
世界で生産されるバイクの1割弱を生産し、国内ではホンダに次ぐバイクメーカーとして認知されているヤマハ。そんな同社について、2025年9月はどんなニュースがあったのだろうか。ヤングマシンの記事から厳選して注目トピックをお伝えする。
●文:ヤングマシン編集部
YZF-R1/R6のレースベース車が受注開始!
ヤマハがロードレースやサーキット走行専用モデル「YZF-R1 レースベース車」と「YZF-R6 レースベース車」の発売を発表。いずれも期間限定の受注生産で、発売は2026年2月27日を予定している。とくに注目すべきはR1の方だろう。
2025年モデルから採用されたカーボン製ウイングレットや、新設計のKYB製フロントフォーク、コントロール性を高めたブレンボ製ブレーキシステムといった最新装備が惜しみなく投入されている。R6もトラコンやクイックシフターを備え、R1と同型のフロントサスを装備するなど戦闘力は折り紙付きだ。
灯火類などを取り払ったスパルタンな仕様で、まさに「勝つため」のマシン。予約受付はすでに始まっているから、来シーズンに向けて本気で準備するなら今すぐ正規取扱店へGOだ!
あの「シグナスX」がR顔で電撃復活!【海外】
スクーターファンの間で一時代を築いた「シグナスX」の名が、台湾で電撃的に復活した。125ccの新型「シグナスX」と155ccの「シグナスXR」という2本立てで、中身はVVA(可変バルブ機構)付きの水冷ブルーコアエンジンを搭載した完全なブランニューマシンだ。
その顔つきは、まるでスーパースポーツYZF-Rシリーズのような鋭い眼光で、走りへの期待を煽ってくれる。トラクションコントロールやABS(またはCBS)、USB-Cソケット、28Lのシート下収納など、最新装備も満載。軽快な走りを追求したスペックで、街中を俊敏に駆け抜ける姿が目に浮かぶようだ。日本導入はまだ未定だが、この攻撃的なスタイリングと充実装備には期待せずにいられない。
YZF-R15に魅惑のマジョーラカラーが登場【海外】
ヤマハがインドで軽二輪フルカウルスポーツ「R15 V4」(日本名:YZF-R15)の2025年モデルを発表した。最大の注目は、新色の「マットパールホワイト」。これは日本のYZF-R3/R25でも採用されている、見る角度によって色味が変わる偏光カラーだ。
しかもヤマハはこれを「グローバルカラー」と銘打っており、日本仕様のYZF-R15にもこのカラーが採用される可能性がグッと高まったといえるだろう。さらに精悍な「メタリックブラック」も追加され、カラーラインナップは全7色へと拡充された。
YZF-R15は小排気量ながら、クイックシフター(アップ側)やトラコンまで標準装備する本格派。上級モデルの「R15M」にも新色メタリックグレーが追加され、ますます目が離せない一台となった。
新型トリシティはナビ付きTFTメーターで死角なし!
ヤマハ独自のLMW(リーニングマルチホイール)で人気の3輪スクーター「トリシティ125/155」が、進化を遂げた2026年モデルとして登場だ。最大の目玉は、スマホと連携してナビ画面まで表示できる4.2インチのフルカラーTFTディスプレイを新たに採用したこと。
これでツーリングの利便性が爆上がりすること間違いなしだ。外装も一新され、YZF-Rシリーズを彷彿とさせるシャープな顔立ちに生まれ変わった。エンジンも最新規制に対応しつつ、アイドリングストップ機能などを追加。
さらに155にはトラクションコントロールまで搭載されるという充実っぷりだ。発売は2025年9月25日となっている。
新型「PG-1」がABS装備で日本上陸に王手か!?【海外】
ヤマハの新型「PG-1」がタイやベトナムで発表された。CT125ハンターカブを彷彿とさせるスタイルに、往年のミニトレの香りをまとった一台が、マイナーチェンジでさらに進化。フロントに1チャンネルABSと、視認性のいい丸形デジタルLCDメーターを新たに採用した。
さらにブレーキディスクも大径化され、安全性が格段にアップしている。ベトナムではABS付きで約19万円台という驚異的な価格設定も魅力だ。タイでユーロ5相当の排ガス規制導入が見込まれていることもあり、このスペックアップは日本導入への布石という可能性もあるか!?
