カワサキは2021年11月23日に開幕したEICMAで「ZedFest(ゼットフェスタ)」と名付けたブースを展開。そこでお披露目されたのは、実車が初公開となるZ650RSとZ900RS SE、そしてニューカラーを採用したZシリーズの2022年モデル群だった。で、ヤンマシがあれだけ騒いだ50周年記念Z900RSって……?
申し訳ありませんッ! でも登場時期が異なるだけだと我々は確信しています
大山鳴動して鼠一匹と言われても仕方がない。11月3日から日米欧カワサキのSNSでは、「#Z50thCelebration」「#KawasakiZ」のハッシュタグでZ1の誕生50周年を祝うキャンペーンが展開され、このうち英国と北米のアカウントでは当初「Start the countdown.」と明記されていた。
これを受けた我々ヤングマシン編集部は、Z1の50周年記念で特別仕様のZ900RSが2021年11月23日に発表される! ……と大騒ぎしたわけだ。そして結果は、EICMAで「ZedFest(ゼットフェスタ)」と名付けたブースが展開され、最新のZ650RSおよびZ900RS SEが実車初公開、そしてニューカラーを採用したZシリーズの2022年モデル群がズラリと並んだのだった。
出現の可能性を騒ぎ立てた50周年記念Z900RSは姿を現さず、楽しみにしていた読者に肩透かしを食わせてしまった形に。そこは率直に申し訳ないと思っている。
だが、我々としてはメゲてはいられない。なぜなら、いまだに50周年記念Z900RSの登場を確信しているからだ。
11月3日にカワサキUKおよびカワサキUSAのSNSアカウントで「Start the countdown.」が明記されたのち、このティーザー(と思われる)キャンペーンの続編が出された11月10日には特にカウントダウンがなされず、単に「偉大なZ」といった文言が並んだ。結果論ではあるが、ここから我々が読み取ったのは、じつは11月23日に発表される可能性も検討されたのでは、ということだ。
いずれにしても、今日2021年11月29日には国内カワサキのSNSで「#Z50thCelebration」の続きが投稿され、その画像内には相変わらず「Coming in 2022」の文字があった(その後、英国でも同画像が公開された)。
1972年にカワサキ900 super4(通称Z1)が登場し、2022年に50周年を迎えるタイミングで何らかのスペシャルコンテンツが供され、また特別仕様のマシンが出現する。そう考えることに何ら不自然さはないだろう。そのお披露目が初春なのか、晩秋のEICMA 2022なのか……。さすがに後者のセンは薄めだろう。今からのカウントダウンは気が早すぎる。
揃ってきた状況証拠、そして50周年記念車の仕様などについては関連記事をご参照願いたい。
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