赤い塗装にセパハン、ゴールドホイールが映える!

ボルドールカラーのCB1000F!! アクティブから自社パーツで勝負のカスタム車が早くも登場

ボルドールカラーのCB1000F!! アクティブから自社パーツで勝負のカスタム車が早くも登場

鈴鹿8耐のお目見えから発売発表も間もないCB1000Fに、早くもカスタム車が登場。手がけたのは国内外の一流パーツや自社ブランドを構築するアクティブ。装着パーツはすべて発売中&近日発売予定だ!


●文:伊藤康司(ヤングマシン編集部) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:アクティブ

マニア好みのボルドールカラーが映える!

アクティブが手掛けるCB1000Fカスタムだが、まずはカラーリングがインパクト大! CB-Fといえば、純正カラーでも用意されるシルバーにブルーのグラフィックの、いわゆる“スペンサーカラー”(1982年にフレディ・スペンサーがデイトナ100マイルレースで勝利したCB750Fのカラーリング)や、バリバリ伝説の巨摩郡の愛車CB750F(FB型)の赤が有名だが、こちらはCB-F第1号の、1979年に欧州で発売されたCB900Fの赤×青ラインの“ボルドールカラー”がモチーフだ。

国内でもCB750Fの限定カラーとして販売され“ボルドール1”と呼ばれたが、いずれにしてもマニアック。とはいえ旧くからのCB-Fファンなら思わずニヤッとするだろうし、当時を知らないライダーにはけっこう新鮮かも。上手い線を狙ったと思わず関心させられる。

“ボルドールカラー”に“ゴールドのホイール”や“ツヤ消し黒のマフラー”と、かつてのCB-F&CB-Rのマニアックなカラーを組み合わせたセンスに脱帽!

カラーリングのモチーフは、1979年に欧州で発売されたCB-Fシリーズの記念すべき第1号となる赤ベースに青ラインの“ボルドールカラー”と呼ばれたCB900Fか? 国内のCB750Fも、79年に同カラーの通称“ボルドール1”と呼ばれる限定車が発売された。

セパハン&バックステップで“攻め”のライポジへ

とはいえ、もちろんこのマシンのポイントはカラーリングだけではない。ある意味、多くのCB-Fファンが気になっていた“ハンドル界隈”にシッカリ手が入っているのだ。

まずノーマルのバーハンドルから、アルミ削り出しのセパレートハンドルに換装されている。これはかつてのCB-Fのアイデンティティでもあるセパハンのオマージュともとれるが、じつはステム軸の可変オフセット機構を投入することで、フロンフォークのオフセット量をSTDの35㎜とショートな32.5㎜の2パターンに切り替えが可能。これにより、STDよりクイックでスポーティなハンドリングを味わえる。

またセパレートハンドルの全幅はSTD(749㎜)より若干狭い743㎜で、絞り角も128°~132°の範囲で可変できる(STDは124°)。そしてゲイルスピードの4ポジション可変のバックステップをセットすることで、よりアグレッシブなライディングポジションをとれるだろう。

CB-Fといえば、ジュラルミンのセパレートハンドルのイメージが強い。セパレートハンドル&トップブリッジキットを使えば、より“理想”に近づけられる。

RCBが耐久レースで活躍した70年代のワークスカラーでもあるソリッドの赤と濃いブルーのライン。マニアックなボルドールカラーがかえって新鮮かも。

さらに足周りは自社ブランドのゲイルスピードで強化。アルミビレットの前後キャリパーやリアのキャリパーサポートはSTDディスクに対応し、またディスクローターも基本的にSTDと同サイズなので、一度にすべてを交換しなくても、気になるパーツから順を追ってカスタムしていくコトも可能だ。

今回のカスタム車両にはゲイルスピードのアルミ鍛造ホイー「Type-J」ゴールドを装着しているが、他にもType-R/N/GP1S/SB1/Eの各種ホイールをラインナップしているので選び放題……というより、選択肢の多さに迷うこと必至だ。

RCBが耐久レースで活躍した70年代のワークスカラーでもあるソリッドの赤と濃いブルーのライン。マニアックなボルドールカラーがかえって新鮮かも。

現代の大排気量スポーツでは標準サイズの後輪だが、カスタムCBの極太タイヤを彷彿させるリヤビュー。垂れ角の付いたセパハンやタンク形状が、思いのほかにCB-Fテイストのフロントビュー。

最新技術ながらクラシカルな面持ちのType-Jアルミ鍛造ホイールが映える。ゴールドのホイールはCB1100Rや限定車のボルドールなどが履いていた。画像ではノーマルだが、アルミの角パイプ(口の字断面)のスイングアームも開発中とのこと。

またハイパープロのリアショックとフロントフォークスプリングも開発中。さらにこの車両にはまだ装備していないが、アルミ角パイプのスイングアームも開発中とのこと。既成のアルミ角材ではなく、専用設計の押し出し材を使用し、スロットル操作に対するダイレクトな反応と、路面からの突き上げをいなす適度なしなりを持ち、ネオクラシックらしいダイナミックな走りを狙っている。このアルミスイングアームは2026年の東京モーターサイクルショーでお目見えする予定だ。

というワケで、ここからはアクティブのCB1000Fカスタム車が装着するパーツをご紹介。すでにCB1000Fをオーダーした方も、いつかは乗りたいと願う予備軍も、コレを見て大いに夢を膨らませてほしい!

