ホンダが「GB350C」なる商標を出願していたことがわかった。単純に考えればカフェレーサータイプの可能性があり、今春のモーターサイクルショーで展示されたアクセサリー装着車のビキニカウルとは異なるタイプの正式ラインナップに期待がかかる。
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
待望の新型GB350は7月6日に発売! その次に控えるのが『C』か
ホンダは、2023年5月26日にGB350/Sの2023年モデルを発表。最新排出ガス規制への適合が主な変更だが、これに合わせて細部の煮詰めを行ったにもかかわらず、1万1000円の価格上昇に抑えたことは記憶に新しい。
エンジンの出力などは数値に変更がなく、WMTCモード燃費は従来型の41.0km/Lから2023年モデルでは39.4km/Lに。また、GB350は車重が180kg→179kgとなっているが、これは車重が1kg単位での記載のため、数十グラム~数百グラムの単位で繰り下げの閾値を下回っただけだろう。実際には完全に1000gの軽量化というわけではなさそうだ。
そんな新型GB350だが、3月初旬にはインドで多数のアクセサリーが発表され、カフェレーサーやツアラー仕立ての姿が明らかに。それらのうち一部を除いて、大阪/東京/名古屋モーターサイクルショーでもアクセサリー装着車が公開され、のちにホンダの公式サイトで純正アクセサリーとして掲載されるに至った。
なかでも気になるのは、カフェレーサーテイストに仕立てられるヘッドライトカウルの存在だろう。スポーティ方向のカスタムがまだそれほど活発でないGB350/Sにとって、これらは新鮮さをもたらすものだった。
ところが今回、ホンダがさらにその先を考えている可能性が出てきた。
2023年5月、ホンダが「GB350C」なる商標を出願していたことが判明したのだ。この『C』が何を指すのかはまだ謎に包まれているが、なんらかのニューバージョンが登場することは、ほぼ確実になった。
ここで思い出すのは、ホンダが1985年に発売したGB400TT MkIIの存在だ。単気筒エンジンに鉄フェンダーやスポークホイールなどを組み合わせたトラディショナルスポーツのGB400TTをベースに、大ぶりなカウルとシングルシートを装着したのがMkII(マークツー)。一代限りで姿を消してしまったが、そのスタイリングは今見てもカッコイイのである。
これを現行GB350系で再現したら……。そう考えていたユーザーも少なくないのでは?
当WEBでは、2021年のGB350デビュー当時にカスタム案としてスポーティなカウル付きの予想CGを制作している。『C』が何を指し、どんな姿で登場するのか、そしてそれはいつになるのか。今から楽しみで仕方がない!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
約1万2000円~3万7000円で大変身! ホンダはインドで、ハイネスCB350/CB350RS(日本名GB350/GB350S)のニューカラーとグレード追加を発表した。 2020年秋に発表されたハイ[…]
ベストセラーに待望の新型、足着き性が向上している!? '22年、251cc以上の国内販売でブッチぎりのベストセラーを記録したホンダのGB350/S。大人気にも関わらず、昨年11月1日以降、新排ガス規制[…]
GB350はマットパールグレアホワイト、GB350Sはプコブルーを追加! 2022年にクラストップの販売台数を記録し、供給が追い付かないことから受注が一時停止されていたホンダ「GB350」「GB350[…]
シンプルなメカニズムとスリムなスタイルが融合。絶版車だから味わえる空冷シングルの魅力 「無事之名馬(ぶじこれめいば)」の格言どおり、発売から40年に渡るロングセールスを記録したヤマハSR400は比肩す[…]
ロイヤルエンフィールド ハンター350 概要 ライトウエイト単気筒の面白さを痛感! 特別な装備は何もない。その車体構成はどのバイクよりもシンプルだ。ただこのエンジンは低速から胸の空く加速を見せ、それが[…]
最新の関連記事(GB350/S)
エンジンとメインフレーム、ホイールなどはGB350と一緒だが…… ホンダは、3月15日に大阪モーターサイクルショーで、3月22日に東京モーターサイクルショーで、そして4月5日には名古屋モーターサイクル[…]
ブラッシュアップされた2023年モデルの気になるポイント 発売当初からオーダーが殺到し、2022年には、年間1万2000台以上の新車が売れたホンダGB350は、バイクの楽しさをスペックだけで語ることは[…]
