
SHOEIのフラッグシップフルフェイス『X-Fifteen(エックス フィフティーン)』が、FIMが定める最新の安全規格に適合させた『X-Fifteen 02』と進化し、第2世代となる。販売開始予定は2026年6月だ。
●文:山下剛(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:SHOEI
FIMの最新安全基準を満たしたSHOEIフラッグシップモデル登場
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、二輪モータースポーツを世界的に管轄し、レースの普及と振興を図るとともに、レースに参加するライダーを支援する団体だ。
そのFIMが2026年シーズンから、レースでライダーが着用するヘルメットの安全基準を引き上げる。現在は『FRHPhe-01』という安全基準が運用されているが、安全性をさらに高めるべく『FRHPhe-02』を適用するのだ。
2022年に制定された『FRHPhe-02』は、従来よりも厳格な基準値や新たな衝撃評価および試験が加わる。
- 1. 斜め衝突試験
- 2. 回転加速度測定の厳格化
- 3. 半球アンビル衝突試験
- 4. SFC(Skull Fracture Criterion)衝撃評価
- 5. シールド耐貫通試験
- 6. E.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)性能試験
これらにより、脳損傷の大きな要因である頭部の回転をさらに抑制するとともに、点衝突耐性、顔面防護性能、救助性能を向上させる。
このたび発売となる『X-Fifteen 02』は、FRHPhe-02の厳しい試験をクリアした進化版だ。具体的な変更点は明らかになっていないが、外観では後頭部の構造に変更が確認できる。また、上記の安全基準を満たすためには帽体と内装の構造を再設計する必要があることから、見えない部分は大幅な改良が施されているはずだ。
『X-Fifteen』は、SHOEIのフラッグシップとなるフルフェイススポーツモデルだ。風洞実験と最高峰レースからのフィードバックを生かした帽体形状を持つ。
高効率のベンチレーションシステムと視界(アッパーフィールドオブビジョン)は、レーシングポジション(前傾姿勢)で最大効率を発揮。さらに、走行中の水分補給をサポートするレディフォーハイドレーションシステムなど、MotoGPやWSBKといった頂点のレースで磨かれ、実際に使用されているノウハウが凝縮されている。『02』に進化して安全性を向上させつつ、X-Fifteen従来の機能性は存分に生かされているだろう。
カラーリングは、ホワイトとブラックの2色がラインアップされる。
SHOEI X-Fifteen 02
【SHOEI X-Fifteen 02】●価格:8万2500円 ●サイズ:S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:白、黒 ●規格:JIS、FIM(FRHPhe-02)、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売予定時期:2026年6月
SHOEI X-Fifteen 02[ホワイト]
SHOEI X-Fifteen 02[ホワイト]
SHOEI X-Fifteen 02[ブラック]
SHOEI X-Fifteen 02[ブラック]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
2階:見て、体験して学ぶ「HELMET MUSEUM」 1階:直営ショールームと本格ピザレストラン 1階には、国内7店舗目となるオフィシャルショールーム「SHOEI Gallery HELMET PA[…]
モーターカルチャーに多大な影響を与えたデザイナー・Kiichiとのコラボレーション Kiichi氏はモーターカルチャーを軸としたグラフィックアーティストで、2010年にメイド・イン・ジャパンとジャパニ[…]
日本神話を美麗なアートで表現した最高峰フルフェイスのグラフィックモデル SHOEIの新作グラフィックモデルは、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)が描かれる。それは日本の伝統工芸である、鮑や夜光貝から切り出した[…]
