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人気過ぎて入手困難が続いているレブル250。このレブルをベースにスクランブラーに仕上げた派生モデルが展開されるとの情報が! 名車CL系のエッセンスを取り込み、オジサマの心をくすぐる1台が登場するのか!?
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
ニーゴーに新ネオクラ? レブルの次を開拓するか
信頼のおける情報筋から「CL250/500なる車名のマシンが企画されているらしい」との話が編集部に舞い込んできた!
残念ながらそれ以外の情報はまだないのだが、編集部が予想するマシンは次のとおりだ。
まず「CL」と言えば、ホンダ伝統のスクランブラーシリーズの名称。現在この名を冠するマシンはラインナップされていないが、’62年に登場したCL72を筆頭に、近年は’98年デビューのCL400などが存在した。いずれもアップマフラーがシンボルで、オンロード車をベースに大径ブロックタイヤとロングストロークサスペンションを組み合わせた、オン&オフOKの二刀流だ。
そして、250ccと500ccの2本立てと言えば、真っ先に思いつくのはレブル250/500だ。つまり、レブルをベースにしたスクランブラー仕様と考えることができるだろう。
そこで早速作ってみたのが下のイメージCG。アップマフラーはもちろん、フォルムやシートを水平基調とし、大径スポークホイールにオフタイヤを履かせてみた。本当に発売されれば、60万円を切るレブル並みにリーズナブルで、気軽に付き合える万能バイクが誕生するのではないか? そして何より往年のCLを思わせるフォルムは、レブルよりもっと落ち着いたマシンに乗りたいと考えるオジサマたちにピッタリだ。
このクラスにクロスオーバーはあれど、スクランブラーはまだ浸透していない。業界のリーダーであるホンダがCL250を送り込めば、新たな市場を開拓できる可能性があるのだ!
〈YM未来予想〉’22? ホンダCL250スクランブラー:お手軽/お手頃スクランブラーだ♪
【’22? HONDA CL250 SCRAMBLER|IMAGE CG】編集部ではネオクラ路線を希望。サスペンションはさほどロングではなく、こんなカンジだとウレシイ。フレームはレブル250をベースに専用設計か? 発売時期は’22年秋~冬頃と予想。価格はレブル250と同等ぐらいに収まることを期待したい。●想定価格帯:65万円前後 ●予想登場時期:’22年秋~冬 ※写真は予想イメージ
【BASE MODEL:’20 HONDA REBEL 250】’17年の発売以来、押しも押されもせぬベストセラーに成長したレブル250。ポップなクルーザースタイルに加え、抜群の足着き性/軽さなど乗りやすさも美点だ。同系の水冷単気筒エンジンを積むCB250RやCRF250Lが存在するが、ネオクラ路線のモデルは未登場。レブルの主な購入層は30代以下の若者だが、よりシブいCL250はオジサマもターゲットになり、幅広い年代のライダーをフォローできるハズだ。■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 249cc 26ps/9500rpm 2.2kg-m/7750rpm ■170kg シート高690mm 11L ■タイヤF=130/90-16 R=150/80-16●59万9500円
〈参考〉名作CLシリーズ=国産初・伝統のスクランブラー
本格的なオフ車が存在しなかった’60年代。オンロード車をベースに、アップしたマフラーや大径ホイール+ブロックタイヤで未舗装路の走破性を高めたモデルが”スクランブラー”だ。ホンダは当時のスーパースポーツであるCB72をベースに、国産車で初めてスクランブラー化したCL72をリリース。’60〜70年代に数々のCLが登場するも絶版となり、’90年代に復活した。
【’62 HONDA DREAM CL72 SCRAMBLER】CB72の派生モデルとしてデビュー。ホンダ初のオフ車でもある記念すべき1台だ。空冷4スト247cc並列2気筒を搭載し、米国のダートレースでも強かった。
【’68 HONDA DREAM CL250】CLは人気を博し、50~450ccまで展開。’68年には新CLは人気を博し、50〜450ccまで展開。68年には新世代のCB250をベースとするCL250が誕生した。3ps増の27psとし、前後19→18インチとした。
【’98 HONDA CL400】’97年にCL50が登場し、久々にCLが復活。翌年に空冷単気筒を積むCL400が発売された。’02年に生産終了し、以降CLはリリースされていない。
CL250スクランブラーに引き続き、次ページでは本命=2気筒500cc版についても予想する。
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