レースからストリートユースまで対応する幅広いプレミアムヘルメットをラインナップするSHOEIは、フラッグシップフルフェイス『X-Fifteen』初となるグラフィックモデル『X-Fifteen ESCALATE』を2023年3月に発売する。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
SHOEI新世代トップエンドモデル初のグラフィックモデルは5色展開!
『X-Fifteen』は、SHOEIが長年培ってきたヘルメット開発の知識、製造の技術のすべてを凝縮させたフラッグシップフルフェイスモデルだ。MotoGP、WSBといった世界最高峰レースの現場で得たノウハウを惜しみなく投入しただけでなく、自社風洞設備での圧力解析の結果を存分に生かしたエアロダイナミクスにより、超高速域での空力抵抗を徹底的に軽減。従来モデルと比較して、ヘルメットが浮き上がる力を1.6%、前方から押しつけられる力を6.1%も抑制することに成功した。
この効果はサーキットレースで有利に働くのはもちろんのことだが、高速道路を使った長距離ツーリングでも有効だ。ライダーの頚椎にかかる負担を減らすことで集中力を持続できるし、身体も疲労しにくくなる。速度域が低いぶん効果としては小さくなるが、一般道の走行ペースでも同様だ。
安全性については、必須規格であるJISは当然として、国内レースで着用できるMFJ規格に加えて国際レースにも対応するFIM規格をパスしている。MotoGPやWSBという超高速、かつ他車との接触による強い衝撃を想定した安全性が求められる厳格な規格だ。X-Fifteenの安全性は世界最高峰といって過言でない。
つまりX-FifteenはSHOEIのフラッグシップであると同時に、世界のフルフェイスヘルメットのトップエンドモデルともいえるのだ。
X-Fifteenのソリッドカラー(単色)は2023年1月発売予定で、初のグラフィックモデルとなる『ESCALATE』はその2か月後の3月発売予定だ。日本語でも日常的に使う『エスカレート』の意味は、段階的に拡大、上昇、増大すること。X-Fifteenのグラフィックモデル第1弾として今後もグラフィックモデルのラインナップが拡張していくことも意味しているのかもしれない。
グラフィックは直線を基調とした線と面で複雑に構成され、前方から後方へ流れていくスピード感と疾走感を表現。スーパースポーツやストリートファイターを含むハイパフォーマンスネイキッドとの親和性が高く、レーシングスーツとの相性もいい。カラーパターンは5色あり、それぞれに個性を感じられる色使いだ。愛車や手持ちのウエアに合わせて選ぶのが基本だが、どれも魅力あるカラーリングだから購入にあたっては大いに悩みそうだ。
ちなみに海外では『X-SPR Pro』という製品名で販売されており、今回紹介するESCALATE以外のグラフィックモデルもラインナップされている。X-Fifteenのカラーバリエーションの今後の展開にも期待大だ。
SHOEI X-Fifteen ESCALATE
●価格:8万9100円 ●サイズ: XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:赤/黒(TC-1)、青×黄(TC-2)、緑×赤(TC-4)、黒×銀(TC-5)、青×赤(TC-10) ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売時期:2023年3月
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