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
KCBMの熱狂とライダーとの交流 1998年から続くKCBMは、コーヒーを片手にライダー同士が親睦を深める、カワサキファンにとっての聖域ともいえるイベントだ。2025年の開催当日は2000台から300[…]
バイク向けの次世代コネクテッドクラスター かつてオーディオ機器を生産し、現在はカーナビやドライブレコーダーといったモビリティ向けの製品を主力としているパイオニアが、2026年1月6日(火)~9日(金)[…]
日本発のトランスフォーマブル・バイク「タタメルバイク」 タタメルバイクは、日本のものづくりの精神と、自由な発想が融合して生まれた「持ち運べるパーソナルモビリティ」だ。最大の特徴は、その名の通りの折り畳[…]
バッテリーで発熱する“着るコタツ”WindCore ヒーターウエア ワークマンの電熱ウエア「WindCore」シリーズは、スイッチひとつで温まることから“着るコタツ”として、累計60万着以上を売り上げ[…]
6999ドルで入手したバイク「VOGER」、ハーレーよりでっかい箱で到着! タンクの中が明るいぞ! 彼女を乗せたらどこに足を置けばいいんだ? ヘッドカバーがプラスチック?! アメリカの人気YouTub[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化 標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミ[…]
オフ走行の質を高める「ピボットレバー」と「アドベンチャーフットペグ」 オフロード走行において、転倒時のレバー破損リスクを軽減し、操作性を高めるパーツは必須レベル。それに応えるかのように設定されたのが「[…]
〈1978年3月〉SR400[2H6]/500[2J3]:ロードスポーツの原点 1976年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登[…]
アグレッシブなデザインとライダーフレンドリーな車体 FZ-Raveは、”熱狂”という名を反映したかのようなスタイリッシュでエッジの効いたグラフィックを纏っている。とくにアグレッシブなヘッドライトと、目[…]
250でもビッグバイクと同じレベルのクオリティを! ヤマハは1988年に250ccのアメリカンクルーザー、空冷60°VツインのXV250 Viragoをリリースした。 それは250ccの片側125cc[…]
人気記事ランキング(全体)
2026年2月発売! 注目のカワサキ製新型ネイキッド3モデルに早速触れてみる 10月30日から11月9日までの期間に開催されたジャパンモビリティショーで初披露となったカワサキの人気モデルZ900RSの[…]
バイクやウエアを問わずに合わせやすいニューグラフィック シンプルながら計算高いデザインに仕上がっており、バイクのカテゴリーやウエアを問わず合わせやすいのが特徴だ。 カラーバリエーションは4タイプが揃う[…]
バイク向けの次世代コネクテッドクラスター かつてオーディオ機器を生産し、現在はカーナビやドライブレコーダーといったモビリティ向けの製品を主力としているパイオニアが、2026年1月6日(火)~9日(金)[…]
オフ走行の質を高める「ピボットレバー」と「アドベンチャーフットペグ」 オフロード走行において、転倒時のレバー破損リスクを軽減し、操作性を高めるパーツは必須レベル。それに応えるかのように設定されたのが「[…]
マルク選手7度目の王者を記念した最新レプリカモデルが登場! マルク・マルケス選手は、2025年のMotoGPシーズンチャンピオンを決め、通算7度目、6年ぶりのワールドチャンピオンを達成した。SHOEI[…]
最新の投稿記事(全体)
折りたたみ機構と視界性能を両立した実用設計 本商品は、ミラーマウントに装着する汎用タイプで、8mmと10mmに対応する左右セットモデルである。最大の特徴は、ミラーを内側に折りたためる構造で、保管時やバ[…]
16か所発熱で走行中の冷えポイントを広くカバーする 冬の走行時にとくに冷えやすいのが、肩/背中/腹部などの体幹部である。本モデルは16か所にヒーターを内蔵しており、一般的な電熱ベストより発熱面積が広い[…]
3Mシンサレート採用の4層構造で冬走行の冷えを軽減する 本商品は、防風ポリエステル生地/3Mシンサレート中綿/裏起毛の4層構造で手全体を効率よく保温する設計。一般的なポリエステル綿と比べて中綿が軽く、[…]
ヤングマシン電子版2026年2月号[Vol.639] 【特集】◆2025 試乗50連発!!~全日本ライダー岡崎静夏が選ぶ年間ベスト試乗モデル ◆新車1台モニター提供! マシン・オブ・ザ・イヤー2025[…]
どこが変わった!? ’25モデルのXMAX 2025年のモデルチェンジで新しくなったXMAX……なのだが、正直変化がわかりにくい(笑)。まぁ、ヤマハの公式HPで“「変わっていない」が最大の誉め言葉!?[…]
- 1
- 2








































