●文:山下剛 ●写真:トライアンフモーターサイクルズジャパン
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、ユーロ5に適合させた900cc水冷並列2気筒エンジンを搭載し、外観もブラッシュアップした2021年式『ストリートスクランブラー』の販売を7月より開始する。それに先行し、純正アクセサリーを多数標準装備する『ストリートスクランブラー サンドストームリミテッドエディション』を6月より販売する。
ユーロ5適合エンジンを搭載し、高品質パーツによってブラッシュアップ
ストリートスクランブラーは、ボンネビル系のミドルクラスマシンだ。その特徴は、搭載される水冷並列2気筒エンジンが900ccであること、フロントホイール径を19インチとしてワイヤースポーク式であること、車体右側に配置される2本出しアップマフラーなどで、オフロード走行を容易にする車体構成やライディングポジションを採用している。
電子制御デバイスはABSのほかにトラクションコントロール、ライディングモード(レイン、ロード、オフロード)を継承。オフロードモードではABSとトラクションコントロールが無効となり、ダイナミックな走りを楽しめる。
このたびのアップデートでは、最高出力/最大トルクを落とすことなくユーロ5に適合させ、クリーンな排ガスを達成するとともに好燃費も実現した。
外装パーツ類は品質向上が図られ、車体左側に設けられたサイドパネル一体型アルミ製ゼッケンプレートには「SCRAMBLER」ロゴがエンボス加工されるほか、スロットルボディフィニッシャー、ヒールガード、ヘッドライトブラケットはヘアライン加工されたアルミ製としている。また、シートレザーも刷新され、高品質なものを採用した。
2021年モデルで追加された『ストリートスクランブラー サンドストームリミテッドエディション』は、トライアンフが数々のデザート(砂漠)レースで重ねた実績をイメージした特別仕様車。砂漠の嵐を彷彿とさせる専用車体色に加えて、コンパクトなLEDテールランプとナンバープレートランプ、アルミ製アンダーガード、トライアンフロゴを配したヘッドライトグリル、タンクニーパッドなどを標準装備する。
この特別仕様車は世界775台の限定生産で、シリアルナンバーが明記された証明書が付属する。日本へは50台が入荷予定となっている。
どちらのモデルも4月21日(水)より全国トライアンフ正規販売店にて予約受付を開始している。車両価格はストリートスクランブラーが131万円から134万9600円(車体色により異なる)、サンドストームリミテッドエディションが139万円となっている。
【TRIUMPH STREET SCRAMBLER / SANDSTORM LIMITED EDITION[2021 model]】主要諸元■全長2125 全幅835 全高1180 軸距1445 シート高790(各mm) 車重224kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 900cc 65ps/7250rpm 8.15kg-m/3250rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■タイヤサイズF=100/90-19 R=150/70R17 ●価格:131万円~【139万円】 ●色:黒、灰、緑【茶×灰】 ●発売日:2021年7月【2021年6月】 ※【 】内はサンドストームリミテッドエディション
TRIUMPH STREET SCRAMBLER / SANDSTORM LIMITED EDITION[2021 model]
●カラー:サンドストーム/マットストームグレー ●価格:139万円
TRIUMPH STREET SCRAMBLER[2021 model]
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