
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
前輪ディスク+ABS/スポークホイールは継続?
趣味性の強いハンターカブやC125に対し、昔ながらのカブらしい走りとスタイルを体現するスーパーカブ110。ビジネスもレジャーもイケる汎用性を持ち、控えめな価格も魅力だ。
今では珍しい前後ドラムブレーキを採用し、当然ABSも前後連動ブレーキ(CBS)もナシ。’21年10月以降生産のバイクにABS義務化(51〜125cc以下はCBSでも可)が適用されるため、動向が注目されていたが、ようやく新型が投入されるらしい。
ヤングマシン編集部がつかんだ情報によると、新たにフロントをディスクブレーキとし、ABSを導入する模様。ホイールはキャストになる可能性もあるが、上級版のC125がキャストだけに、差別化を図ってワイヤースポークを継続すると予想する。
ベース車は、’20年9月に発売されたタイ仕様の110。コチラはダブルシートを採用するが、国内仕様では従来と同様ソロシート+大型キャリアの装いとなるハズだ。
エンジンについても、タイ仕様や’22スーパーカブC125と同じく、自動遠心4速クラッチ+ロングストロークの新型で排ガス規制に対応。燃費は確実に向上したハズで、その走りに興味津々。アウトドア志向のクロスカブ110も同様に改良され続投となるだろう。2モデルとも価格は+4万円前後か?
[YM未来予想] ’22 ホンダ スーパーカブ110
タイ仕様が先行してモデルチェンジしており、規制適合を迫られる国内仕様も近日中に登場と見られる。暖かくなる前には発表されるか?

【’22 HONDA SUPER CUB 110|IMAGE CG】外観はさほど変わらないが、フロントディスクと新エンジンが光る。リヤはドラムを継続か。タイ仕様はメーターにギヤポジションを表示するが、国内版は…? ●想定価格帯:32万円前後 ●予想登場時期:’22年2~3月 ※写真は予想イメージ [写真タップで拡大]
【海外仕様はすでに新型を搭載】日本仕様の現行型[右]はボア50×ストローク55.6mmだが、タイ仕様の新型[左]は47×63.1mmと超ロングストローク。オイルフィルターも新設した。 [写真タップで拡大]
【ディスク化でABSが標準に】C125は、初代C100などのデザインを注入し、プレミアムなカブとして君臨。専用フレームにグロム系の124cc空冷単気筒を積む。キャストホイールに前ディスク+後ドラムを採用。ノンABSだったが、’22で新たに1チャンネルABSを導入した。このシステムを110に搭載か? [写真タップで拡大]
’22参考モデル:国によって仕様が違う
[YM未来予想] ’22 ホンダ クロスカブ110
’20年にハンターカブがデビューした 後も販売は堅調で、続投は確実。兄弟車のスーパーカブ110と同時期に発売されると編集部では予想する。

【’22 HONDA CROSS CUB 110|IMAGE CG】クロスカブも従来型からイメージは不変。フロントディスク化でダートもより得意になりそうだ。車体カラーは今っぽいグレーとしてみた。●想定価格帯:38万円前後 ●予想登場時期:’22年2~3月 ※写真は予想イメージ [写真タップで拡大]
【’22モンキーエンジンと同様の進化か】現行モンキーとC125とは、タイ仕様のカブ110をベースに125cc化。フィンが6→7枚に増え、カバー類も変更した。国内110系もこうなるハズ。 [写真タップで拡大]
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