ディープフェンダーやヘッドライトケースのメッキも見逃せない ホンダは、3月15日より開幕の大阪モーターサイクルショーで正式発表前のGB350Cを展示する。一足早く実車の撮影がかなったのでお届けしよう。[…]
操縦しやすさも抜群でツーリングにも最適! ロードレースはすっかりオフシーズンですが、やっぱりバイクに乗る機会はたっぷりある岡崎静夏です。今のところ、年末年始はオフロード三昧になりそうな予感。トレーニン[…]
5年ぶりに前年割れするも高水準をキープ バイク業界の出来事を網羅する二輪車新聞は、1月1日号で2023年の二輪車総需要を総括した。これは毎年発表されるデータで、どの排気量クラスが盛り上がっているのか、[…]
最新の関連記事(新型ヘリテイジ/ネオクラシック)
モーターサイクルショーで初公開されたINT 650 ロイヤルエンフィールド製品を輸入・販売するピーシーアイは、マイナーチェンジしたINT 650(アイエヌティー・ロクゴーマル)を2024年4月18日に[…]
XT500をベースにSR500/400が誕生、ロードスポーツとしての好バランスで400が生き残った ワイズギアが「SR400復刻カラー外装セット」を8月下旬以降に発売すると発表した。 SR400は、1[…]
水冷単気筒エンジン+倒立フロントフォークを採用! 英国マットモーターサイクルを取り扱うピーシーアイは、新型車「DRK-01」を2024年4月18日に発売した。じっさいに車両が販売店に届くのは6月下旬予[…]
MT-09ベースのネオレトロ! ブランニューモデルXSR900 GPの登場と同時に、ネイキッド仕様のXSR900にも最新カラーが登場した! こちらは白×赤に金の足まわりを備えたシルキーホワイトと、全身[…]
あの頃のレーシングマシン感! ヤマハは、XSR900をベースにカウルや超小型ヘッドライト、セパレートハンドルなど1980年代レーサーレプリカを思わせるディテールとしたブランニューマシン「XSR900 […]
人気記事ランキング(全体)
330円の万能ソケット買ったので試してみたい いつ頃からだろうか?100円ショップが100円だけではなくなってしまったのは。工具のコーナーも例外ではなく、100円、200円、500円、ものによっては1[…]
止められても切符処理されないことも。そこにはどんな弁明があったのか? 交通取り締まりをしている警察官に停止を求められて「違反ですよ」と告げられ、アレコレと説明をしたところ…、「まぁ今回は切符を切らない[…]
愛車とキャンプツーリングに行きたい! おつおつおー!バーチャルバイク女子のアズマリムです。バイク乗りなら一度はやってみたい夢といえば、キャンプツーリング(だよね?)!! アズリムの愛車は、スーパーカブ[…]
――はじめに、津久井高校の県内の位置付けや特色を教えてください。 熊坂:県立高校に移管される前も含めると、明治35年に始まった学校なので120年を超える歴史があります。全日制と夜間定時制の2課程ありま[…]
どうもアイキョウです。ワークマンにはさまざまなレインウェアがあります。 雨の日でも通勤でバイクに乗るならワークマンのバイカーズという製品がオススメです。ワークマンレインウェアの中では高額な5800円な[…]
最新の投稿記事(全体)
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) リチウムフェライトは構造と素材的に“燃えない” スマートフォンなどデジタル機器の「リチウムバッテリー[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) 美に対する本気度を感じたミドル・シングル ひとつのエンジンでロードモデルとオフロードモデル、クルーザ[…]
↓メインビジュアルのALT設定をお願いします(枠をクリック→右サイドメニューのブロックタブで設定) そもそも“幼児等通行妨害”の違反とは何か? 警察に取り締まりを受けたとき「そんなの聞いたこともないよ[…]
[A] スロットルを大きく捻らず、低いエンジン回転域で走りましょう 気がついたら燃料計が「E」の域に限りなく近かったり、バイクによってはウォーニングランプが点灯して、すぐ燃料補給するよう注意を促してき[…]
迷ったら飛び込むがポリシー はじめまして、主に筆を用いてサインボードやカスタムペイントを施す活動をしているR/NRpaintの渡部です! 私自身ペイントを初めたのが2023年の10月からと、まだ半年ほ[…]
- 1
- 2