そもそも、なんで張り具合をチェックしないといけないの?
まずチェーンの張りが緩すぎる(アソビが多い)場合を想像してみよう。たるんでいるから加減速のたびにガシャガシャと音がしたりショックも大きく、乗り心地が悪い。そして極端にアソビが大きかったら、スプロケットからチェーンが外れてしまう危険だってある。ここまではなんとなくイメージできるのではないだろうか。
ではチェーンの張りがキツいとどうなのか? 答えを先に言ってしまうと、リヤサスペンションが動かなくなる。これは意外と知らない人が多いかもしれない。
じつは多くのスポーツバイクの場合、“アンチスクワット”を設定している構造上、スイングアームや後輪が沈む方向に動くと、停車状態(空車)と比べてドライブ軸とドリブン軸の間隔が広くなる。ということは逆に考えると……
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
関連記事
A.フロントフォークの倒立化とともに、より高い剛性が求められるようになったから ディスクブレーキを大量生産される市販車に初めて採用したのは、1969年に登場したホンダCB750FOUR。走行風が冷却に[…]
関連記事
ひび割れの原因は…… サイドウォールはトレッドコンパウンドとは違った役割を担っている。車体の荷重を支え、路面との荷重とバランスし、過度の変形を食い止める最後の砦だ。そんな縁の下の力持ち、サイドウォール[…]