CBR400R FOURも同時発表になる?

ホンダ「CB400スーパーフォア」復活カウントダウン?! 中国の重慶ショーで9/19発表か

ホンダ「CB400スーパーフォア」復活カウントダウン?! 中国の重慶ショーで9/19発表か

ホンダは中国のSNS『微博』にて、「2025年9月19日に新型を発表予定 乞うご期待!」のメッセージとともにティーザー画像を公開した。重慶モーターサイクルショー・ホンダブース(N6ホール 6T12室)に、新たなネオクラシックネイキッドが登場しそうだ!


●文:ヤングマシン編集部 ●CG製作:SRD(不許複製/All rights reserved)

日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか

ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し、唯一無二の存在感を放っている。

しかし、ヤングマシン誌で既報のとおりホンダは次期ミドル直4を中国向けに開発中。2024年秋に中国で開催された重慶モーターサイクルショーで、ホンダの実質的な二輪トップである加藤稔氏が公式にアナウンスしている。その際の映像にはフルカウルスポーツが映し出されており、登場はまず間違いないと見られている。

すでにホンダは「CBR400R FOUR」なる商標を2024年8月27日に出願。そして11月5日に「CBR500R FOUR」も出願している。「CBR」の名称からフルカウル、「FOUR」から4気筒であることは明白で、まずは中国で4気筒500ccのフルカウルスポーツが登場、その後に400cc版が日本デビューすることになると思われる。

これに続くネイキッドバージョンが「次期CB400(あるいは500)」として登場することも確実視されるなか、2025年7月末には日本国内で「CB400 SUPER FOUR」の商標が本田技研工業より出願された。シービーヨンヒャクスーパーフォアである。

4気筒を強調する商標が既にホンダから出願済み

ホンダが2024年、立て続けに「CBR400R FOUR」「CBR500R FOUR」の商標を出願していたことがわかった。ともに区分は『乗物』とされている。コイツは4気筒フルカウルスポーツとしか思えない!

こちらが7月18日に商標出願されていたことがわかったCB400 SUPER FOUR(公開は7月29日)。同じく区分は『乗物』だ。

そして今回、中国ホンダの『微博(中国版のXのようなもの)』で、重慶モーターサイクルショーに向けたティーザーが開始された。そこに掲載されたのは「時間と空間を制し、新しい命を創造する」のメッセージの下にネイキッドバイクのシルエット、そしてその下には「2025年9月19日に新型を発表予定 乞うご期待!」とあった。

公開されたティーザー画像と、バイク部分のみを拡大したもの。

丸いヘッドライトにダブルホーンという組み合わせは、まさしく伝統のCBそのもの。さらに細かく見ていくと、もはやCB400復活は確実と言えるディテールがわかってきた。

イラストかと思いきや……写真じゃないの!!

中国SNSでティーザー公開された画像を見てみよう。パッと見はモノクロのイラストだが、これを明るく加工すると写真がベースだったことが判明した。

これをつぶさに見ると、燃料タンクはスペンサーカラーの銀×青、ウインカーはLED、メーターはTFTディスプレイ、さらに倒立フォークやスロットルバイワイヤを採用していることがわかる。

ひとつずつ見ていこう。

まずは全体のシルエットから。これはCB400スーパーフォアともCB1300スーパーフォアとも異なり、さらに同じようなウインカーとメーターを採用するCB1000Fコンセプトとも異なる。燃料タンクは丸みを帯びており、旧スーパーフォアのマッチョ形状よりも穏やかなラインを描いているように見える。マフラーも現存するCB400SF/1300SF/1000Fコンセプトとも異なる独自のものだ。

ティーザー画像を明るく加工したもの。TFTディスプレイやLEDウインカーなどを装備しているが、CB1000Fコンセプトに比べるとエンジンやラジエターが小さく、燃料タンクの形状はだいぶ丸い。

鈴鹿8耐で公開されたCB1000F SEコンセプト。カウルやアクセサリーが付いているものの、ニューCB400SF(仮)と同じLEDウインカーなどが見て取れる。燃料タンクは角ばっていてニューCB400SF(仮)とは別物だ。

生産終了になったCB400スーパーフォア。燃料タンクは意外とエッジが利いている。ニューCB400SF(仮)のエンジンやラジエターのボリューム感はこれに近い。

エンジンまわりが明らかに大きいCB1300スーパーフォア。ニューCB400SF(仮)の燃料タンクの丸みはこれに近いと言えなくもないか……。

メーターはTFT、スロットルバイワイヤやLEDウインカーを採用

この写真はCB1000Fコンセプトが今春に初公開されたときのもの。この時点ではウインカーを装備していないが、メーターその他の形状は参考になるはず。

まずCB1000F コンセプトのメーターやヘッドライトと見比べてみると、メーターはステーを含めて形状がとてもよく似ていることがわかる。一方でヘッドライトは新作と思われ、ニューCBはリング状のポジションライトを採用していないようにも見える。ウインカーは最新のホンダ製ネイキッドが多く採用している細身のLEDユニットを用いているようだ。

また、スロットルケーブルを用いていないことからスロットルバイワイヤ=電子制御スロットルを採用していることもわかる。

また、足元に目をやると、フロントフェンダーのマウントやアクスルシャフトまわりの形状から倒立フロントフォークを採用していることもわかる。フロントブレーキはシングルディスクのようにも見えるがどうだろうか……。

以下にニューCB400スーパーフォア(仮)の写真を拡大したものを並べてみた。

メーターは最近のホンダ車が広く採用している5インチTFTディスプレイだろうか。中国ではスマートフォン連携機能が必須と言われていることもあり、さまざまな機能が期待できそう。

右手側スイッチボックスからはスロットルケーブル(鋼線)ではなくワイヤー(電線)が伸びており、スロットルバイワイヤの採用は確定的。アクセルポジションセンサーはコンパクトな新型か。

ヘッドライトは上下2段のLEDだろう。細身のLEDウインカーやダブルホーンはCB1000Fコンセプトにも通じる形状だ。

フロントフェンダーがフォーク下部を覆う形状かつアクスルマウントなどからも倒立フロントフォークの採用はほぼ確実。

Eクラッチ採用なのか

以前からスクープ班が得ている情報によれば、ニューCB400SF(仮)はHonda E-Clutch(通称Eクラッチ)を採用している可能性が高い。ティーザー画像のクラッチカバー形状からは判別しにくいが、Eクラッチ仕様車のラインナップにも期待したい。

日本仕様も早めの発表、お願いしますよホンダさん!

HONDA 次期CB400(CB400 SUPER FOUR?)/E-Clutch 予想CG

ヤングマシンではEクラッチ装備、倒立フロントフォーク、モノショックのリヤサスペンション、TFTメーターなどを予想。答え合わせは9月19日(あるいはプレスデーの9月18日?)だ!

HONDA 次期CB400(CB400 SUPER FOUR?)/E-Clutch 予想CG

HONDA 次期CB400(CB400 SUPER FOUR?)/E-Clutch 予想CG

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