キリンの人気キャラクター3人のレプリカモデルがいよいよ登場! 『ワイバーンØ』は、90年代に大人気となったモデルの復刻版だ。そしてSHOEI公式ホームページのワイバーンØの製品紹介ページでは、バイク乗[…]
名曲のタイトルが散りばめられた稲葉浩志とのコラボレーションモデル ミュージシャンにはバイクを愛する人も多いが、日本のロックシーンを牽引してきたユニット『B’z』のボーカリスト・稲葉浩志氏もそのひとりだ[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
まさに「白き処刑人」。ヴェノムの対極を行く迫力の意匠 今回モチーフとなったのは、ヴェノムから派生し、シンビオートの天敵として誕生した「アンチヴェノム」だ。 反転の美学: ヴェノムの漆黒とは対[…]
6万円台から手に入るアライのハイエンドクラス、まもなく登場か アライの新製品「X-SNC」の最大の特徴は、帽体(シェル)の進化にある。 最新の空力解析に基づいた「SNC(ストラクチュラル・ネット・コン[…]
古き良きアメリカンテイストを再現した定番オープンフェイスのニューグラフィック 『クラシックエアー チョッパー』は、かつてのアメリカンレースシーンで大流行したファイヤーパターンをあしらった最新グラフィッ[…]
モーターカルチャーに多大な影響を与えたデザイナー・Kiichiとのコラボレーション Kiichi氏はモーターカルチャーを軸としたグラフィックアーティストで、2010年にメイド・イン・ジャパンとジャパニ[…]
日本神話を美麗なアートで表現した最高峰フルフェイスのグラフィックモデル SHOEIの新作グラフィックモデルは、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)が描かれる。それは日本の伝統工芸である、鮑や夜光貝から切り出した[…]
人気記事ランキング(全体)
憧れのレトロバイク、でも「維持費」と「トラブル」が心配…そんな悩みを一掃する新星が登場 大型バイクは重くて車検も面倒。かといって中古のレトロバイクは故障が怖いし、維持費も馬鹿にならない。そんな悩みを抱[…]
2バルブで半球形燃焼室のツイン点火プラグ! 1989年のゼファー(400)が火をつけたネイキッド・ブーム。 カワサキは1990年にゼファー750、そして1992年にはゼファー1100とビッグバイクでも[…]
ライダーの使い勝手を徹底的に考えて作られたコンパクトナビ 株式会社プロトが輸入、販売するバイク用ナビゲーション「ビーライン モト2」は、ライダーの使用環境に最適化された専用設計モデルである。一般的なカ[…]
レースはやらない社長の信念に反して作成 前述の通り、ボブ・ウォレスがFIAの競技規定付則J項に沿ってミウラを改造したことから始まったイオタ伝説。Jというのはイタリア語に存在しないため、イオタは「存在し[…]
穏やかでない社名は南北戦争に由来。人種差別の意図はないと断言 1991年、成功を収めた弁護士、マシュー・チェンバースが興したバイクメーカー、コンフェデレート。和訳すると「南軍」を意味する社名は、創業地[…]
最新の投稿記事(全体)
ホンダ・スズキと同じく、浜松で創業した丸正自動車製造 中京地区と同様に、戦後間もなくからオートバイメーカーが乱立した浜松とその周辺。世界的メーカーに飛躍して今に続くホンダ、スズキ、ヤマハの3社が生まれ[…]
世界をリードしたCB、CBR、VFR、RVFの歴史を積み上げた経験とこだわりのありったけを注ぎ込む! スーパーブラックバード。米空軍で超高々度を偵察飛行する目的で開発された最高速度記録3529.56k[…]
ASA 機能を搭載したBMWは5機種。いずれもボクサーエンジンのR1300系モデルだ。 BMWのATはスポーツできる! オートシフターの延長技術として長年ASAに取り組んできたBMW 近年、国内外のバ[…]
なぜ「奥尻」なのか? 奥尻のワインディングと絶景を楽しみ、その証としてバイクに旗をなびかせる……。これぞツーリングの醍醐味だろう。奥尻島は、手つかずの大自然と、ライダーを飽き込ませない絶妙なアップダウ[…]
極太ステー×制振構造 本製品最大の特徴は、直径14mmの極太ステー。これにより未舗装路や荒れた路面でもミラーのブレを大幅に抑制。 さらにステー部分には衝撃緩和機構「FRジョイント」を採用することで、転[…]
- 1
- 2







































