
“今週末の楽しみ方”を見つけるストーリーで人気を博した『ゆるキャン△』あfろ先生原作のTVアニメ『mono』ですが、放送の余韻を受けて、この夏、作品の主な舞台となった山梨県甲府市でデジタルスタンプラリーやコラボメニューの提供など、お楽しみ企画いっぱいのイベントを開催中なんだとか。
●文:風間ナオト(ヤングマシン編集部) ●写真:(c)あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ, 風間ナオト ●外部リンク:TVアニメ「mono」甲府よりみち散歩道 公式サイト
主な舞台となった甲府市で「mono」の世界観をリアルに体感
『ゆるキャン△』でキャンプブームを盛り上げた、あfろ先生原作のTVアニメ『mono』。
写真部と映画研究部が合体した「シネフォト部」に所属する女子高生たちを中心に“今週末の楽しみ方”を見つけるストーリーで、ヤマハYZF-R1(ぽいバイク)やWR250R(ぽいバイク)も登場することから、ご覧になったバイク好きも多いのでは?
物語の中で夏休みを満喫する場面も描かれましたが、この夏、主な舞台となった山梨県甲府市で、作品の世界観を感じることができる『TVアニメ「mono」甲府よりみち散歩道』というイベントが、8月18日(月)まで開催されています。
全8カ所を回るとプレゼントされるA5サイズのイベントビジュアルクリアファイル。
甲府駅周辺を巡って、全8カ所コンプリートで特典がもらえるデジタルスタンプラリーや地元店舗によるコラボメニューの提供、山梨県コラボグッズを取り扱うポップアップストアなどを展開。これまでにも多くのファンが訪れているようです。
山梨の伝統を“自分の手で作る”体験ができる「mono作り体験ワークショップ」もすでに実施中ですが、イベント終了前、最後の週末となる8月16日(土)・17日(日)には、漆付けされた革生地を使って「mono」キーホルダーが作れる甲州印伝小物作り体験を、スタンプスポットのひとつ、ヨドバシカメラマルチメディア甲府で予定。
こちらもスタンプスポットのオリオン活版印刷室では、紙製のうちわに活版でキャラクターを印刷して、「mono」のうちわが作れる活版印刷体験を、8月18日(月)まで実施してします。
詳細情報は公式サイトにて随時更新されるので、興味のある方は早速チェック! 甲府駅にはバイクを停められるスペースが用意されていますが、ある程度大きいバイクは南口の無料自動二輪専用待機所が無難。ただし、「短時間のご利用をお願いします。」と掲示されているので、あまりの長居は控えましょう。
第2話に登場する舞鶴城公園も甲府駅すぐ近く。第1話に出てくる山梨県立科学館はバイクなら駅から通常10分ほど。
コラボメニューやポップアップストアなど、お楽しみいっぱい
イベントを盛り上げるべく、山梨に点在する丸石道祖神を激写するエピソードをもとに、作中に出てきた石に似た謎のオブジェ「monoストーン」を探す、デジタルスタンプラリー「丸いmonoを探せ!」に筆者(もちろん全話視聴!)も参加してきましたので、甲府の魅力を交えつつ、現地の様子をついでにお届け。
地元民のワタシもよく知らなかった素敵スポットを発見できたこのイベント、『mono』ファンならずともこの夏の思い出づくりにぜひ参加してみてはいかがでしょう。
【① YAMANASHI BUNKA KAIKAN 1966】
『mono』を放送した山梨放送が入る『山梨文化会館』は、東京都庁などで知られる世界的建築家、丹下健三氏の設計。直径5mの円柱16本が支えるユニークな建造物で、丹下氏を代表する作品として国内外に知られているとか。そんな荘厳なビルの一角に「monoストーン」はかわいらしく佇んでおりました(笑)。
【② 玉屋 甲州夢小路】
甲府市北部の金峰山一帯で水晶が多く産出され、水晶研磨、加工の技法が発達したことから“宝石の街”としても知られている甲府。『玉屋 甲州夢小路』は水晶をはじめとした天然石のアクセサリーを取り揃えたお店で、道すがら、明治、大正、昭和初期の歴史ある街並みを散策するのも粋。
【③ ヨドバシカメラマルチメディア甲府】
『ヨドバシカメラマルチメディア甲府』では、主要キャラクター5人の等身大パネル&タペストリーがお出迎えしてくれるポップアップストアを展開。名産品や工芸品を扱う山梨の企業と協力して作られたコラボグッズが所狭しと並んでいました。3千円お買い上げごとにオリジナルポストカード1枚がもらえるそう。
【④ オープンカフェまるごとやまなし館】
山梨県防災新館1階にある『オープンカフェまるごとやまなし館』は、コラボメニューを提供する4店舗の1店で、山梨県の特産品を使ったメニューも味わえます。コラボメニュー1品を注文するごとにオリジナルコースターがランダムで1枚プレゼントされるのも嬉しいところ。
敷島桜子がプリントされたパンナコッタをオーダーした筆者は、霧山アンのコースターをゲット!
