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【10/17】コーケン72歯Z-EALラチェットハンドル解剖【多ギアでも引きずらない空転トルクの軽さが魅力】

【36歯時代と同サイズのヘッドに収めるのが必須】せっかくの新製品ならハンドルやギヤなど全面的にデザインを刷新する選択肢もあるが、岡本さんはあえて厳しい条件のもとで72歯を研究。開発期間はトータルで5年ほど、二分割のクサビ式を思いついてから2年ほど検討したというだけあって、多ギヤ化と空転トルクの軽さを見事に両立している。空転トルクは爪をギヤに押しつけるレバー根元のスプリングの張力に依存するが、36歯と72歯のスプリングは同じ部品を使用している。ヘッド内側の機械加工は同じように見えるが、表面仕上げが異なるそうだ。