
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ケルヒャージャパン
ポケットに収まる高洗浄力! これがケルヒャークオリティだ
林道ツーリング後の付着しまくった泥やロングツーリングでこびりついた虫の死骸。海沿いを走った後のベタつく潮風…。バイク乗りにとって、汚れと洗車は切っても切れない永遠のテーマだ。
自宅に高圧洗浄機があれば楽だが、賃貸ともなると使用できるとは限らないし、ましてや、出先でサッと汚れを落とすことなんてまず難しい。
そんなライダーの常識を根底から覆す、ガジェットがあの清掃機器界の巨人「ケルヒャー」から登場した。それが”手のひらサイズ”のモバイル高圧洗浄機「OC Handy Compact」、通称「ハンディエア」だ。
まず驚くべきは、その圧倒的なコンパクトさだ。折りたたみ時には文字通り手のひらに収まるサイズで、重量はわずか780g。これならツーリングバッグの片隅や、パニアケースに放り込んでおいてもまったく邪魔にならない。まさに「持ち運べる高圧洗浄機」というわけだ。
電源も水道も不要! いつでもどこでも即、洗浄開始!
この「ハンディエア」が便利にもほどがある最大の理由は、その圧倒的な手軽さにある。なんと、コンセントにも水道にもつなぐことが不要なのだ。
まず電源は内蔵バッテリーによる充電式。フル充電で最大約30分(シャワー・エコモード時)の連続作動が可能だ。そして水源は、付属のホースを使えばバケツなどから、さらには市販のペットボトルからも直接給水できる「自吸式」を採用している。
つまり、林道の出口で沢の水を汲んで、トランポに積む前にサッと泥を落とす。キャンプ場で、泥だらけになったテントやブーツを洗い流す。そんなシチュエーションで、いとも簡単に高圧洗浄ができてしまうのだ。まさに「思ったらすぐ使える」というコンセプトが、ライダーの行動範囲と遊びの可能性を無限に広げてくれるだろう。
「こんなに小さくて、本当に汚れが落ちるのか?」と疑うのは早計だ。そこは世界No.1高圧洗浄機ブランド。コンパクトなボディに秘められたその実力は、最大許容圧力1.5MPaを誇る。
これは一般的な水道の圧力の約7.5倍に相当するパワーだというから驚きだ。オフロード走行でこびりついた頑固な泥汚れも、高圧の水流で一気に吹き飛ばすことができるだろう。小さくても確かな洗浄力を実現しているのだ。
「帰るまえに、10秒ケルヒャー。」という新習慣
ケルヒャーはこの製品で「帰るまえに、10秒ケルヒャー」という新しい体験を提案している。これは、ツーリングやアウトドアで付着した汚れを「厄介なもの」として家に持ち帰るのではなく、「楽しさの証」としてその場でリセットしてしまおう、という発想だ。
汚れを気にせず思い切りアクティビティに没頭できる自由。これは我々ライダーにとって福音以外の何物でもない。これからは「汚れるから…」と躊躇していたルートも、心置きなく楽しむことができるだろう。
さらに、機能面も充実している。洗浄から散水までこなす4in1ノズルや、きめ細やかな泡洗車が可能な洗浄剤ノズルも標準で装備。単に泥を落とすだけでなく、本格的な洗車やキャンプギアのメンテナンスまで、これ一台で幅広く対応可能だ。デザインも、ケルヒャー伝統のイエローとブラックを基調としたガン型フォルムで、所有欲をくすぐるスタイリッシュなものに仕上がっている。
価格は驚きの1万円台! バイク乗りのマストアイテム確定か
これだけの性能と革新性を持ちながら、メーカー希望小売価格は1万3620円(税抜き)というから二度驚く。これまで高圧洗浄機の導入をためらっていたライダーも、これなら無理なく手にできる価格設定だ。
取り扱いは、全国の家電量販店やホームセンター、ケルヒャー直営店、オンラインショップなどとなっている。汚れることを恐れず、もっと自由に、もっとアクティブにするハンディ洗浄機。一台持っておいて損はないぞ。
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