
エンジン型式:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ EURO5+
排気量:463cc
ボア×ストローク:96×64(mm)
燃料供給装置:電子制御燃料噴射 | ライド・バイ・ワイヤスロットル | スロットルボディ口径:φ46mm
始動方式:セル式
トランスミッション:6速
フレーム:クロームモリブデン鋼高張力鋼管 セントラルチューブフレーム
ブレーキ(F):φ320mmフローテイングディスク BYBRE製ラジアルキャリパー
ブレーキ(R):φ230mmディスク BYBRE製キャリパー
電子制御システム:デュアルチャンネルABSオフロードモード切替可能・トラクションコントロール
サスペンション(F):ファンティック製FRS φ43mm倒立フォーク フルアジャスタブル
サスペンション(R):ファンティック製FRS モノショック プリロード調整機構付き
サスペンションストローク(F/R):200/200(mm)
全長:2194mm
シート高:860mm
ホイールベース:1455mm
タイヤ(F/R):90/90R-21・140/80R-17
車両重量:150kg(ガソリン抜き)
タンク容量:12L
ボディーカラー:メタリックグリーン | サンドベージュ
メーカー希望小売価格:1,400,000円(税込)
もっと詳しくキャバレロラリー500を知りたい方は、モータリストのYouTubeチャンネルで。
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