ドゥカティは、英国ロンドンで開催中のカスタムバイク系イベント・バイクシェッド(Bike Shed MotoShow)にて、スクランブラーをベースとした2つのコンセプトモデルを公開した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
カウル付きカフェレーサーのCR24I
以前ラインナップされていた前後17インチの「スクランブラーカフェレーサー」を彷彿とさせながら、当時は装備していなかったフェアリングを採用したコンセプトモデルが「CR24I」だ。
1960年代のバイクからインスピレーションを得たといい、金色のフェアリングや前後17インチホイール、バーエンドミラー付きのクリップオンハンドルバーなどが特徴となっている。意匠はパンタや750SSも参考にしており、これに現代らしいスイングアームマウントのナンバープレートホルダーやショートテールのシートカウルを組み合わせた。
黙示録以降の世界観を表現したRR24I
“終末世界を走るトラッカー”を表現したのがCR24I。マッドマックスの世界観や、日本人的にいえば北斗の拳の世界観がイメージしやすそうだ。いわゆる『ヒャッハー!』系である。
タンクカバーはタンクバッグを取り付けられるフレームに置き換えられ、シートカウル左側にはジェリ缶をのアップサイクルをイメージしたケースを装着。前18/後17インチのワイヤースポークホイールにブロックタイヤ、そして各部のアルミ地色が強調されたボディなどが終末世界を表現している。意外に低めなハンドルやアップマフラー、短いフェンダーなどが、どこまでも続く砂塵の世界をイメージさせてくれる。
いずれもコンセプトモデルではあるが、今後なんらかの形で市販車に結び付いていく可能性はあるのか? 続報を注視していきたい。
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