カワサキモータースジャパンは、欧州などで先行発表されていたZ900のハイグレードモデル「Z900 SE」を2022年2月1日に発売すると発表した。アグレッシブなデザインはそのままに、ブレンボ製フロントブレーキパッケージとオーリンズ製リヤショックなどを採用している。
●外部リンク: カワサキモータースジャパン
オーリンズ製S46リヤショック、フルアジャスタブル化した倒立フォーク、そしてブレンボ製ブレーキコンポーネント
カワサキモータースジャパンは、“スゴミスピリット”を持つアグレッシブなデザインのスーパーネイキッドとして知られるZ900に特別仕様の「Z900 SE」を設定。2022年モデルとして発売する。
主な変更点は2点。まずブレンボ製のブレーキパッケージを採用していること。キャリパーはM4.32ラジアルマウントモノブロックとされ、φ300mmのダブルディスクをブレンボ製パッドで挟み込む。また、ニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダーとステンレスメッシュホースのブレーキラインも採用し、より正確なコントロールと優れたフィーリングを提供する。
もうひとつはオーリンズ製S46リヤショックアブソーバーだ。欧州でラインナップされるZ1000 Rエディションと同じφ46mmピストンを持つアルミニウムボディのユニットで、Z900 SEに合わせてチューニング。フローティングピストンによって分離されたガスチャンバーを備えるシングルチューブ式で、リモート式のプリロードアジャスターも採用している。
これに合わせて、φ41mm倒立フロントフォークには圧側減衰調整機構を新採用し、アウターチューブをゴールド仕上げとした。
Z900シリーズは選択可能なパワーモードやトラクションコントロールシステム、アシストスリッパークラッチなどを採用し、最近のカワサキが得意とするサウンドチューニングによって排気サウンドも作り込まれたスーパーネイキッド。スマートフォンとブルートゥースを介して接続することも可能だ。
価格は標準モデルからプラス17万6000円の132万円。こちらも標準モデル同様に、安心・安全なモーターサイクルライフをサポートするため、1ヶ月目点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられるカワサキケアモデルに指定され、ETC2.0車載器も標準装備となっている。
KAWASAKI Z900 SE[2022 model]
主要諸元■全長2070 全幅825 全高1115 軸距1455 シート高800(各mm) 車重213kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500pmm 10.0kg-m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:132万円 ●色:黒×緑 ●発売日:2022年2月1日
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
Z900 概要 Z1000の直4エンジンを948ccにボアダウンし、スチールパイプの軽量フレームに搭載。外装を最新Z系共通のSugomiデザインでまとめた俊足ネイキッドだ。 MAX125psを発揮する[…]
あなたにおすすめの関連記事
1980年代のZを代表する鮮烈な赤を特別に調合 カワサキモータースジャパンは、Z900RS/Z650RSと同じく50周年記念仕様とした特別モデル「Z900 50th Anniversary」を2022[…]
オリジナルに近いビビッドなオレンジと、艶やかさを増したキャンディ“ダイヤモンド”ブラウン カワサキモータースジャパンは、Zシリーズの誕生50周年を記念するマイルストーンモデル「Z900RS 50th […]
Zの系譜に含まれることはあまりなかったバリオスとザンザス 1972年に900super4(Z1)が登場し、翌年には750RS(Z2)がデビュー。同時にZ2Pというポリスバイクがお目見えして、1974年[…]
ザッパー(ZAPPER)の名のもとに 最新のZ650RSが発表された際、我々のようなメディアが引き合いに出したネーミングに「ザッパー(ZAPPER)」がある。これは1976年に誕生したZ650の通称と[…]
Z900RSよりも27kg軽い! 待望のミドルクラスZ650RSが国内にも登場だ! 昨夏より話題をさらってきたカワサキ「Z650RS」がいよいよ日本でも発売される! 2021年9月27日に世界同時公開[…]
最新の記事
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 【2024年12月版】シート高780mm以下の400ccバイク10選! 地面に足が着くのはやっぱり安心
- 「これを待ってた」ホンダ新型CB400フルカウル「CBR400RR/CBR400R FOUR」スクープまとめ「かっけー!」
- 1
- 2