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[画像 No.4/17]コーケン72歯Z-EALラチェットハンドル解剖【多ギアでも引きずらない空転トルクの軽さが魅力】

【2ピース構造の爪(パウル)がヘッドに掛かるストレスを緩和】[左:締め方向] レバーを締め側にすると、爪の右側がギヤに食い込む。赤色の爪を"クサビ"と呼ぶのは、ギヤが回転することで水平に移動してより強く挟まろうとするため。一体型の爪だと回転軸となるビスを通してヘッドの内壁を押してギヤが滑る懸念があるが、画期的な2ピース式で問題を解決。[右:緩め方向] 回転方向切り替えレバーを緩め側にすると、ソケット差し込み側から見て爪の左が上がりギヤに接する。赤色の小さい爪がギヤと黄色の爪の間に挟まり、反時計方向に力を加えるほど食い込んでいく。赤色の爪の左半分が黄色の爪に押しつけられ、右半分は僅かに浮いている。