
ガソリンタンクの塗装を剥がすとき、みなさんならどうしますか? サンドペーパーでシャコシャコ削るか、剥離剤でドロドロに溶かすか?私のお気に入りは、ダイソーの「ナイロンディスク(税別200円)」。その性能は“中途半端”だけど、それがいい! 「ギュイーン」と削って「ぶわーっ」となるけど、「ぴかーん!」となる様子をご覧にいれましょう~!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
塗装を剥すならダイソーにGO!
いきなりですが、ガソリンタンクの塗装を剥離するのです。コレ(↓)が
こう(↓)なって
こう(↓)なりました!
・・・うん。いきなりの結論ですが、次からガソリンタンクの塗装を剥がすなら、ダイソーに行きます。正直、こんなに手っ取り早く塗装を剥がせるなんて思いませんでしたからっ!!
中途半端な性能がヨキヨキ
以前から、個人的に推しているアイテムがあります。
ダイソーの「ナイロンディスク」。ディスクグラインダーに取り付けて使う研磨ディスクで、お値段200円、税込220円でございます。
これがスゲーんだ。…いや、正確に言うとスゲー“中途半端”なんですけどねっ!
金属をガリガリ削るには物足りない。かといって、ピッカピカに磨き上げる道具でもない。削るのもイマイチ、磨くのにも不向きなのですが、この中途半端さが、ある作業にはドンピシャなのです。
そう、塗装剥がし! 塗装はブリバリ剥がすのに、下の金属は削りすぎない。この加減が実にいい。以前、自転車の塗装はがしをやった時は、こんな仕上がりになったのです。
アルミは若干削れてしまうのですが、鉄なら問題なし。しつこいサビですら削れてしまうので、まっさらの鉄の地肌が出てくれるのですよ。てことで、今回もこのナイロンディスクに活躍してもらうことにしましょう!
タンクの塗装剥離に挑む
さて、今回の相手はこちら。年季の入ったバイクのガソリンタンクです。
表面は黒いのですが、傷や剥がれたところから別の色が見えています。しかも、温めると塗膜がブヨブヨ膨らんでくるという、なんとも怪しい状態。何を塗ったんだろう、これ・・・?
油性ペンキとも違うし、水性塗料というわけでもない。フォロワーさんからの情報では、ウレタン塗装の上に部分補修としてラバーペイントが塗ってあるのではないかという予想もいただいたのですが、何にしてもありがたくない状態なのです。
当初は足付けだけして上から塗装する予定だったんだけど、もしこの謎の塗膜がいたずらして、塗装した後にしわが寄ったり、膨らんだり、溶けたりしたらとても厄介なので、だったらいっそ全剥離しようかということになったのです。
ガソリンタンクの全剥離・・・。
これって、やったことある方なら共感していただけると思うんですが、とても面倒くさい作業になるんですよね~。サンドペーパーでシャコシャコ削ろうなんて気が遠くなるし、強力な剥離剤を使うという手もあるのだけど、やばいケミカルだし、臭いし、やっぱり作業自体が大変だってんで、どうしたものかと悩んでた時に思い出したのですよ。
そうだ、ナイロンディスクの出番ではなかろうか?・・・と。
ご照覧あれ!ナイロンディスクの実力とやらを
作業の前に、ここだけは大事なお話。
燃料タンクは、ガソリンを抜いただけでは安全になりません。内部に残った燃料や可燃性蒸気に引火する危険があるため、グラインダーを使う前には、タンク内部の洗浄と安全確認が必要です。また、作業時は防じんマスクや保護メガネなどの保護具を使い、換気と周囲の養生も忘れずに。
ディスクグラインダーにナイロンディスクを装着して準備オッケー。それではいきますよ!? ギュイーン!!
タンクの曲面に沿わせて、押し付けすぎないように少しずつ動かすと、文字通り、みるみる塗装が剥がれていきます!
一番上の謎の塗膜のみならず、その下にある黄色い塗装も一瞬で削れます。するってぇと、その下の白いサフェーサー?の下から、今度は赤い塗膜が出てきました。
赤に始まり、黄色、そして黒・・・どんな歴史をたどってきたタンクなんだろう??そんな思いを馳せながらも、ガンガンに削っていきます。
かなり厚塗りされていたようで、一発で削れるほど甘くはなかったものの、それでもディスクグラインダーを焦らずじっくり動かしていくと、確実に塗料が剥がれていって・・・
こんな感じになりました!
おわかりいただけるでしょうか?隅っこを綺麗に落とすのはちょっと構造上難しいものの、平らな面や曲線部分の広く大きなところは、ものの見事に剥がれてくれました。
なかなかに綺麗でしょ? 粗っぽいサンドペーパーで磨いたら、かえってそれが傷になるし、剥離剤といえども一発で全部落ちるわけではないので、けっきょく最後はサンドペーパーだよりになるところ。
ナイロンディスクは、ここまで磨くことが可能なのですよ。欠点といえば、その周囲が恐ろしく散らかってしまうということ!(この有様↓↓)
もうまわりが汚れるのは覚悟の上ということで、囲いを作るか、養生するか、何にせよ掃除の準備だけはしっかりしておくに越したことはありませんね~。
気になる塗装の仕上がりをご覧あれ!
仕上げに布ヤスリかサンドペーパーで軽くこすってあげると、ガソリンタンクの表面はご覧の状態になりました。
このままだと錆びる危険性があるので、そそくさとサフェーサーを吹いていくことにしますね。プシュー。
ぷしゅー。
はいっ! 上手に塗れました~(自画自賛)
いかがでしょうか??
正直に言っちゃいますと、もっと凸凹が残ると覚悟してたんですよね。最終的にはけっきょくサンドペーパーで磨く羽目になると思ってた。ところが、この仕上がりですよ。贔屓目に見ても見なくても、表面がつるっと滑らか。ちょっと信じられない結果となりました。
ちなみに、このガソリンタンク1個の塗装を剥ぐのに、ナイロンディスク1枚をほぼ使い切りでした。つまり、ガソリンタンクの塗装剥がしのコストが200円(税別)ということ。
掃除の手間を加味しても、これはお得と言えるのではないでしょうか? ただし、エッジ部分やへこんだところの塗装剥がしには不向きなので、完璧を目指すのなら、他の方法の合わせ技もありかもしれません。
いや、それにしてもダイソーアイテム、侮れませんな!
(余談ですが、ダイソーは商品の代謝が活発で、新商品の登場とともになくなっている可能性があるので、もし買いに行っても売り切れていたらごめんなさい。)
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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