コラボメニューは『果実処 旬甘堂(しゅんかんどう)』『おにぎり専門店RAN』『CRAFT KOFU』でもいただけます。
【⑤ 甲府市役所 展望ロビー】
第1話に登場した『甲府市役所』10階の展望ロビーは回廊になっていて、甲府の街はもちろん、富士山、南アルプスなどの山々を360°望めます。
作中で暗くなってから訪れていたように、夜の21時30分まで解放されているので、夜景もオススメ。
取材日はあいにくのお天気でしたが、うっすらと覗く富士山がそこはかとなく神秘的でした。
スタンプラリーと一緒に堪能できる風情あふれる“小江戸”甲府
【⑥ 甲府市歴史文化交流施設 こうふ亀屋座】
小江戸甲府 花小路の『こうふ亀屋座』は、“華やかなりし小江戸文化”を中心に甲府の歴史・文化を感じ、交流し、つないでいく歴史文化交流施設。
かつて甲府が「ほとんど江戸と異なる所がない」といわれるほどにぎわっていた頃にあった「亀屋座」という芝居小屋が名前の由来とのことで、スタンプスポットは入り口にありました。
【⑦ オリオン活版印刷室】
活版印刷体験を8月18日(月)まで実施する『オリオン活版印刷室』も小江戸甲府 花小路沿いにあります。
“印刷文化の継承をしながら、甲府の街ににぎわいを”という思いで運営されているそうで、家族連れから友人・恋人同士まで、幅広い層がかつての活字文化を体験できる場所です。
【⑧ CRAFT KOFU】
コラボメニュー「桃とシャインマスカットのパンケーキ」を食べることができる『CRAFT KOFU』は、日本各地のクラフトビールをブルワリー直卸しで提供するビアバー。
営業時間外でもスタンプポイントにチェックインできますが、平日17時、土日祝日は13時からなので、大人の『mono』ファンは、軽く飲んでから甲府市役所の夜景を満喫! なんてのも良さそうです。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ツーリング)
インカムが使えない状況は突然やって来る!ハンドサインは現代でも有効 走行中は基本的に1人きりになるバイク。たとえ複数人でのマスツーリングだとしても、運転中は他のライダーと会話ができないため、何か伝えた[…]
「いつか一緒に走ろう」の約束から8年が経った レースの取材をしていると、大分県のオートポリス・サーキットに年に3度ほど訪れる。このサーキットは大分県に所在しているが、熊本側から向かう方が便利な立地だ。[…]
世界初の360度カメラを生み出したメーカーの現行モデル ツーリング時のスピード感溢れる風景や、ガレージでのカスタム作業の俯瞰映像など、SNS全盛の現代において、臨場感あふれる記録は、単なる思い出以上の[…]
フィジカルの土台作りから本気の肉体改造まで ホームフィットネス製品を展開し、日本においてトップクラスのEC販売実績を誇るステディジャパン株式会社(STEADY)が、年末を達成感で締めくくり、「なりたい[…]
神奈川の奥座敷・山北町の秘境を駆け歩く 秘境という定義は本当に難しい。難しいというか、奥深い。関東平野の西端・神奈川県にも秘境と呼ばれる場所は多い。身近なところでいうと、湘南平や足柄山地、世界的に知ら[…]
最新の関連記事(イベント)
ザ・キングスマン (Kingston Custom)──全長4メートルのストリームライナーに変身したショットガン650 キングスマンは2014年に作られたスパイ映画で、ドイツのビルダーのキングストン・[…]
大型バイクのカスタムはクルーザーからアドベンチャーまで 台湾から世界的なカスタムビルダーも登場したこともあって、カスタムエリアでは車種を問わずさまざまな仕様が展開されていた。「SPEED&CRAFTS[…]
