
真夏の走行を快適にするRSタイチの冷却システム「LIQUIDWIND(リキッドウインド)」。その冷却効果を高める交換チューブが登場した。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:RSタイチ
夏ライダーの悩みを解決する水冷システム
酷暑の中、ヘルメットやライディングウェアを身につけて走るライダーにとって、夏のツーリングはまさに過酷のひとこと。発汗や走行風による自然な冷却だけでは追いつかない体温上昇に、多くのライダーが悩まされてきた。そんなライダーたちを救うべく、アールエスタイチが開発した画期的なクーリングシステムが「LIQUIDWIND(リキッドウインド)」だ。
LIQUIDWINDは、まさに「ライダーを水冷化」するとでも言うべきメカニズムが特長。腰に装着したボトルから専用設計の冷却水をアンダーウェアに送り込み、走行風を受けることで、胸部と背中を効率的に冷却するのだ。
アンダーウェアに染み込んだ冷却水が走行風によって気化する際に熱を奪う、気化熱冷却効果を利用し、ウェアの温度を最大5.2℃も低下させることを実現した。さらに、冷却水に含まれるメントール成分が清涼感を長時間持続させてくれるので、夏場のツーリングをひんやりと快適なものに変えてくれる。
このLIQUIDWIND専用冷却水「LIQUIDWIND WATER」は、ただの水ではない。男性用化粧品メーカーであるマンダムとアールエスタイチが共同開発したものなのだ。開発のきっかけは、「冷却に使う液体の問題」にあった。水では清涼感が不足し、生乾きの臭いも気になるなど、快適さに欠けていたのだ。そこで、液体に強みを持つ異業界、とくに清涼グッズで実績のあるマンダムに白羽の矢が立った。
当初、バイクに関する知識が皆無だったマンダムの開発スタッフは困惑したものの、ライダーの過酷な現状とアールエスタイチの要望を聞くうちに、長年培ってきた清涼感技術や皮膚感覚センサーの研究から生まれた「Kai-tech(快テック)技術」を応用できるのではないかと着想を得たという。
そうしてメントールによる不快な刺激を緩和し、走行風による心地よい爽快感を長時間持続させることに成功。さらにどうしても汗臭くなりやすい衣類の悩みを解消すべく、メイド・イン・ジャパンをイメージさせる緑茶と柿のダブル消臭成分も配合し、無香料でベタつきも気にならず、乗車中も快適な使用感を実現したのだ。
1000円台でアップグレードできるパーツが登場!
【RSタイチ LIQUIDWIND クーリングブースター 交換チューブキット(RSP515)】価格:1320円(税込)
そしてLIQUIDWINDシステムに、さらなる冷却効果の向上をもたらす新たなアップグレードパーツがラインナップに加わった。その名も「LIQUIDWIND クーリングブースター 交換チューブキット(RSP515)」だ。 この交換チューブキットは、既存のRSU502 リキッドウインド送水クールベストをアップグレードするための製品だ。
標準搭載されているチューブよりも細く設計されており、チューブ内に残留する液体の容積を約60%もカットすることに成功。これにより、ボトル内でしっかり保冷された冷却水が、より素早く首元まで届くようになり、結果としてLIQUIDWINDの冷却効果がさらなる向上が可能に。希望小売価格は1320円(税込)ということもあり、手軽に手持ちのクールベストをアップグレードできるのだ。
ライダーの悩みのひとつである「猛暑」を快適に走り続けることができるLIQUIDWINDシステム。そこには、常にライダー目線でモーターサイクル用品を作り続けてきたアールエスタイチと、男性化粧品で確固たる存在感を放つマンダムが持つ、数多くのノウハウが凝縮されている。
この夏、LIQUIDWIND クーリングブースター 交換チューブキットで、あなたのライディングをさらに快適なものにしてみてはいかがだろうか。新たな進化を遂げたLIQUIDWINDで、熱い夏をクールに走り抜けよう。
RSタイチ LIQUIDWIND クーリングブースター 交換チューブキット製品詳細
- 商品番号:RSP515BK01
- JanCode:4997035141593
- 価格:1320円(税込)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(バイク用品)
コンセプトが異なる3種のフルフェイスにニューグラフィック登場 KabutoのフラッグシップであるF-17は、耐貫通性と衝撃吸収性を備える高強度複合素材帽体『A.C.T.-2』に、徹底した空力特性を加え[…]
