【CB1000ホーネットにスズライド2も】ホンダ/スズキがVket初参戦! メタバースで愛車に跨り異世界ツーリングを体験だ

【CB1000ホーネットにスズライド2も】ホンダ/スズキがVket初参戦! メタバースで愛車に跨り異世界ツーリングを体験だ

世界中から135万人以上が来場する世界最大級のメタバースイベント、「バーチャルマーケット(通称:Vket)」が、通算15回目となる『バーチャルマーケット2025 Winter』として、2025年12月6日(土)から21日(日)までの16日間にわたり開催される。


●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:Vket

24時間楽しめるメタバースならではの没入体験

世界最大級のメタバースイベントVketに、ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)とスズキ株式会社が、満を持して初出展を果たす。

Vketは、参加者がアバターを用いてバーチャル空間に来場し、リアル商品や3Dアイテムの売買、アトラクションやライブなどを楽しめる没入体験型イベントだ。今回のバイクメーカーの本格的な参入は、メタバースとライダー文化の融合を加速させる起爆剤となるだろう。

コロナ禍以降、ツーリングの楽しみ方が多様化しているが、今回のVketでは、本格的なバイクツーリングの爽快感や最新モビリティの先行乗車など、メタバースならではの強烈な没入体験が可能だという。VR機器やPCさえあれば、24時間無料で参加できる世界規模の祭典だ。

ホンダモーターサイクルジャパンブース:四季を感じ、ヤエーを交わす仮想空間ツーリングへ

まず注目すべきは、ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)の出展だろう。HMJは、パラリアル(パラレルワールドと現実世界を合わせた造語)で再現されたシンガポールにブースを展開する。

ブースはサーキットとテーマパークをモチーフにしており、Hondaを代表する名車「スーパーカブ C125」と「CB1000 HORNET SP」に跨って、バイクツーリングの魅力や非日常感を疑似体験できるという。展示車両の3Dモデルは海外仕様であるため、国内販売車と一部異なる可能性もあるが、そのディテールへの期待は高まる。

特筆すべきは、その体験のディテールだ。ただバイクの3Dモデルを展示するだけではない。メタバースツーリングでは、日本の四季を感じさせる演出が施され、さらにライダー文化の象徴ともいえる挨拶「ヤエー」を交わす体験も楽しめるという。

また、HMJブース内では、VRChatコミュニティ「VRCバイク乗りの集会」とコラボしたコーナーも展示される。企業ブースの中にコミュニティのブースを展示するのはVket初の試みであり、メタバースにおける新たなライダーコミュニティの共創の場となる土壌が用意されたといえそうだ。

スズキブース:未来のモビリティに先行乗車し、交通ルールを学ぶ

総合モビリティメーカーであるスズキ株式会社のブースでは、最新のパーソナルモビリティを通じて、未来の移動体験と交通安全をテーマとしている。

スズキはパラリアルシンガポールに、電動パーソナルモビリティ「スズライド2」をPRするブースを展開し、未発売の同製品への乗車体験が可能となる。未来志向のライダーにとっては、新しいモビリティの動向を先行体験できる絶好の機会だ。

さらに、パラリアル新宿では、発売40周年を迎えたハンドル形電動車いす「セニアカー」のブースも展開される。セニアカーへの乗車体験に加え、新しく制定された「特定小型原動機付自転車」の交通ルールを学ぶことができるゲームやアクティビティも用意されている。ライダーとして、新しい交通ルールや多様なモビリティへの理解を深める場としても活用できるだろう。

パラリアル空間を駆け抜けろ!

今回の企業出展会場となっている、パラリアル新宿では東口繁華街や都庁、新宿御苑などが再現され、モノレールに乗って移動が可能だ。一方のパラリアルシンガポールでは、マーライオンやマリーナベイ・サンズといったランドマークが広がり、「マーライオンゴンドラ」での周遊が楽しめる。

この広大なパラリアル会場を巡るアトラクションとして、3度目の出展となる日本中央競馬会(JRA)のブースにも注目したい。来場者は競走馬に乗って会場を巡ることができ、メタバースでもリアルでも(Vket Real 2025 Winterにて)、本格的なジョッキー体験が楽しめるという。

開催は2025年12月6日(土)から21日(日)まで。VR機器やPCを用意して、この機会に仮想空間での新たなバイクライフを体験してみてはいかがだろうか。

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