ヤングマシン名物企画を再掲載

復刻! マフラー&チャンバー大図鑑①[1992 CB400SF編]

ヤングマシンの名物企画のひとつだった「マフラー&チャンバー図鑑」を、約30年の時空を超えてWEBに再掲載! その第一弾として、今回はホンダの初代CB400SF用マフラーを一気に14本、ドドドンと紹介しよう。


●ヤングマシン1992年10月号より再掲載

ヤンマシと言えば“マフチャン”

90年代の前半、ヤングマシン名物として読者から熱烈に支持されていた企画がある。その名も「マフラー&チャンバー図鑑」通称マフチャン。人気車種のマフラーをとにかく片っ端から掲載しまくるという単純明快さで、愛車のマフラー選びに日夜悩んでいたライダーたちの福音書となった(ちょっと大げさ)。

このマフチャン、今読み返すと絶版となったマフラーやすでに存在しないメーカーなど「あったあった!」的な、強烈な懐かしさに襲われる。というわけで、そんなノスタルジーを皆さんと分かち合うべくWEBヤングマシンに転載してみることにした。その第一弾は1992年10月号に掲載された初代CB400SF(NC31)用マフラー。当時は半年ほど前にデビューしたばかりの車種だが、既にこれだけのラインナップが揃っていることに驚かされる。それではお楽しみください!

<CAUTION>原稿やデータは29年前の誌面からそのまま転載しています。ほとんどのマフラーが絶版と思われますので、当記事の内容についてメーカー様への問い合わせなどはご遠慮ください。また、写真も誌面からのスキャンのため、鮮明度が高くない点はご容赦ください。ちなみに掲載の当時価格は税抜きで、消費税率は3%でした。

[ヨシムラ]ステンブラック・カーボン

超高耐熱の新カーボン素材採用

●当時価格:5万8000円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:95dB(JMCA)

ヨシムラ ステンブラック・カーボン

全域パワーバンドが好評のヨシムラ・サイクロンに、カーボンサイレンサー仕様が登場。航空機の素材と同等の耐熱330度という高級素材を採用したのが特徴だ。ステンレス(7万8000円)、ステンブラック(8万6000円)、ステンカーボン(9万9000円)もある。

[モリワキ]ニューモンスターフォー

往年の怪物、モンスターの復活だ!!

●当時価格:5万8000円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:95dB(JMCA)

モリワキ ニューモンスターフォー

かつてサーキットを暴れまわったモンスターの現代版。豊かな中低速トルクと伸びのある高速性能を両立している。モナカ合わせのショートサイレンサーが生むスタイルが迫力だ。直管タイプのワンピース(5万4000円)もある。

[ダイシン]DIC MAN

メガホンスタイルの上級ブランド!!

●当時価格:7万5000円
●エキパイ/センターパイプ素材:アルミ ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:93dB

ダイシン・ディックマン

Φ100mmサイレンサーをメガホンスタイルで仕上げたディックマン。美しいスタイルと高回転での鋭い吹け上がりが魅力だ。湾曲サイレンサーのRCB(6万8000円)、ストレートのストリート(5万9800円)もある。

[ヤマモト]Breeze

4in1ルックで4in2in1を実現

●当時価格:8万円
●エキパイ/センターパイプ素材:ステンレス/アルミ ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:94dB(JMCA)

ヤマモト Breeze

ネイキッド用に新開発された、ヤマモト初の4in2in1マフラー。集合部分を工夫することで、4in1集合と同様のすっきりしたスタイルを実現しながら、4in2in1ならではの低速からの扱いやすさも実現している。

[RPM]RPMショート

思いっきりレーシーな直管ショート

●当時価格:6万3000円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:スチール ●排気音量:94dB

RPM RPMショート

CBシリーズの定番アイテムだった直管マフラーをイメージし、Φ77mmサイレンサーを限りなく短くデザイン。セッティングは中高速重視だ。クロームメッキ(6万8000円)、黒メッキ(7万3000円)もラインナップする。

[ギルドデザイン]ワンピースマフラー

パワフル&サイレントの直管だ

●当時価格:5万6000円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:スチール ●排気音量:96dB

