
チェーンのクリップって地味に外すのが難しくないですか? 高い確率で滑ってしまうし、時には痛い思いもする。専用工具あるけど買うのも負けた気がする(?)のでダイソーの工具をちょいと加工して使いやすさ爆上がり! っていう小細工をやってみようかと思います。マジで使いやすいっすよ~!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
ダイソーペンチをゲットした理由
いきなりですが、ダイソーのDIY工具売り場にやってきましたよ。
お目当てはこれだ、ペンチ(200円)。以前は100円で買えたものですが、今は200円。もっとも、その分クオリティが上がってるようなのでヨシとしましょう。
ずいぶん昔に「工具は七変化」というコラムを読んだことがあります。既存の工具を自らの手で加工して、1つの用途に特化した、いわゆる特殊工具を作るという内容だったのです。加工することで汎用性が失われて多くの用途に不便になる一方で、自分の狙った作業に特化させるというその流れがなんともワクワクさせるものでした。
とはいえ、今や工具の細分化も進んで、圧倒的な数の工具がお店には並びきらないほどラインナップされてますが、逆にこんな時代だからこそ「工具は七変化」をやってみたいのですよ。
前置きが長くなっちゃったね。ごめんなさい。そんなわけで今回は、ダイソーのペンチを加工してチェーンプライヤーを作るのです。いってみよう!
チェーンクリップは地味にムズいよね
バイクのドライブチェーンといえば、カシメ式のシールチェーンが圧倒的主流だけど、小排気量ではまだまだ現役なのがクリップ式のチェーン。なんたって交換が楽チンで安いので、ミニバイク好きな筆者にとっては大好きなアイテムなのです。
でもね、このチェーンクリップの付け外しが地味に難関だったりしますよね。
クリップを外して取り付けるだけなので、ラジオペンチでも、ペンチでも、プライヤーでもできちゃいます。
だけども、どの工具を使っても1回ではできないことが多々あるんですよ。先端が小さかろうが大きかろうが、大中小全部滑る。なぜならば、それは先端の形状が合ってないから。
チェーンのシャフト部分にプレートを入れて、そこにクリップをはめ込んでる形状なので、段差がある上に、かたやR形状のクリップでかたや棒状のシャフトなんですよね。
斜めで掴みにくい上に丸形状だから滑りやすいので「ツルっ」と掴み損ねて指を挟んだりしちゃうんだ。・・・冬だったらこれが、マジで痛い!(共感求ム)
ペンチの先端を形状に合わせればヨシ
形状が特殊でつかみにくいというのならば、つかみやすい形状に加工してやればいい。
ってことで、ダイソーペンチの先端を加工しますよ!
クリップを外す時は、チェーンのシャフトを押さえながら、クリップの開口部側を押し込みます。逆にクリップを取り付ける時は、チェーンのシャフトを押さえながらクリップの背面を押し込みます。
つまり、クリップを外す時も取り付ける時も、要求される形状は同じなのです。加工する内容としては、ペンチの片側を段差に合うように少し短くして、さらにシャフトを掴みやすいように凹みを作りゃいいというわけです。考えてみりゃ、すごくシンプルな話なんですよね~。
そんなわけで、ちゃちゃっとやっちゃいますよ!
使うのは筆者の得物、ディスクグラインダー。使用できる砥石は種類が多すぎて迷うかもですが、若干ブツが小さいので粒度が細かめの柔らかいものを使った方が楽でしょう。
ギュイーーーーン!
先端の片方を1mmほど短くするだけなので、すぐ削れちゃいます。
ちなみにディスクグラインダーなんて持ってないよ!という方でも、金属用ヤスリがあれば十分削れます。逆に削りすぎないという点で言えば、ヤスリのほうがいいかもしれないですね。
また、凹みを削るのは形状的にもディスクグラインダーでは厳しいので、ヤスリが便利です。最適アイテムとしては、リューターなどで一気に削っちゃうのがもっとも手っ取り早い方法なのですが、いかんせん扱いに慣れが必要なのと、一瞬で削りすぎてしまう可能性があるので、ここはやっぱりハンドツールが一番安心。
ゴリゴリゴリ・・・。で、こんなカンジに削りました。
みなさんにお見せするという役割上、ちゃんと削んなきゃということで気合入ってしまいましたが(それでもちょっとズレたけど・・・)、別に半円状にする必要はまったくなくて、三角でもちょっとだけ凹んでいればちゃんと用を足すので、問題ナシです。
5分で完成「自作チェーンプライヤー」
ちょっと追加で削りを入れましたが、最終的にこうなりました。そんなわけで、実際に使ってみますよ?
まずはクリップの取り外しから。
ぱちんっ。お次は、クリップの取り付け。
ぱきんっ。・・・カンタンすぎるだろっ!!!!!!!!!!!
肝心の試用解説が一瞬で終わってしまった。特記する事項もなし。ただただ、作業が簡単なだけ。・・・これでいいのか? いや、いいのか。素晴らしいのか!
ちなみに上の写真を撮るために右手でカメラ構えていたので、右利きのワタシが左手でペンチを握るという地味なチャレンジやっていたのですが、それでもクリップを掴み損ねることなく、しっかり取り付け取り外しができたことを、ここに改めてご報告いたします。
撮影後、改めて右手で使ってみたのだけど、いや~もう、使いやすいの何のって。自分でやってみて何ですが、すげえなコレ!!!
ちなみにこの自作チェーンプライヤー、多少サイズの違いはあれども、自転車のチェーンのクリップにも使えます。家のママチャリのチェーンのクリップを取り外し取り付けやってみたのですが、まさに無双状態。10回やって一度も滑らないんだから、もう完璧でしょう。すげえなコレ!!(二回目)
一度使ったらやめられませんわ
ちなみに、正規のチェーンプライヤーは複雑な形状してますが、でもけっきょくやってることは一緒なんですよね。ダイソーペンチ(改)も、使ってくうちにもっと形状に欲が出たら、追加工していけばいくらでも形を変えられるので、これからじわじわ熟成していこうかと思っております。
いや~、やっぱ楽しいっすよ、「工具は七変化」。あのコラムを書いた方が、ご縁があってコレを読んでくれたら嬉しいな! この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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