
本誌が以前からお伝えしているGBの派生機種は2024年春に登場との情報だ。4月に出願されたGB350Cという商標は何者なのか……。派生モデルを3タイプ予想してみたぞ!
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
まずベースのGB350が今春に規制対応で初進化
GB350/Sは’22年の小型二輪の販売台数は1万2197台と堂々1位で、251~400㏄では2位のCB400SF/SBが4536台なので、ほぼトリプルスコア(出展:二輪車新聞)と他の追従を許さない大人気だ。間もなく規制対応した新型が発売される。
さらに、インドで“ハイネスCB350”として登場した時点から、バリエーションモデルが噂にのぼっており、’24年初頭に派生機種が登場するとの情報だ。そしてホンダが『GB350C』という商標を出願していたことも判明し、バリエーションモデルの存在はもはや確定的。果たしてどんな姿か大予想しちゃうぜ!
【GB350[2023 model]】常用域を重視したロングストロークの空冷単気筒をオーソドックスな車体に搭載。ホイールサイズやステップなどライポジの異なるSも用意される。2023年7月6日発売で価格は56万1000円。写真のマットパールグレアホワイトのほか、マットジーンズブルーメタリック、マットパールモリオンブラックもラインナップ。60万5000円のGB350Sも同時発売。
【GB350[2023 model]】常用域を重視したロングストロークの空冷単気筒をオーソドックスな車体に搭載。ホイールサイズやステップなどライポジの異なるSも用意される。2023年7月6日発売で価格は56万1000円。写真のマットパールグレアホワイトのほか、マットジーンズブルーメタリック、マットパールモリオンブラックもラインナップ。60万5000円のGB350Sも同時発売。
可能性1)スクランブラータイプ──デビュー当時は噂があったが……
インドでハイネスが発売された時点で噂のあったスクランブラー。ロードスポーツをベースに未舗装路も走れるバイクは、本格的なオフロードモデルより親しみやすく、SUV的なイメージも幅広い層に受け入れられそう。
【IMAGE CG】アップマフラーとブロックタイヤだけでもOKだが、ワイヤースポークならなお良し。ライトガードやスキッドプレートでキメたい。
【検証】CLと被るし……
スクランブラーといえば、5月18日にCL250が発売されたばかり。排気量やルックスは異なるが……。
【検証】CLと被るし……
スクランブラーといえば、5月18日にCL250が発売されたばかり。排気量やルックスは異なるが……。
可能性2)クルーザータイプ──ネオクラ派生の基本
かつて国産メーカーは全クラスにクルーザーを用意したほどだが、最近はレブル一択なのでラインナップ拡大に。ハイネスのメイン市場・インドではロイヤルエンフィールドのクルーザー“メテオ350”が人気なので、対抗馬としてもアリ!
【IMAGE CG】現行車と共通フレームではキビしいかもしれないが、低いシートは安心感と親近感を生む。エンジンまわりはメッキ増量でプチ豪華に。
【検証】レブルと被るのよね……
ホンダには軽二輪でトップセールスのレブル250があるので、国内での販売は望み薄……でも、インドならアリかも!?
【検証】レブルと被るのよね……
ホンダには軽二輪でトップセールスのレブル250があるので、国内での販売は望み薄……でも、インドならアリかも!?
可能性3)カフェレーサータイプ──好みは分かれるが被りなし!
空冷エンジンでクラシックといえば、カフェレーサーのベースにうってつけ。そしてGBといえば、’85年発売のGB400TTがロケットカウル装備のMk.IIをラインナップ。メーカーメイドの端正なカフェスタイルはいかが?
【IMAGE CG】後退したステップやアップ気味のマフラーを装備するSをベースに、大き目のロケットカウルやシングル風シート化。現的!?
【検証】ホーク11に続け!
FRP製のロケットカウルやセパレートハンドルにも拘った大人のカフェレーサー。おおらかな乗り味に共通性アリ!
【検証】ホーク11に続け!
FRP製のロケットカウルやセパレートハンドルにも拘った大人のカフェレーサー。おおらかな乗り味に共通性アリ!
以上がGB350派生モデルを占ったもの。小型二輪随一の爆売れ車種だけに派生車の用意も確実視されるが、どんなタイプかはまだ確定的な情報はない。待て、続報!!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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