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SHOEI「X-Fifteen(エックス フィフティーン)」発売決定! 待望の次世代 最高峰フルフェイスヘルメット

SHOEIは、MotoGPなど世界一線のレースにも対応するフラッグシップフルフェイス『X-Fifteen』を’23年1月に発売する。SHOEIが培ってきたノウハウと最新技術が詰め込まれた第15世代は、空力性能、フィット性、静粛性、安全性などを大きく向上させ、満を持しての登場だ。


●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI

さらなる高みを目指すライダーを支える最新テクノロジーの結晶

X-Fourteen(X-14)の登場から8年目となる’23年初頭、SHOEIのレーシングフルフェイス『X-Fifteen(X-15)』が登場する。SHOEIは、MotoGPをはじめとするトップカテゴリーのライダーをサポートすると同時に、世界最高峰の舞台でヘルメットに求められる性能のすべてを常に進化させてきた。その集大成がいよいよ市販される。

SHOEI X-Fifteen

リヤスタビライザーはX-14からのアイデンティティ。さらなる空力性能の向上を果たした。 [写真タップで拡大]

まず空力性能では、これまでのノウハウとそれを裏づける圧力解析から、空気抵抗が少ない形状を算出。頭頂部は、左右の稜線からリアスタビライザー上部にかけて直線状にエッジを立てた。ヘルメットのボトム部は、チンガードから後方へ向けて絞り込んだ形状により、整流効果をアップ。リアスタビライザーは、左右に設けたシェルとのトンネル状空間に風を誘導し、後方へ流すことで空気の流れの向きを抑制し、安定性を高めた(特許出願中)。

350km/hという超高速域で優れた安定性を発揮するエアロフォルムを獲得した。これにより先代であるX-Fourteenと比較して、浮き上がろうとする力を1.6%、前方から押しつけられる力を6.1%軽減することに成功している。

SHOEI X-Fifteen

X-14との比較。青が新型F-Fifteenだ。 [写真タップで拡大]

また、新しい帽体ではアイポート位置を従来よりも5mm上方へ移動。ヘルメット内で頭部をズラすことなく、より広い上方視界を確保した。これは改良されたチークパッドによるレーシングポジションとの相乗効果も働き、たしかな視界確保による安全性向上に貢献。MotoGPライダーからも高く評価されている。

次世代となったCWR-F2Rシールドは、窓ゴムとの密着度をさらに強化。防曇用シートピンを視界の外側に再配置することで、防曇シートの効果範囲を拡げ、悪天候時でもよりクリアな視界を確保した。

また、シールド接続部の左右両端にボーテックスジェネレーターを備えたことで、シールド側面の風を整流してノイズの発生を抑制。高速走行時の静粛性を高めている。これはとくに低周波域のノイズで抑制効果が顕著で、長時間におよぶ高速走行時の疲労を軽減する。

シールドを固定する方法は、センターロック式としているが、チンガード部にあるスライダーを操作することで二重ロックとなる『レーシングシールドロック』を採用。転倒時のシールド開放を防ぐ。さらにシールドベース部に設けた『シールドトリガーロック』機構を採用。シールド着脱時に使用するトリガーレバーを固定することで、転倒時の衝撃によるシールド脱落を防止する。

SHOEI X-Fifteen
SHOEI X-Fifteen

正面写真はセンターロック。左右非対称に見える部分がスライダーだ。再度はトリガーロックで、赤い部分がそれ。 [写真タップで拡大]

ベンチレーション機能も圧力解析によってその位置を再設計。ヘルメット内部の通風溝を従来よりも1.5倍深くし、さらにリアスタビライザーのトンネル部にアウトレットホールを備えることで、より大量のフレッシュエアの流入と排出を実現し、換気性を向上させた。これはレースやスポーツライディング時に最大限の威力を発揮するものとなっている。

SHOEI X-Fifteen
SHOEI X-Fifteen

左はチークベントシステムで、頬部のベンチレーションホールは従来モデル(X-14)の2倍に。リヤスタビライザーとベンチレーションは一体になり、吸出し効果も高そうだ。 [写真タップで拡大]

快適性と高速走行時のブレにくさをさらに追求

内装システムも一新された。分割式センターパッドはフィット感の調整幅を広げたほか、各パッドをポケットタイプとして、オプションの調整用パッドを使うことで使用者の頭の形状に合わせて部分的に隙間を調整することが可能。また、前後左右のパッドは、積層部分を1層だけ剥ぎ取れる再剥離式を採用。より柔軟にフィット性を調整できるようになった。チークパッドは従来よりも頬に当たる面積を116%拡大し、高速走行時でもブレにくい構造としている。

また、汗をかきやすい部分には吸水速乾性に優れる素材を、着脱時に肌と摩擦する部分には柔らかい起毛素材をハイブリッドで採用している。

SHOEI X-Fifteen
SHOEI X-Fifteen

前後左右のパッドはセルフアジャストが可能な再剥離式を採用し、フィット感を自分で調整できる。さらに、SHOEIテクニカルショップで専用計測器を使ったPFS(パーソナルフィッティングシステム/有償)を利用することによって、一人一人の頭に合う最適なフィット感を得られる。 [写真タップで拡大]

アクシデントの際に第三者が容易かつ安全にヘルメットを取り外せる『E.Q.R.S.』システムは継承されている。

新機能として、耐久レースや真夏の長時間走行でライダーの体力を維持するため、ハイドレーションシステムに対応した。ハイドレーションシステムとは、乗車したまま水分補給を可能とするもので、X-Fifteenではチンガードの裏にはハイドレーションチューブとバルブをセットできるようになっている。

SHOEI X-Fifteen
SHOEI X-Fifteen

左は取り付け部分で、右はオプションのハイドレーションチューブを市販のハイドレーション用品を組み合わせた例。 [写真タップで拡大]

レースで勝利するための機能性を大きく進化させたX-Fifteenだが、その性能はもちろん一般公道でも大いに発揮される。数々の快適性はライダーの疲労を抑え、集中力をより長く持続させ、長時間にわたって安全に走り続けられる。数々の電子制御でバイクの安全性が向上している現代だからこそ、安全装具であるヘルメットも最新の安全性を確保してバイクを運転したい。

発売予定は’23年1月で、ホワイト、ブラック、マットブラックの3色展開となっている。

【SHOEI X-Fifteen】●価格:7万4800円 ●サイズ: XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:白、黒、つや消し黒 ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、ロアエアスポイラー、シリコンオイル、防曇シート、SHOEIステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●発売時期:2023年1月

SHOEI X-Fifteen
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SHOEI X-Fifteen[WHITE] [写真タップで拡大]

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SHOEI X-Fifteen[BLACK] [写真タップで拡大]

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SHOEI X-Fifteen[MATTE BLACK] [写真タップで拡大]


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