
●文:ヤングマシン編集部
8月20日、モビリティリゾートもてぎで開催された全日本ロードレース選手権第5戦・もてぎ2&4の決勝レース中にアクシデントに遭った谷本音虹郎選手が、9月5日に逝去した。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
以下、所属チームのリリースより。
Team TATARA Apriliaから全日本ロードレース選手権シリーズJSB1000クラスに参戦していた谷本音虹郎がレース中のアクシデントにより9月5日(火)0時25分に逝去いたしました。享年23歳。
故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせいたします。
8月20日(日)に開催されました全日本ロードレース選手権第5戦もてぎ2&4レースのJSB1000クラス決勝、3周目の1コーナーでアクシデントは発生。レースは中断され谷本は、すぐにドクターヘリで栃木県・獨協大学病院に運ばれ治療を受けました。その後、意識不明の状態が続いていましたが還らぬ人となりました。
ご両親のコメント
8月20日の決勝中にアクシデントに遭い、約2週間、音虹郎は頑張りました。オートポリスラウンドで音虹郎のステッカーを貼って走ってくださった選手の皆さまを始め、応援してくださった全ての皆さまにお礼を申し上げます。また、私たち家族に対してもお気づかいいただき感謝申し上げます。
井上哲悟チームマネージャーコメント
ただただ残念という言葉しかありません。今シーズン開幕戦で代役としててチームに加わってくれた谷本音虹郎選手。その走りと人柄もあり、後半戦も引き続き走ってもらうことになった矢先のアクシデントでした。この2週間、いろいろな形で音虹郎を応援してくださった皆さまに感謝申し上げます。そしてチームにもお気づかいいただいた皆さまにお礼申し上げます。
葬儀につきましては決まり次第、お伝えさせていただきます。
谷本音虹郎(タニモト オトジロウ)
2000年6月23日生まれ 佐賀県出身
2018年 MFJカップ JP250 NATランキング23位
2019年 MFJカップ JP250 INTランキング2位
2020年 全日本ロードレース選手権ST1000クラスランキング17位
2021年 全日本ロードレース選手権ST1000クラスランキング24位
2022年 全日本ロードレース選手権ST1000クラス参戦
2023年 全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦
最新の関連記事(ニュース&トピックス)
重点的な交通取締り場所は決まっている 安全運転を心がけていても、パトカーや白バイの姿を目にすると、必要以上にドキッとしたり、速度メーターを確認したりするといった経験がある、ドライバーやライダーは少なく[…]
ハンドルまわりだけでも用語はたくさん 「いつかは旧車に乗り、自分専用のカスタムをしたい」と、憧れを抱いている筆者。その夢を叶えるためには、ひとつの大きなハードルがあったりする。そもそも、各部の名称や役[…]
バイクを楽しむ人は、幾つになろうと、心は若者です。 夢への挑戦は、誰でも、一度は考えるでしょう。レースの世界でも頂点に立つ、華やかなステージでスポットライトを浴びる、新たなビジネスチャンスに賭ける、そ[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
霊山を巡る中部日本トライアングルルート 「日本三霊山ラリー」は、古来より日本の山岳信仰の対象とされてきた富士山、立山、白山の3つの頂を巡るツーリングラリーだ。このルートは「中部日本トライアングルルート[…]
最新の関連記事(レース)
バトル・オブ・ザ・ツインの歴史に刻まれる存在 1981年に米国、デイトナスピードウェイで第一回が開催され、その熱が日本に伝わり、1984年に日本の筑波サーキットでも火蓋が切られることとなったレース“バ[…]
レース以前にサーキット入りで苦戦 前戦モビリティリゾートもてぎで見せた劇的な4位から3週間、9月12日と13日に全日本ロードレースの第5戦が大分県のオートポリスで行われた。 結果はレース1が7位、レー[…]
ヤマハが6年ぶりにファクトリー復帰! ホンダHRCが迎え撃ち、スズキCNチャレンジが挑む! 2025年8月1日~3日に開催された「”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」では、4連[…]
今のマルケスは身体能力で勝っているのではなく── 最強マシンを手にしてしまった最強の男、マルク・マルケス。今シーズンのチャンピオン獲得はほぼ間違いなく、あとは「いつ獲るのか」だけが注目されている──と[…]
本物のMotoGPパーツに触れ、スペシャリストの話を聞く 「MOTUL日本GPテクニカルパドックトーク」と名付けられるこの企画は、青木宣篤さんがナビゲーターを務め、日本GP開催期間にパドック内で、Mo[…]
人気記事ランキング(全体)
デザイン刷新&Eクラッチ採用の2024年モデルからカラーバリエーションを変更 ホンダは欧州で、2024年モデルのマイナーチェンジでデザイン変更とEクラッチ(Honda E-Clutch)搭載仕様の追加[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
電子制御CVTにより街乗りもスポーティ走りも思いのまま! ヤマハは、インドネシアや日本に続いて新型スクーター「NMAX155」を欧州市場に投入する。これまでNMAX125のみラインナップ(一部地域では[…]
ゼロハンが一番熱かった夏 多くの若者がバイクを愛し、GPライダーが同世代共通のヒーローとなった1970年代後半。 それでもフルサイズの“バイク”は、経済的理由や悪名高い“三ナイ運動”の影響からなかなか[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
最新の投稿記事(全体)
素材を痛めない万能クリーナーは、長期放置車&レストアの徹底洗車に最適 最近は、1970年代のカワサキZ系やホンダCB系に加えて、ホンダNSR250RやヤマハTZR250Rといったレーサーレプリカモデル[…]
3.7kWのパワートレインに14インチホイールやコンビブレーキを組み合わせる ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民の足を担っ[…]
それぞれホイール色も異なるカラー展開 カワサキがZ650RSの2026年モデルを発表した。カラーバリエーションは2色とも新色に置き換わり、黒ボディにレッドストライプ&レッドホイールのエボニー、メタリッ[…]
前輪にディスクブレーキ+ABSを採用、前後キャストホイールなど通常版110に準じた装備 ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民[…]
世界初公開の2機種はいずれもモーターサイクル カワサキが発表したジャパンモビリティショー2025出展モデルで確定しているのは、日本初公開となる「Z1100 SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した[…]