
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、JB本四高速、そして日本道路交通情報センターの各社は、2025年のお盆期間における高速道路の渋滞予測を発表した。快適で安全な旅のために、ぜひこの情報を把握しておこう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:NEXCO中日本
最長45kmの渋滞も起こり得る2025年のお盆
2025年の渋滞予測期間は、2025年8月7日(木)から8月17日(日)までの11日間となっている。この期間中、10km以上の交通集中による渋滞は、上下線を合わせてなんと479回発生するとの予測。特にひどいところでは、45kmにも渡る渋滞も発生しうるという。
もっとも長い渋滞が予測される日、つまり「ここだけは避けるべき」という重点日は下記の通りだ。
- 下り線(Uターン渋滞を避けて早めに出発するなら要注意)
- 2025年8月9日(土)
- 2025年8月10日(日)
- 上り線(帰路につくなら、この日を外せ!)
- 2025年8月11日(月・祝)
- 2025年8月15日(金)
- 2025年8月16日(土)
これらの特定日を避けて日程を組むことが、渋滞回避の最善策となるぞ。
各高速道路の特に長い渋滞発生予測
PA:パーキングエリア、IC:インターチェンジ、TN:トンネル、JCT:ジャンクション、BS:バスストップ
渋滞緩和は一人ひとりの心がけ次第
渋滞を少しでも緩和し、安全に走り抜けるための3つのポイントも発表されている。ドライバーはもちろん、ライダーも意識しておきたいところだ。
- 上り坂など速度低下注意区間では、不必要な速度低下に気を付ける
- 走行中は十分な車間距離を確保し、余計なブレーキは踏まないようにする
- 渋滞中のむやみな車線変更は、かえって渋滞を悪化させる可能性があるので控える
また、安全運転のための基本も改めて確認しておこう。
- こまめな、そして早めの休憩。集中力維持のためにとても重要
- 高速道路上の渋滞末尾への追突にはくれぐれも注意し、常に前方車両の動向に気を配る
さらに、高速道路での逆走は絶対に厳禁。Uターンやバックは論外で、もし逆走情報を見聞きしたら、速度を落とし、十分な車間距離をとって前方車両の動向を注視するようにしよう。
また、お盆期間中は休日割引が適用されないという点も注意が必要だ。これは渋滞の激化を避けるための措置とされている。休みをお盆期間からずらせるのであれば、対象エリアの高速道路料金が定額で乗り降り自由になる「高速道路周遊パス」の利用もできるのでおすすめだ。
とくに、平日利用であれば販売価格の15%分のETCマイレージサービスのポイントが追加付与されるキャンペーンも見逃せない。ただし、この周遊パスもお盆期間中の2025年8月7日(木)から8月17日(日)までは販売除外期間となっているので注意が必要だ。
渋滞予測は過去のデータと最近の交通状況をふまえたものであるが、事故や天候の影響で実際の状況と異なる場合もある。出発前やツーリング中も、常に最新の道路交通情報を確認することを強く推奨する。各NEXCOのサイトや日本道路交通情報センターのサイトでリアルタイム情報が確認できるので、ブックマークしたり、ブラウザで予め開いておくと便利だ。
せっかくのお盆休み、これらの渋滞予測と安全運転のポイントをしっかり頭に入れて、賢く、そして安全に高速道路を利用してツーリングを楽しもう。
2024年との比較
2024年のお盆期間は荒天による出控えがあったため、2025年の渋滞回数は昨年と比較すると増加する見込み。なお、昨年実績には事故などの影響による渋滞が含まれている。
10km以上の渋滞回数には、30km以上の渋滞回数を含む。2025年予測は、2025年8月7日(木)~令和7年8月17日(日)の11日間を集計。2024年実績は、2024年8月8日(木)~8月18日(日)の11日間を集計
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
2025年上半期の国内登録台数は3099台で販売新記録! 発表会の冒頭、BMW株式会社モトラッド・ジェネラルマネージャーの大隈 武氏が壇上に立ち、2025年上半期のビジネス概要/取り組みを発表した。 […]
カワサキ「W230」「メグロS1」の2026年モデルが登場【欧州】 カワサキが欧州で、日本でも人気のレトロバイク「W230」と「メグロS1」の2026年モデルを発表。とくに注目はW230のニューカラー[…]
5月まで数々の噂に揺れたKTMだったが── KTMの親会社であるピエラ・モビリティが戦略的経営再建計画を発表したのは、昨年11月26日のことだった。そして今年5月22日、KTMはインドのバジャジ(Ba[…]
バイク王公式アンバサダーに就任した虹色侍の“ずま” 今年2025年4月から始まったバイク王の新CMで、ハイテンポで歌い上げる「バイクを売るならGO〜バイク王〜」のフレーズに気づいたライダーも多いはず。[…]
スズキ ジクサー150試乗インプレッション 全日本ロードレースを走るレーシングライダー、岡崎静夏選手がスズキ「ジクサー150」の2025年モデルを試乗。彼女は想像以上にスポーティーな乗り味に驚いたと語[…]
人気記事ランキング(全体)
スマホ連携TFTやスマートキー装備のDX ホンダがミラノショーで発表した2025年モデルのPCX125(日本名:PCX)。2023年には欧州のスクーターセグメントでベストセラーになった同車だが、日本で[…]
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
みんながCBを待っている! CB1000Fに続く400ccはあるのかないのか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「[…]
意外と複雑な一方通行の表示 一方通行規制のおもな目的は、車両の相互通行による複雑で危険な交通状況を単純化し、交通の安全と円滑を図ることにある。とくに、道幅が狭く、歩行者や自転車の通行が多い住宅地や繁華[…]
スズキ ジクサー150試乗インプレッション 全日本ロードレースを走るレーシングライダー、岡崎静夏選手がスズキ「ジクサー150」の2025年モデルを試乗。彼女は想像以上にスポーティーな乗り味に驚いたと語[…]
最新の投稿記事(全体)
最長45kmの渋滞も起こり得る2025年のお盆 2025年の渋滞予測期間は、2025年8月7日(木)から8月17日(日)までの11日間となっている。この期間中、10km以上の交通集中による渋滞は、上下[…]
2つの優勝がRKの進む道を決めた 創業から30年後、Bold’or24時間耐久レースと鈴鹿8時間耐久レースの勝利によって、RKはレースという場に自らのアイデンティティを見出し、それ以降、企業として、チ[…]
軽量で取り扱いやすく、初心者にもピッタリ 「UNIT スイングアームリフトスタンド」は、片手でも扱いやすい約767gという軽さが魅力です。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、ガレージのスペ[…]
高剛性高精度なアルミビレットパーツ続々登場! 高強度アルミニウム合金素材A6061-T6を高精度切削加工し、鮮やかな発色を維持する独自のアルマイト処理を施すことで変色や腐食を防ぎ、優れた耐摩耗性を発揮[…]
歴史遺産・油冷GSX-Rを完調状態で後世に バイクブーム全盛期だった1980年代から、はや40年以上。とっくに純正パーツの供給も途絶え、そのまま埋もれ去っていく当時の車両は数知れず。その一方で「愛車と[…]
- 1
- 2