初めてでも気軽に参加できるぞ! 「憧れの外国車に乗ってみたい」そんな読者の思いに応えてくれるのが、この「那須MSL外国車試乗会」だ。 ラインナップはBMW/ドゥカティ/トライアンフ/KTM/アプリリア[…]
KOL(Key Opinion Leader)は当日のサプライズ! 去る12月3日(水)、東京お台場のBMW Tokyo Bayにおいて、2026年にルーマニアで開催される「International[…]
自分の力量、目指す位置、さらに好きなカテゴリーでBMWを楽しむ 近年流行しているビッグオフロード車。多くの人を魅了し、その牽引役であるのがBMWモトラッドが生み出したGSシリーズだ。2023年に130[…]
人気記事ランキング(全体)
経済性と耐久性に優れた素性はそのままに、ブレーキ性能を向上 ホンダはタイで、日本仕様のキャストホイール+ABSとは別ラインになっているスーパーカブ110(現地名:スーパーカブ)をマイナーチェンジ。新た[…]
※走行写真は欧州仕様 航続距離はなんと362km! ヤマハは、2025春に開催された大阪モーターサイクルショーにて「オフロードカスタマイズコンセプト」なる謎のコンセプトモデルをサプライズ展示。従来型の[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転可 バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原[…]
500km/hの速度の鉛玉も防ぐ! SHOEIがキャリーケース事業をスタートする。これまでに培ってきたヘルメット製造技術を活かした新規事業で、GFRPを用いた質感と堅牢性、強固なフレーム構造による防犯[…]
充実してきた普通二輪クラスの輸入モデル この記事で取り上げるのは、日本に本格上陸を果たす注目の輸入ネオクラシックモデルばかりだ。それが、中国のVツインクルーザー「ベンダ ナポレオンボブ250」、英国老[…]
最新の投稿記事(全体)
コスパ全開の冬用インナーがここまで快適になるとは 冬用フェイスカバーと聞けば、息苦しさ/ムレ/メガネの曇りといった不安が先に立つ。それに対しカエディアのバラクラバは、通気性を確保したメッシュパネルと高[…]
1インチセンサー搭載で夜間の峠道も鮮明に記録 ツーリング動画において、画質と画角の広さは非常に重要である。本機は画期的な1インチの360度イメージングエリアを採用しており、低照度環境でもノイズの少ない[…]
火の玉「SE」と「ブラックボールエディション」、ビキニカウルの「カフェ」が登場 カワサキモータースジャパンは、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開した新型「Z900RS」シリーズについてスペッ[…]
Z1100とZ1100 SEもZ900RSシリーズと同日発売 ジャパンモビリティショーで上級モデル“SE”が日本初公開され、国内発売日とスペックの正式発表を待つのみだったがZ1100シリーズの全容が明[…]
2025年モデルで排気量アップしたニンジャ1100SX カワサキモータースジャパンは、スポーツツアラー「ニンジャ1100SX」シリーズを2026年モデルに更新。標準モデルとSEモデルそれぞれにニューカ[…]
- 1
- 2























