CB1000F アクティブカスタムの装着パーツを解説

ACTIVE コンバーチブルステムキット(セパレートハンドル仕様)

ステム軸に可変オフセット機構を採用し、オフセットを純正の35mmと、ショートオフセットの32.5mmに切り替え可能で、クイックでスポーティなハンドリングを楽しめる。●価格:19万8000円 ●色:ブラック、シルバー ●2026年3月発売予定 

かつてのCB-Fシリーズが装備したジュラルミン製セパレートハンドルをオマージュした、「セパレートハンドル&トップブリッジキット(●価格:11万円 ●色:ブラック、シルバー)」も同時発売。ハンドル交換に必要なブレーキホースやクラッチケーブルも同梱する。

ACTIVE バックステップ

ノーマル位置に対し30㎜バック/34㎜アップ、30mmバック/45mmアップ、41mmバック/34mmアップ、41mmバック/45mmアップの4ポジション可変。チェンジロッドやブレーキホース、ブレーキスイッチはそのまま使用可能なので、ブレーキのエア抜き作業ナシで交換できる。逆チェンジは不可。 ●価格:5万5000円 ●色:ブラック、シルバー ●2026年3月発売予定 

ACTIVE ラジエターコアガード フルジャケットタイプ

前輪が巻き上げた飛び石などからラジエターのコアを保護するステンレス製のガード。標準で非装備のSTDモデルには必須。●価格:2万6400円 ●色:シルバー ●2025年12月発売予定

ACTIVE リアキャリパーサポート

ゲイルスピード製またはブレンボ製の2POTリアキャリパー(ピッチ84mm)を装着するためのサポート。φ240mmのノーマルディスクに対応。ブレーキホースは要交換。●価格:2万5300円 ●色:ブラック ●2026年1月発売予定 

GALESPEED アルミ鍛造ホイール TYPE-J

ネオクラシックのスタイルにマッチしたデザインのアルミ鍛造ホイール。サイズはフロントが350でノーマル比-0.22kg、リア600(ノーマルは550)で-1.98kg。●価格:28万7100円(コントラストカット入りブラック)、 27万6100円(ソリッド白、黒、金)●2026年2月発売予定

ACTIVE フェンダーレスキット(ナンバー取付ステー)

スッキリしたリアビューを演出。LEDナンバー灯と便利なリアフックを同梱(リフレクターは別売)。●価格:3万3000円 ●2025年12月発売予定 

GALESPEED ブレーキディスク

強力で安定した制動力と精密なコントロール性を追求。【フロント】クロスロックディスクローター φ310㎜、厚さ5.0㎜。独自のデュアルバイトクリップでアキシャル方向の振れを抑制。 ●開発中 【リア】モノフローティングディスクローター φ240mm、厚さ5.0mm。●価格:2万350円

GALESPEED ビレットキャリパー

ストリートでの性能を確保し、軽量化を図ったミドルレンジモデル。【フロント】ビレット フロント4P ラジアルキャリパー アルミ製2ピース構造、ラジアル100mmピッチ、ピストン径φ34/φ30 ●開発中 予価:6万500円(右or左)●ブラック、シルバー 【リア】ビレット リア2P アキシャルキャリパー アルミ製2ピース構造、アキシャル84mmピッチ、ピストン径φ34 ●価格:3万3000円 ●ブラック、シルバー

GALESPEED マスターシリンダー/ワイヤークラッチ

■アルミ鍛造マスターシリンダー VRD 可変レバーレシオ、可倒式レバー、ピストン径:φ19/17.5/16/14 ●価格:5万2800円 ■ワイヤークラッチホルダーキット“Dark Edition” 可変レバーレシオ、可倒式レバー ●価格:4万9500円

ACTIVE ステップバー

抜群のホールド感で身体が揺すられず、パッセンジャーも快適なビレットステップ。6段階の角度調整が可能で、裏面は肉抜きして軽量化。●価格:9900円(ライダー側)、1万1000円(タンデム側)●ブラック、シルバー

HYPERPRO サスペンション

アクティブが扱うハイパープロのサスペンションは、スプリングに独自の“コンスタントライジングレート”を採用し、初期は柔らかく奥で踏ん張るスムースな乗り心地を提供。リアショックは別体式リザーバータンクとリモート式プリロードアジャスターを装備。フロントフォークのスプリングもラインナップ予定。●リア、フロンとともに開発中、価格未定

ACTIVE パフォーマンスダンパー

車体の共振を吸収して抑制することで、ハンドリングや乗り心地を向上。車両専用のステーを同梱。●開発中、価格未定

その他

巨摩郡のCB750Fを彷彿させるAZタイプのミラーを装着。

リアブレーキマスターシリンダーもGALESPEED製を装備(φ12 M8 ブラック 45mm:2万900円)。オイルタンクやホースも用意する。

エストラマーグリップ(ブラック φ22:1980円)と、アルミバーエンド(リボルバー ゴールド φ33‐L22.5:2310円)をセット。

ファッションフック(M8 ゴールド 2個入り:2750円)

CB1000F ACTIVE Custom Model

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