風が抜けるのにCEレベル2! タイチ「ネックスエアー」が夏の安全を変える ライダーの命を守る重要な装備、胸部プロテクター。しかし夏場は熱がこもりやすく、つい安全性よりも涼しさや薄さを優先した装備に切り[…]
SCOYCO(スコイコ):ライダーに寄り添う新興勢力 SCOYCO MT074WPを語る上で、まずSCOYCOというブランドについて触れておく必要があるだろう。 SCOYCOは、カジュアルなデザインと[…]
軽量コンパクトなフルフェイスがカーボンモデルとなってさらに軽く強く! Kabutoのフルフェイスヘルメット『AEROBLADE-6』は、軽量&コンパクトな帽体を空力特性に優れる形状に仕上げたモデルだ。[…]
バイク専用設計で干渉しにくいL字コネクター デイトナのUSB-A to USB-C充電ケーブルは、バイク乗りの使いやすさを徹底的に追求した設計。スマホ接続部がL字コネクターになっており、走行中もハンド[…]
最新の関連記事(夏の暑さ対策)
水に濡らすだけでひんやり感バツグン このクーリングタオル、まず特筆すべきはその使いやすさだ。使い方はいたってシンプルで、タオルを濡らすだけ。水さえあればどこでもクールダウンが可能で、ツーリング中に立ち[…]
通気性と耐久性を両立する素材選び 本商品は、表地にポリエステルメッシュとカウレザースエードを組み合わせることで、優れた通気性と高い耐熱/耐摩耗性を実現しています。春夏のツーリングでもムレにくく、快適な[…]
CoolMax素材で快適な着用感を実現 「コミネ クールマックスRフルフェイスインナーマスク AK-090」は、暑い季節や激しい運動時でも皮膚の温度を33.3度に近づけてくれる快適吸汗/即乾素材「Co[…]
フリーズテック史上最高の冷感「氷撃α」シリーズ フリーズテックから登場した「氷撃α」長袖クルーネック冷感シャツは、シリーズ史上最高の冷感性能を誇る最新モデルです。生地表面に特殊な冷感プリント加工を施す[…]
4つの冷却プレート&ペルチェ素子で最強の冷却力を実現 「ペルチェベスト」は、業界最先端の半導体冷却技術を採用し、前後4か所に冷却プレートを搭載した新発想の冷却ウェアです。小型冷蔵庫にも使われるペルチェ[…]
人気記事ランキング(全体)
ミルウォーキーエイト117に3タイプのエンジン登場! ハーレーダビッドソンの現行クルーザーモデルには、シリンダーヘッド/スロットルボディ/インテークマニホールドを刷新した3タイプのミルウォーキーエイト[…]
ブランド名は「南北戦争」に由来 1991年、成功を収めた弁護士、マシュー・チェンバースが興したバイクメーカー、コンフェデレート。 和訳すると「南軍」を意味する社名は、創業地がルイジアナ州バトンルージュ[…]
軽量で取り扱いやすく、初心者にもピッタリ 「UNIT スイングアームリフトスタンド」は、片手でも扱いやすい約767gという軽さが魅力です。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、ガレージのスペ[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
「ワインディングの覇者を目指すならCB-1」のキャッチコピーだったら評価は変わった!? カウルを装着したレーサーレプリカが出現する以前、1970年代までのスーパースポーツはカウルのないフォルムが一般的[…]
最新の投稿記事(全体)
夏ライダーの悩みを解決する水冷システム 酷暑の中、ヘルメットやライディングウェアを身につけて走るライダーにとって、夏のツーリングはまさに過酷のひとこと。発汗や走行風による自然な冷却だけでは追いつかない[…]
コスパも高い! 新型「CUV e:」が“シティコミューターの新常識”になる可能性 最初にぶっちゃけて言わせてもらうと、筆者(北岡)は“EV”全般に対して懐疑的なところがある者です。カーボンニュートラル[…]
ホンダCB1000Fコンセプト、カワサキZ900RSへの「負けん気」を胸に登場か? 鈴鹿8耐でデモ走行を披露したホンダの「CB1000Fコンセプト」は、生産終了したCB1300シリーズの後継として期待[…]
熱膨張率の均一化によって様々なアドバンテージがある 2ストローク/4ストロークエンジンを問わず、エンジン性能を向上するためには様々な課題や問題がある。特に大きな課題は、“熱膨張率”に関わる問題だ。 「[…]
50ccでも実用カブとは別系統のOHCスポーツ専用エンジンを開発! ホンダは1971年に、50ccではじめてCBの称号がつくベンリイCB50を発売した。 それまで50ccにもスポーツモデルは存在したが[…]
- 1
- 2