●文:ライドハイ編集部 ●写真:ユーロギア ダイネーゼ&AGVジャパン
スーツの中に装着するブーツ
1972年の創業以来、ダイネーゼはバイクをはじめとするダイナミックなスポーツの安全性向上に取り組んできた。
その研究の中で、プロのライダーが着用するすべてのパーツは、お互いのパーツと相乗効果を発揮するように設計されることで、より高い保護効果が得られることを学んだ。
ヘルメットとハンプ(背中のコブ)の風洞実験は、まさにその一例だ。
完全なプロテクションシステムを開発するにあたり、ダイネーゼは足と、足首の部分にも注意を払ってきた。1997年には、スーツの中に装着するブーツを初めて発表。
しかし、なぜあえて複雑な構造にして、ブーツの概念を覆すだろうか? ただルックスを目的としているわけではないことは確かだ。
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