’21トライアンフ ボンネビルボバー試乗ショートインプレ【このサドルシート目立つこと間違いなし】


●文:谷田貝洋暁 ●写真:真弓悟史 ●取材協力:トライアンフモーターサイクル

ボバースタイルを取り入れたメーカーカスタム的な位置付けの「ボンネビルボバー」。太いフロントタイヤに特徴的なサドルシート。ここまでキャラの立った車体に、専用チューニングが施されたクラス最大1200ccの元気なバーチカルツインエンジンを搭載。見た目からすると乗りにくそうだが、走ってみるとなかなかどうしてよく曲がる。しかも、ちょっとクセがあるところに「この見た目で乗り味が普通じゃつまらないでしょ?」という、トライアンフの遊び心が存分に感じられる個性的な1台だ。

【’21 TRIUMPH BONNEVILLE BOBBER】■車重252kg(装備) ■水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ 1200cc 78ps/6100rpm 10.8kg-m/4000rpm ■タイヤF=MT90B16 R=150/80R16 ●色:灰 赤 黒 ●価格:179万円~182万9600円

【ライディングポジション&足着き性】シート高が690〜700mmと低く、前方が絞られた鞍型シートのおかげで踵までしっかりと着けられ、なおかつ膝にも余裕が残る足着き性。ボバースタイルなのでステップポジションはやや前目だ。[身長172cm/体重75kg]

270度クランクを採用した1200ccエンジンは専用チューニングが施され、最大出力78psを6100rpm、最大トルクを10.8kg-mを4000rpmで発生。キビキビとしたフィーリングが味わえる。

フォワードコントロールのステップポジションと一文字タイプのバーハンドルがボバーらしいライディングスタイルを作り出す。コーナーでのフィーリングは特徴的な見た目からするとかなり自然。

見た目はクラシカルだが電子制御スロットルを装備。増減速機能はないが、クルーズコントロール機能もあり高速道路が快適。このほか、モード切り替えトラクションコントロールシステムも装備している。

真横のシルエットは、リジッドマウント風のフレームデザインとしながらも、巧妙に隠されたリンク式のリヤショック。鞍型シートはアルミ製で薄く見えるが座ってみると非常にしっくりくる座り心地だ。


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