ギルドデザイン ワンピースマフラー

手曲げエキパイを採用した昔ながらのワイルドな直管スタイルで、CB400SFをより男っぽく演出してくれるワンピースマフラー。センターパイプのサイド部分にプリチャンバーを設けることで、確実な消音とパワーアップを実現している。

[サンセイ]SAL-SE

カーボンサイレンサーもあるゾ

●当時価格:7万円
●エキパイ/センターパイプ素材:ステンレス/アルミ ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:95dB(JMCA)

サンセイ SAL-SE

エキパイには美しい焼け色が発生するステンレス、そしてセンターパイプとサイレンサーには軽量で輝きを長期間保つアルミを採用したサンセイの定番マフラー。Φ100mmのカーボンサイレンサーを装着したタイプ(7万5000円)も用意されている。

[スーパーモンキー]スーパーエキゾースト

外周排気がよりパワフルに変身

●当時価格:7万円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:90dB

スーパーモンキー スーパーエキゾースト

乗りやすさと速さを生む外周排気システムを、より進化させた新構造サイレンサーを採用したスーパーエキゾースト。幅広いパワーバンドに加え、経年劣化による音量の増大も防いでいる。写真のほかにシルバーサイレンサータイプ(6万円)もある。

[ファディー・ダディー]ストリートマフラー

中速からパワーアップ

●当時価格:7万円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール ●サイレンサー素材:カーボン ●排気音量:93dB

ファディー・ダディー ストリートマフラー

スチール製のエキパイに、カーボンサイレンサーを組み合わせた4in1マフラー。軽量化はもちろん、中速から高速にかけて抜けのいいパワーフィーリングが楽しめる1本だ。

[月木]アレーテデクスター

美しい手曲げモデルだ

●当時価格:9万8000円
●エキパイ/センターパイプ素材:スチール/ステンレス ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:93dB

月木 アレーテデクスター

中高速域をパワーアップしてくれる4in1マフラー。美しい曲線を描く手曲げエキパイや集合部のピラミッドトライアングルなど、ていねいに仕上げられた1本だ。

[メタルスピード]トマホーク

極太サイレンサーを採用

●当時価格:5万9800円
●エキパイ/センターパイプ素材:ステンレス/アルミ ●サイレンサー素材:アルミ ●排気音量:97dB

メタルスピード トマホーク

Φ120mmの極太ショートサイレンサーを採用し、個性あふれるスタイルを実現した4in1マフラー。低速域のトルク&レスポンスアップとともに、シャープな吹け上がりも実現する。

[横浜ライニング]ハンタークラシック

個性が際立つ直管タイプ

●当時価格:5万5000円
●エキパイ/センターパイプ素材:ステンレス ●サイレンサー素材:ステンレス ●排気音量:97dB

横浜ライニング ハンタークラシック

ネイキッドモデルの個性、性能を際立たせるために作り上げた4in1マフラー。一体溶接・手曲げで仕上げた迫力フォルムに加え、中高速域でのスムーズかつパワフルな走りが味わえる。

[ビート]パトリオット・チタン

オールチタン製メガホン

●当時価格:10万8000円
●エキパイ/センターパイプ素材:チタン ●サイレンサー素材:チタン ●排気音量:89dB(JMCA)

ビート パトリオット・チタン

エキパイからサイレンサーに至るまで、すべてを高級素材・チタンで仕上げた4in1マフラー。集合部分にセパレーターを設けることで、4in2in1並みの中速トルクを実現している。

[パドック]ファルコンスポーツ・タイプ2

Φ38mmエキパイが迫力!!

●当時価格:9万円
●エキパイ/センターパイプ素材:ステンレス ●サイレンサー素材:カーボン ●排気音量:95dB

パドック ファルコンスポーツ・タイプ2

Φ38mmという太めのエキパイとカーボンサイレンサーを組み合わせたタイプ2マフラー。専用バックステップ(4万3000円)の装着が必要だ。ショートメガホンのタイプ1(8万円)もある。

当時の誌面はこんな感じ。今となっては時代を感じさせるページデザインですなぁ……。


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