
瀬戸内海に浮かぶ風光明媚な小豆島は、多くのライダーにとって魅力的な目的地のひとつだろう。そんな同島の池田港公園にて、2025年9月14日(日)・15日(月・祝)の2日間限定で開催される「IKEDA PORT MARCHÉ(イケダポートマルシェ)」は、離島ツーリングをさらに楽しくしてくれそうだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:池田漁業協同組合
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ!
ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を使った特別メニューが提供される。
豊かな海に囲まれた小豆島だが、地元の人も観光客も地魚を「食べられる・買える」場は限られているのが実情だ。小豆島で初開催されるIKEDA PORT MARCHÉは、そんな状況を打破し、港で新鮮な魚を味わう最高の機会を提供してくれるのだ。しかも入場料は無料というからうれしい。
潮の香りが漂う中で食べる旬の海の幸は、ふだんの食事とは一線を画す体験になること間違いなし。これはもう、バイクを長く走らせてでも味わう価値のある逸品だ。
小豆島の恵みを“お土産”に!
旅の思い出を形にするのがお土産だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、小豆島の魅力が詰まった特産品が勢ぞろいする。オリーブ製品はもちろん、ユニークな牡蠣殻を用いた加工品など、島の豊かな恵みを持ち帰ることができる。
タンクバッグの隙間を埋めるのに最適な、コンパクトながらも気の利いた逸品が見つかるかもしれないぞ。友人や家族へのお土産にはもちろん、自分自身のツーリングメモリーとしても、小豆島の香りを持ち帰ろう。
親子向けコンテンツからアンケート特典までアリ
イベントでは親子で楽しめる体験ブースも設けられ、子ども向けのワークショップやクラフト体験が実施される。ファミリー層で賑わうマルシェの活気を感じるのも、また一興だろう。
そして、来場者アンケートに回答すると、池田漁協の人気アイテム「池田屋 減塩だし」がプレゼントされるという嬉しい特典もある。ツーリングの途中でちょっとした休憩がてら、アンケートに答えてお土産ゲット、というのも賢い選択だ。
港を“通過点”から“目的地”へ!
このマルシェの背景には、主催の池田漁業協同組合の熱い想いがある。「港で魚を味わい、地域の魅力を体感できる場をつくりたい」という願いから、池田港を単なるフェリーの発着所から、人が集い愛される交流の拠点へと変えようとしているのだ。
その取り組みを支えるのが「海業(うみぎょう)」というキーワードである。これは、漁業の担い手不足や産業の縮小といった課題に挑み、漁港や港湾を新たな産業と交流の拠点として再生させるためのプロジェクトなのだ。
IKEDA PORT MARCHÉは、この海業を推進するための実証的なイベントであり、来場者の声や反応を未来の港づくりに活かしていくという。つまり、我々ライダーが訪れることが、小豆島の漁業と地域の未来を応援することに繋がるのだ。
今後の展開にも期待! 次回は「牡蠣」がテーマか?!
池田漁業協同組合は、このIKEDA PORT MARCHÉを2025年度、夏・秋・冬と継続して開催する計画だという。とくに冬季には、「Oyster Carnival ー牡蠣の島・小豆島ー」と題し、牡蠣三昧の企画が目白押しだという。
これはもう、バイク乗りならずとも注目せざるを得ない情報だろう。真冬の寒空の下、バイクで冷えた体に熱々の牡蠣を流し込む。想像するだけで涎が止まらない。
まとめ:小豆島ツーリングの新定番を楽しもう
小豆島の雄大な自然の中をバイクで駆け抜け、海沿いの風を感じ、そして港で出会う極上の海の幸と、島の魅力が詰まった特産品の数々。IKEDA PORT MARCHÉは、そんなツーリングに新たな彩りを加えてくれること間違いなしのイベントだ。
単なる立ち寄りスポットではなく、港の未来を担う重要なプロジェクトの一端を体験できる貴重な機会でもあるのだ。9月14日、15日は、愛車とともに小豆島・池田港へ。新しい「おいしさ」と「発見」を求めて、港に集結だ!
アクセス情報:フェリーで海を越え、港へ直行!
