’20年3月の正式発表前に7300台ものオーダーが入り、今もなお納車半年待ちの状態が続いているCT125ハンターカブ。’22年2月に新色のパールオーガニックグリーンが追加されたので、魅力を再確認するべくあらためて試乗してみた。なお、価格については据え置きだ。
●まとめ:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:長谷川徹 ●取材協力:富津漁業協同組合 ●外部リンク:ホンダ
[◯] 塗色の面積が広いため、印象がガラリと変わる
CT125の車体色は、これまでグローイングレッドとマットフレスコブラウンの2色だったが、’22年2月に新色のグリーンが加わり、全3種類となった。このモデルは前後のフェンダーからヘッドライトステー/スイングアーム/大型リヤキャリアまで車体と同色なので、カラーごとの印象の変化が大きい。新色は特にアウトドアの風景にマッチしそうで、キャンプツーリングを想定しているライダーに人気が出そうだ。
このCT125、’22年モデルに関しては新色の追加のみ。スーパーカブC125/モンキー125/グロムらはボア×ストロークを変更した新型エンジンを採用したが、CT125は見送られている。8.8psという最高出力は原付二種としては控えめだが、どの回転域からでもスロットルを開ければ必要なパワーが得られ、フレキシブルさという点ではこのクラスで一二を争うといっても過言ではない。
またハンドリングは、コミューターというより一般的なモーターサイクルに近く、乗り心地の良さもあってロングツーリングでも疲れにくい。ブレーキは前後ともディスクで、コントロール性を重視したセッティング。ABSはフロントのみだが、特に不足は感じない。
ホンダCT125ハンターカブ ディテール解説
エンジン:’22モデルでの新エンジンは見送り
足まわり:前後ディスクブレーキで、フロントのみABS採用
主要装備
[△] 新型コロナ禍が収束して納期が早まるのを願う
CT125に限らず、複合的要因で納期が遅延気味。私もカブ系購入を検討しているだけにもどかしい。
[こんな人におすすめ] すべての実力高し。通勤通学からキャンプまで!
‘21年11月にスーパーカブ110で沖縄本島をほぼ一周してきたのだが、比べるとCT125は車体/エンジン/ブレーキの実力が1ランク上にあると感じる。私が買うなら牧歌的な110だが、ガンガン遊びたい人にはCT125がお薦めだ。
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※記事更新日:2022年2月15日 ホンダ CT125ハンターカブ:車両概要ホンダ CT125ハンターカブ:'22モデル/主要諸元ホンダ CT125ハンターカブ:ライディングポジションホンダ CT12[…]
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