
カワサキモータースジャパンは、並列2気筒エンジンを搭載するスポーツバイク「ニンジャ650(Ninja 650)」にニューカラーを設定し、スマートフォンアプリの新機能を追加。2026年モデルとして発売する。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:カワサキモータースジャパン
ZXシリーズに連なる新ライムグリーングラフィックとマットシルバーの2色を新設定
カワサキモータースジャパンは、ミドルクラスの2気筒スポーツバイク「ニンジャ650」の2026年モデルを発表した。搭載する秀作ミドルツインには2023年モデルよりカワサキトラクションコントロール=KTRCを採用しており、エンジン&車体まわりのスペック数値は2026年モデルにおいても変更はない。
2026年モデルでは、従来KRTと呼ばれた「ライムグリーン」のグラフィックが刷新されたほか、従来のグレーから一気に明るい色味へと変わった艶消しシルバーの「メタリックマットホワイティッシュシルバー×メタリックフラットスパークブラック」を新設定。
このほか、メーターに接続できるスマートフォンアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の「音声コマンド」、「ナビ機能」を利用できるようになった。これら2つの機能は有償ライセンスが必要だが、本モデルを新車で購入すると1年間無償で使えるようになる。
2023年モデルで採用した2段階/オフにセッティング可能なKTRCは、レベル1ではホイールスピンを制御しながら最大限の加速を得ることができ、レベル2は舗装の悪い道路や濡れたマンホール、石畳などの難しい条件に適している。また、必要に応じてKTRCをオフにすることも可能だ。
68psの扱いやすい並列2気筒エンジンはアシスト&スリッパークラッチを備え、スチール製トレリスフレームに搭載される。リヤサスペンションはニンジャZX-10Rなども採用するホリゾンタルバックリンク式。ABSやETC2.0車載器を標準装備する。
価格は107万8000円で、従来型からは1万1000円上昇。この価格には、1か月目点検と3年間の定期点検&オイル交換(フィルター交換含む)を無償で受けられる“カワサキケアモデル”の設定も含まれている。
ニンジャ650 のカラーバリエーションとスペック
KAWASAKI NINJA 650[2026 model]ライムグリーン(GN1)
KAWASAKI NINJA 650[2026 model]メタリックマットホワイティッシュシルバー×メタリックフラットスパークブラック(SL1)
車名(通称名) | Ninja 650 / KRT EDITION |
型式 | 8BL-ER650S |
全長×全幅×全高 | 2055×740×1145mm |
軸距 | 1410mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 790mm |
キャスター/トレール | 24°0′/100mm |
装備重量 | 194kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ |
総排気量 | 649cc |
内径×行程 | 83.0×60.0mm |
圧縮比 | 10.8:1 |
最高出力 | 68ps/8000rpm |
最大トルク | 6.4kg-m/6700rpm |
変速機 | 常時噛合式6段リターン |
燃料タンク容量 | 15L |
WMTCモード燃費 | 23.6km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70ZR17 |
タイヤサイズ後 | 160/60ZR17 |
ブレーキ前 | φ300mmダブルディスク+2ポットキャリパー |
ブレーキ後 | φ220mmディスク+1ポットキャリパー |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 107万8000円 |
車体色 | 緑、艶消し銀×黒 |
発売日 | 2025年9月27日 |
KAWASAKI NINJA 650[2026 model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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