小豆島へのアクセスは国際両備フェリーなどを利用することになるが、池田港公園は池田港から徒歩2分と、フェリーを降りてすぐにイベントに合流できるアクセスの良さだ。土庄港からのアクセスであれば、車やバイクで約13分とこちらも短時間で到着可能だ。
臨時駐車場も用意されているとのことだが、フェリー利用客が優先されるため、乗り合わせの協力が呼びかけられている。バイクなら、比較的駐車スペースの心配も少ないかもしれないが、会場スタッフの指示に従ってスムーズな駐車を心がけよう。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ツーリング)
9月7日(日)に単車神社で年に一度の「例大祭・交通安全祈年祭」 新聞やTV、ネットニュースに触れると、毎日のようにバイク事故の報道を目にします。“ヤング・アット・ハート”かつ賢明な皆さんは、こういった[…]
四季折々の絶景が楽しめる鳥取県 そもそも鳥取県は、ツーリングに適した自然環境と道路条件が揃った場所。日本海沿いの雄大な海岸線から、大山・蒜山高原エリアの山々まで、変化に富んだ絶景ルートが点在し、四季折[…]
ツーリングの持ち物【最低限必要な基本アイテム】 オートバイ趣味のもっとも一般的な楽しみ方は、オートバイならではの機動力や爽快さを満喫しながら好きな場所へ自由に行くこと。いわゆるツーリングです。 初心者[…]
松戸市〜成田市を結ぶ国道464号の発展 かつて、千葉県の北総地区は高速道路のアクセスが今ひとつ芳しくなかった。 常磐自動車道・柏インターや京葉道路・原木インターからもちょっとばかり離れているため、例[…]
房総フラワーラインとは?バイク乗りに人気の理由 房総フラワーラインは、千葉県の房総半島南端をぐるっと周遊する約46kmのルートです。千葉県館山市下町交差点から南房総市和田町までの海沿いを巡り、上掲のG[…]
最新の関連記事(イベント)
旅として楽しむ、ほっこりラリーイベント 「MOTHER LAKE RALLY」は、2023年に初めて開催され、今年で3年目を迎えるイベントだ。単なる速さや距離を競うラリーとは一線を画し、そのコンセプト[…]
秋の浜松はスズキ祭り! 3つのミーティングが開催 2025年のスズキミーティングは、3つのモデルシリーズに焦点を当てて開催される。 9月7日(日) 「KATANA Meeting 2025」 会場:は[…]
国産から海外、EVまで! 圧巻の車両ラインナップを見よ! 総展示台数350台以上を誇る東北最大級のバイクイベント「BIKETOBER FESTA」。新車購入を検討している者から、愛車のカスタムを考えて[…]
「HondaGO BIKE MEETING 2025」が、鈴鹿サーキットで開催決定 ホンダモーターサイクルジャパンによるミーテイングイベント、「HondaGO BIKE MEETING」。幅広いホンダ[…]
秋FESの目玉コンテンツを見逃すな! 今回の「秋FES」は、バイクに乗る者も、まだ乗ったことのない者も、誰もが楽しめるよう趣向を凝らしたコンテンツが満載だ。おもなコンテンツは以下の通りだ。 モトブロガ[…]
人気記事ランキング(全体)
“グローバルカラー”をうたうマットパールホワイト インディアヤマハモーター(IYM)は、水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「R15 V4(V4=第4世代の意 ※日本名YZF-R15)」の新[…]
9/10発売:スズキ アドレス125 まずはスズキから、原付二種スクーターの定番「アドレス125」がフルモデルチェンジして登場だ。フレームを新設計して剛性を高めつつ軽量化を実現し、エンジンもカムシャフ[…]
20年ものロングランは、ライバルに気をとられない孤高を貫く開発があったからこそ! カワサキは1972年、DOHCで900ccと先行する初の量産4気筒のCB750フォアを上回るハイクオリティなZ1を投入[…]
9月上旬~中旬発売:アライ「RAPIDE-NEO HAVE A BIKE DAY」 旧車やネオクラシックバイクにマッチするアライのラパイドネオに、新たなグラフィックモデルが登場した。グラフィックデザイ[…]
イタリア魂が込められたフルサイズ125ccネイキッド 2018年デビュー以来、その美しいスタイリングと俊敏なハンドリングで世界を魅了してきたキャバレロは、今回の2025年モデルで「クオーレ・イタリアー[…]
最新の投稿記事(全体)
潮風と愉しむ瀬戸内の海の幸をその場で堪能せよ! ツーリングで心地よい疲労を感じた体に染みわたる、とびきりの港メシはライダーにとって最高の贅沢だ。IKEDA PORT MARCHÉでは、島の牡蠣や地魚を[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
急速充電に対応する出力性能 KaedearのクランプUSB KDR-M3Dは、タイプAとタイプCの2ポート構成で、タイプCはPD 30W、タイプAはQC3.0 最大18Wに対応。スマホ/アクションカメ[…]
片手でサッと装着できるクイックホールドII KaedearのクイックホールドIIは、スマホを押し付けるだけで瞬時に固定できる操作性が最大の特長です。解除は両側のリリースレバーを握るだけで簡単、片手での[…]
- 1
- 2