ハーレーダビッドソンが創業120周年を迎え、2023年1月26日の発表会では新型「ブレイクアウト」を日本で初お披露目。その後、インタビュー取材でハーレーダビッドソンジャパンの野田社長に2023年の抱負を伺った我々は、ある発言に引っ掛かったのであった。
●文/CG:ヤングマシン編集部
2023年は若年層に訴求、大型免許にかかわる施策も……
1月26日、新型「ブレイクアウト」の発表会は、元K-1世界チャンピオンの魔裟斗さんもゲストで登場するなど華やかに開催された。その後、個別インタビューの時間を設けていただいたヤンマシ編集部は、ハーレーダビッドソンジャパンの野田社長に2023年の抱負について大いに語ってもらうことに。
インタビュー記事は後日お届けする予定だが、その中で聞き逃せない発言があった。
「2023年は若年層への訴求のために、いくつかの施策を考えている」といい、さらに「大型二輪免許を取得する方に向けた施策も行う」というのである。
単純に考えれば、免許取得サポートキャンペーンのようなものを用意するようにも思えるが、野田社長の話ぶりではもう少し力の入った施策のように聞こえる(ような気がする)のだ。
そんなわけで、これをヤンマシ得意の拡大解釈で捉えてみることに。すると記事タイトルにあるように、次期教習車の存在があるのではないかという結論になったのである。
実際のところ、2022年初春に「フォーティーエイト ファイナルエディション」が発売され、ついに空冷スポーツスターの歴史が終幕。これにともない、今まで883系を教習車として使用してきた教習所が次期モデルを欲するのは間違いなく、実際にそのような要望の声もチラホラと聞こえてくる。となれば、上記の拡大解釈もそれほど不自然ではないはずだ。
そんな情報(&妄想)をもとにイメージCGを制作したのが以下である。
車両のベースになるのは、排気量975ccの水冷Vツインエンジンを搭載する「ナイトスター」を想定してみた。リラックスしたライディングポジションと極めて良好な足着き性で、ハーレーダビッドソンのラインナップ中では教習車に最も適したマシンと言える。
教習車の製作にあたっては、速度やギヤポジションなどの情報が第三者から見てわかるようにランプ類を増設する必要があり、簡単に誰でも作れるようなものではないと言われるが、そこは車両メーカーの技術力なら問題ないはず。
2023年1月19日には2023年モデルのナイトスターが発表され、兄弟車のナイトスタースペシャルも登場した。
これらに続く教習車仕様は早ければ2023年中にも登場する、と予想しておきたい。
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