
メッキ部品がサビると嬉しくなります。なぜかって? それは錆落としが楽しいから! ・・・なあんて言うと「変わってますね」と言われるのですが、それは話を聞いてもらえればきっと納得していただけるハズ。楽しいですよ?メッキのサビ落とし。良かったらおひとついかがでしょうか?錆び落としが楽しくなるこの魅惑の世界へ・・・!!
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
ママチャリとはサビるもの
こちら(↑)妻のママチャリです。赤い色をしてますが、最高速が3割増しということはなく、至って普通のありふれたママチャリです。そんな妻のママチャリを「定期チェック」するのですよ。その理由は、メッキ部品に「錆が発生してないか?」をチェックするため、なのです。
ママチャリ(シティーサイクル)を所有してる方は多いと思いますが、ホンッとによく錆びますよね。一見綺麗に見える車体でも、よくよく観察してみてください。そこここに錆が発生してるハズです。まずはここ、前カゴのステー。
前オーナーが錆止め塗料を塗っていたのですが、残念なことに、そのまわりに錆が出始めてます。けっこうえげつない錆が出てますね~。サビが目立つところといえば、センタースタンド。
水がよくかかるし、傷がつきやすいし、よく動かす所だからなのかとにかくよくサビる。しかも、そこそこ表面積が多いのでサビが目立つ部品でもあります。そして、気づかないうちにサビが進行しているのが、後ろの荷台。
一見するとサビがなさそうに見えるのですが、カゴとかつけてたりすると水がたまりやすいのか、見えないところから瞬く間にサビが広がって気がつけば一面茶色になっていたりするのです。とくに裏側は要注意ポイントですよね!
メッキ部品の錆落としが楽しくなるケミカル
冒頭から「メッキ部品の錆落としが楽しい♪」なんてのたまっておりますがその理由はコレ(↓)。お気に入りのケミカルがあるからですよ。AZサビアウト。
成分は、水、リン酸、界面活性剤、添加剤。リン酸を配合した、サビと化学的に反応するタイプのサビ落としです。特徴は、刷毛などで直接塗れること。さらに、5~6倍に薄めてつけ置きにも使えるので、部品の形や作業に合わせて使い分けられるのですよ。つまりは「塗るタイプのサビ落とし」なのですが、この性能がすごいのなんのって! 高性能な上に使いやすい。大のお気に入りなのですが、論より証拠ってことで今回もサビ落としで楽しんじゃいましょう。
それでは・・・レッツ!Rust removal from chrome~!!
塗るんだ!サビアウトを
まず肝心なことなのですが、サビアウトがもっとも得意とする(個人的な感想)のは、メッキの上に発生したサビです。メッキの膜さえ生きていれば、多少ザラザラなサビでも、その効果を遺憾なく発揮してくれます。そんじゃ、さっそくやってみましょうか!
まずはセンタースタンドですね。
センタースタンドのスプリングのサビばかり目立ちがちですが、裏返すとこんなにサビてたりします(いいサビっぷりだ!)
ちなみに、今回は撮影の関係で(見やすいように)センタースタンドを取り外してますが、当然ながら、組み付けたままでも錆落としはできるのでご安心をば。
AZサビアウトは緑色の液体で、少しトロッとしているのが特徴。粘度は低いので、刷毛塗りで伸びが良く塗りやすいのですが、垂直面でもそこそこ食いついてくれるので、とにかく塗るサビ落としに特化してます。
つまりはピンポイントの錆落としもやりやすいので、気軽に作業できるのがとてもありがたいのですよ。
ってことで、センタースタンドの裏の錆びてるところに、片っ端から塗っていきます。
サビアウトの凄い所は即効性。写真をよっく見ていただければお分かりいただけると思いますが、塗ったそばからサビの茶色が薄くなっていくのが見て取れるのですよ。
みるみる反応していく様子は、ちょっと感動ものですらあります。
お次は荷台、いってみましょうか。
荷台は丸棒が組み合わされた構造なので、交差する部分に錆が発生します。組んでる状態ではなかなか気づきませんが、こうして部品単体にしてみると、ご覧の通り。
錆びてるでしょ?
ほらっ!!
これにも容赦なくサビアウトを塗っていきます。
ここは、サビが発生してるところだけでなく、見た目はサビが発生してないところも片っ端から塗っていきます。塗り残しがないように、丁寧に丁寧に。
こちらも塗ったはしからどんどん色が変わっていくのが、とても楽しい。薄い茶色なんか瞬時に消えてしまうので、テンション上がるんですよね~。
ちょっと激しいサビが発生している前かごステーにも、サビアウトを塗っていきましょう。錆止めコーティングが残ってますが、これはあえて取らずに塗っていきます。
任せるんだ!サビアウトに
一通りサビアウトを塗ったら、しばし放置。
使い方には、ひどいサビの場合はこするという工程もあるのですが、それは1回で落ちなかった時にやるとして、とりあえずはじっと我慢。休憩がてら他の作業をしたり、ゴロゴロしながら30分ほど放置してみました。
サビアウトを塗った部品たちを見てみると・・・。
ほら、
ほら・・・!
ご照覧あれ! この輝きを
サビアウトをウエスやメカニックタオルなどで拭き取ってから、水洗いします。見にくいかもしれませんが、がっつり食いついているので、スポンジと洗剤などを使ってちょっと丁寧めに洗った方が吉。意外と残りやすいのですよね、これが。
そして、あれほど茶色かったサビがどうなったかというと・・・。
はいっ!
ほいっ!!
どどん!!!
いかがでしょうか? 今回は皆様に真実をお伝えするために、サビアウトを塗ってから30分間の放置。それ以外、一切磨いてもないし、こすってもないし、2度塗りもしてません。ガチの1回塗りです。
そして、もう1つ注目してほしいのが、茶色のサビが発生してなかったトコロ。
一見綺麗に見えるメッキ部分にもサビアウトを塗ったのですが、それを水洗いしたらこうなるわけです。
めっちゃ輝いてる!!
これが不思議なんですよね~。サビはなかったはずなのに、十分綺麗だったはずなのに、そこにサビアウトを塗ってから水洗いすると、研磨したみたいにめっちゃ輝くんですよ。
これは太陽光とか当たると、すっげえキラキラなのです。なんでだろう?目に見えない微小なサビやクスミまで取れてるからなのでしょうか? なんにせよご覧の写真の通り(キレイでしょ??)
だから錆落としは楽しい
メッキの膜を侵すような根深い錆だった場合は、白っぽくなったり安定した黒錆に転換されますが、メッキの膜さえ生きていれば、中度以上の錆でも複数回サビアウトを塗布することで、かなりのレベルまで輝きを取り戻すのです。
もっとも、このサビアウトは保護剤までは含まれていないので、説明書にある通り、錆落としの後は油を塗るか、錆防止のコーティングをすることをおすすめします。そうすることによって、かなりの長期間サビを防ぐことができます。
ただし、筆者のようにサビ落としが趣味になってるような変人(?)は、サビ防止コーティングはそこそこにしておいて、また定期的なサビ落としを楽しむのも個人的におすすめ(?)です。
と言っても、屋外駐輪でも2年近くは大丈夫なんですよね~。それでこれだけ綺麗になっちゃうんだから、ホントに優秀なケミカルです。
そんなわけで、メッキ部品がサビると嬉しくなります。それは錆落としを楽しめるからなのです。これについて、なんとなく共感いただけましたでしょうか?
楽しいですよ?メッキのサビ落とし!興味ある方はぜひチェックしてみてください。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました~!
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