自分一人分の荷物をバイクに積んで、気の向くままに時を過ごせるソロキャンプスタイルは、他の手段では得られない格別な”自由”を堪能できるのだという。では何をどうすればその自由を手に入れられるのか? 本記事では長時間使用するチェアとテーブルの選び方について取り上げる。
●文:ヤングマシン編集部(谷田貝洋暁) ●写真:武田大祐
チェア:長時間使うものだけに、可能なら購入前に座って吟味を
食事に焚き火…、なんにせよキャンプしている間は座っていることが多い。一番使うアイテムだけに、いかに寛げるか? というところに徹底的にこだわりたい。できることならば実際に座って吟味したいところ。最近はヘリノックスタイプの折りたたみチェアがブームとなっているが、同じ様な形や素材でも、座ってみるとバイクの乗り心地なみに印象が違うぞ。
選び方:背もたれの有無
大きな背もたれがあるかどうかでくつろぎ方は随分変わる。頭があずけられるハイバックタイプのチェアなら、焚き火を見ながらうたた寝も可能。ただ当然ながら畳寸法は大きくなり、重くもなる。
おすすめチェアカタログ
デイトナ コンパクトアウトドアチェア
デイトナ ポータブルチェア
モンベル ヘリノックス チェアワン
モンベル ヘリノックス チェアツー
ロゴス トラッドキャンバス 難燃ブリック回るんチェア
テーブル:熱いものを置けるかが重要
地面に直接クッカーや飲み物を置いての食事はなんだか侘しいもんだ。ところがどんなに高さが低くても、キャンプサイトにテーブルがひとつあるだけで、ぐっと文化水準が引き上がった気になるから不思議だ。最近は、天板半折りにして畳むタイプと、天板と足を分離させて畳むタイプに二極化している。
選び方その1:天板の高さと畳み方
写真右が天板と足が分離するタイプで、写真左が天板半折りにして足をしまい込むタイプ。高さは前者が高めだが、後者は2段階で高さを調整できるものもある。
選び方その2:天板の素材
食事をするのはもちろん、調理も行うテーブルの天板素材は金属板か金属メッシュの方が、熱い鉄板などを直接置けるなど、なにかと使い勝手がいい。
おすすめテーブルカタログ
デイトナ コンパクトアルミテーブル
※本記事は2021年8月に公開されたものを再編集しています。※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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