そもそも、なんで張り具合をチェックしないといけないの?
まずチェーンの張りが緩すぎる(アソビが多い)場合を想像してみよう。たるんでいるから加減速のたびにガシャガシャと音がしたりショックも大きく、乗り心地が悪い。そして極端にアソビが大きかったら、スプロケットからチェーンが外れてしまう危険だってある。ここまではなんとなくイメージできるのではないだろうか。
ではチェーンの張りがキツいとどうなのか? 答えを先に言ってしまうと、リヤサスペンションが動かなくなる。これは意外と知らない人が多いかもしれない。
じつは多くのスポーツバイクの場合、“アンチスクワット”を設定している構造上、スイングアームや後輪が沈む方向に動くと、停車状態(空車)と比べてドライブ軸とドリブン軸の間隔が広くなる。ということは逆に考えると……
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