北米で300/500/1100、欧州で1100が新年度型に

ホンダ新型「レブル300 Eクラッチ」登場! 「レブル500」「レブル1100」シリーズにも新色【海外】

ホンダ新型「レブル300 Eクラッチ」登場! 「レブル500」「レブル1100」シリーズにも新色【海外】

ホンダは北米で「レブル300 Eクラッチ」「レブル500」「レブル1100」、欧州で「CMX1100レブル」シリーズを一挙発表。レブル300は新たにEクラッチ(Honda E-Clutch)を搭載したのがトピックで、500シリーズ/1100シリーズは各タイプにニューカラーを導入している。


●文:ヤングマシン編集部(ヨ)

北米レブル300にEクラッチ仕様が登場

ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載。兄弟車のCL250 Eクラッチ仕様も発表されたばかりだ。

海外では仕向け地によってレブル250の排気量アップ版であるレブル300(286c)が販売されているが、これにも待望のEクラッチ仕様が登場したわけだ。

今回北米ではレブルシリーズの2026年モデルが一挙発表され、その中でもトピックになるのがこのレブル300 Eクラッチ。車体色は「バールスモーキーグレー」と「マットブラックメタリック」が用意されるが、注目したいのはアメリカ/カナダともに“Eクラッチ仕様しかラインナップしない”という点である。

新色のパールスモーキーグレー。

日本市場でもEクラッチ版の販売率が80%を超えるが、これもEクラッチ版のデリバリーが潤沢であればさらに割合が増すだろうと言われている。初心者にもベテランにも恩恵が大きいEクラッチなわけだが、北米では思い切って通常クラッチバージョンをラインナップしないという選択をしたようだ。

Eクラッチのメリットは、発進~変速~停止に至るまでクラッチ操作をしなくて済む、かつ運転の楽しさはマニュアルトランスミッションのままということ。しかも、低速ターンなどバイクを思い通りに動かしたいと思ったときにはいつでもクラッチレバーを操作して手動によるコントロールが介入できる。

レブル250 Eクラッチで見慣れた感もあるHonda E-Clutchが単気筒エンジンの右側に鎮座。ちなみに北米レブル300はABSなし仕様のみラインナップされる。

レブル250については日本などの地域で通常クラッチ版が併売されているものの、ユーザーの選択がEクラッチ一択に近い状態になるなら将来的にはラインナップが絞られることもあるかもしれない。そんな試金石のようにも感じられる北米仕様の発売は2025年12月だ。

北米ベストセラーのレブル500/レブル500 SEには新色

北米ではレブル500シリーズの2026年モデルも発表された。こちらはスタンダードモデルが新色の「パールブラック」「パールスモーキーグレー」を採用、工場装着アクセサリーを備えたSEは従来の「パールブルー」が継続となった。またABSなし版が廃止され、ABS搭載モデルのみのラインナップになったのも特徴だ。

日本にはラインナップされないレブル500 SE(Sエディション)。このブルーは継続色だ。

レブル500は北米のクルーザーセグメントで最も売れているクルーザーだといい、実際に乗ると良いフィーリングだが免許の関係で今一つ人気の出ない日本とはちょっと異なる様相。北米では初心者からベテランまで、小排気量からのステップアップや街乗り用の手頃なセカンドバイクとして人気を博している。

北米レブル500シリーズの発売は2026年1月とされている。

シルバーが新鮮なレブル1100、グレーが追加されたSE、継続色のT

日本でも人気の大型クルーザー、レブル1100シリーズは北米と欧州でカラーチェンジ。レブル1100/DCTは従来の「マットブラックメタリック(欧州名マットバリスティックブラックメタリック)」を継続し、パールホークスアイブルーに代わって「マットシルバー(欧州名マットベータシルバーメタリック)」が登場した。

ビキニカウルやバーエンドミラーといった工場オプションを装着したレブル1100 DCT SEは、従来のフレアオレンジメタリックに代わって「ディープパールグレー(欧州名パールディープマッドグレー)」が登場。そしてツーリング仕様のレブル1100T/DCTについては従来の「グレーメタリック」が継続販売される。

北米・欧州ともに新色のシルバーがラインナップされる。

丸形メーターの300/500に対し、レブル1100はスマートフォン連携機能を備えたTFTディスプレイを採用している。

こちらは北米での発売が2025年12月とアナウンスされている。

いずれもモデルも今年の発表では突飛なカラーリングがなく、日本へも同じ新色の導入が期待できそうだ。そのあたりについては続報が入り次第お伝えする。

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]

主要諸元■軸距1490 シート高690(各mm) 車重172kg■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 286cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量11.3L■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:5349ドル ※諸元は北米仕様

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]Pearl Smoky Gray

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]Pearl Smoky Gray

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]Pearl Smoky Gray

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]Matte Black Metallic

HONDA REBEL 300 E-Clutch[2026 U.S. model]Matte Black Metallic

HONDA REBEL 500 / SE[2026 U.S. model]

主要諸元■軸距1490 シート高690(各mm) 車重185kg■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 471cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量11.3L■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:6799ドル~ ※諸元は北米仕様

HONDA REBEL 500 SE[2026 U.S. model]Pearl Blue

HONDA REBEL 500 SE[2026 U.S. model]Pearl Blue

HONDA REBEL 500[2026 U.S. model]Pearl Smoky Gray

HONDA REBEL 500[2026 U.S. model]Pearl Black

HONDA REBEL 1100 / DCT / DCT SE / 1100T / 1100T DCT[2026 U.S. model]

主要諸元■軸距1519 シート高698(各mm) 車重1100=220kg/1100T=235kg■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 1083cc 出力未発表 変速機6段(MTまたはDCT) 燃料タンク容量13.6L■タイヤサイズF=130/70B18 R=180/65B16 ●価格:9699ドル~ ※諸元は北米仕様MT

HONDA REBEL 1100 DCT[2026 U.S. model]Matte Silver

HONDA REBEL 1100 DCT[2026 U.S. model]Matte Silver

HONDA REBEL 1100 DCT[2026 U.S. model]Matte Black Metallic

HONDA REBEL 1100 DCT[2026 U.S. model]Matte Silver

HONDA REBEL 1100 DCT[2026 U.S. model]Matte Black Metallic

HONDA REBEL 1100 DCT SE[2026 U.S. model]Deep Pearl Gray

HONDA REBEL 1100 DCT SE[2026 U.S. model]Deep Pearl Gray

HONDA REBEL 1100 DCT SE[2026 U.S. model]Deep Pearl Gray

HONDA REBEL 1100T DCT[2026 U.S. model]Gray Metallic

HONDA REBEL 1100T DCT[2026 U.S. model]Gray Metallic

HONDA REBEL 1100T DCT[2026 U.S. model]Gray Metallic


欧州仕様1100もカラーラインナップは同じ。

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