●文:ライドハイ(高橋剛) ●写真:大谷耕一
エッジ部分の剛性が高く攻めるほどに安定感が増す
アグレッシブなトレッドパターンながら公道走行も可能なパワーカップ2だが、主用途はあくまでもサーキット走行。ドライコンディションでのハイパフォーマンスを追求している。
「現役の時にこのタイヤがあればなぁ!」とおどけるのは、長年にわたりミシュランタイヤでレースを続けてきた岡田さんだ。フロントタイヤの存在感が増していることに、強く感動したようだ。
「かなり強くブレーキングしたままコーナーに入っていけるんです。これにはビックリ。『ミシュランはリヤタイヤが強い』という印象がガラリと変わりましたね」
岡田さんいわく、フロントの安心感は「2ステップも3ステップも高まっている」そうだ。
スピードレンジが上がるほどより性能を引き出せる
さらに岡田さんはパワーカップ2の特性を細かく分析する。
「パワーGPではタイヤに“動き”があり、それが温まりの良さやインフォメーションの多さにつながっていた。このパワーカップ2は、エッジの部分により高い剛性感が与えられています。だからどんどんスピードレンジを上げて、どんどん荷重がかけられる。このタイヤに合わせてサスペンションセッティングをしたくなりますね」
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
完敗のシーズンからチャレンジャーへ 「一言で言うと、完敗のシーズンでした」 1月上旬に行われたホンダの2020年シーズンMotoGP取材会は、HRCレース運営室長 桒田さんのそんな言葉から始まった。 […]
●取材協力:日本ミシュランタイヤ (お客様相談室TEL:0276-25-4411) 軽快なコーナリングを実現する確かな剛性感 ミシュランの「アナキーアドベンチャー」は、多くのツーリングライダーに支持さ[…]
時代はロングストロークエンジン? 低中回転型のキャラクターで最大トルク発生は6250rpm トライアンフは新たなミドルネイキッド「トライデント660」を正式に発表。日本での発売は2021年1月23日([…]
ケーシングにアラミド繊維を採用したレース技術直系モデル 日本ミシュランタイヤは、ミシュランの公道走行可能なサーキット用スポーツタイヤ「MICHELIN POWER CUP 2(ミシュラン パワー カッ[…]
最新の記事
- 1
- 2